自分を知るには、五感を意識することから始めよう。
私たちは、常に今、何かを感じています。
感覚を使っています。
ただ、長いこと生きていると、
感覚を使っていることが当たり前になり、無自覚になります。
常に情報や社会的常識やルールにベクトルが行き過ぎて、
そちらが主流になりすぎた結果、
私は今、どのように感じているか。
その感覚を後回しにしたり、大したことないとしたり、
行き過ぎると、自分の感覚を否定してしまうこともあります。
どうしてそのようなことになるのか。
やはり、成果主義、結果重視、成功体験を
求めすぎているからなのではないかと私は思っています。
とはいえ、成果や結果がダメというわけではなくて、
何事もバランスで、そこに傾倒しすぎたり、
そこを基軸に自分へのジャッジが必要以上になっている場合が
あるということです。
成功結果を重要度高めにした生き方によって、
自分の感覚が埋もれていき、
しまいには、本当に私の好きなことは何か、
向いていることってなんだろう。
という疑問へと繋がるのではないでしょうか。
良く言われている「今ここにいることが大事」とは、
意識が今ここに在るということですが、
それは、今、私は何をどのように感じているか。
そこに焦点を当て続けることです。
私が感じること=私の感覚です。
肉体があってこそ、私たちは感覚を使うことができます。
身体の声を聞くこと。
それを意識し始めると、思った以上に身体は反応を示し、
自分に教えてくれることは多いと感じています。
専門的な学びをせずとも、
朝起きたときに感じること。
外に一歩出たときに感じること。
不意に目にしたものから感じること。
目の前にあるもの、人、何か。
そこと自分が繋がりながら、瞬間瞬間、感覚が発生する。
人によって同じ場面を見ていても、
どこにどのように感じるかは違っていて、
それが、人それぞれの個性でもあり、才能になっていきます。
感覚というと、占星術の視点でいうと牡牛座の性質です。
牡牛座は肉体、物質、五感をとおして、
自分の心地よさ、安心、好きなものことを所有することに喜びを感じ、
その喜びが内的成長を促します。
感覚は、身体の中での出来事なので、外の人からは見えません。
内的活動というのは、そういうことからです。
なので、自分だけのもの、個人的なものです。
好き嫌いの判断は、自分の感覚ありきです。
なので、今ここにいながら生きている人ほど、
その人らしさが半端なく発揮されているでしょうし、
牡牛座の支配星の金星らしく、キラキラして魅力的です。
キラキラと楽しそうに輝いている人をみて、
自分もそのようになりたい。
だから、私に向いているものを知りたい。
私ってどんな人なんだろう?
という疑問が生まれるのであれば、
日常的に自分の五感を意識してみることはいかがでしょうか。
そこに、仕事に役立つかとか、目的意識を持ってするみたいに、
占星術の天体でいうところの太陽的な要素を取り入れず、
とにかく、自分の為に、ただ感じていることに意識を向けてみる。
それだけを続けてみる。
それが、次第にあなたらしさ、あなたの魅力に繋がっていきます。
そして、自分が自分の魅力に気づくためには、他者の存在が必要です。
天秤座の金星で、他者目線を通して知ることによって、
より洗練されていくのです。
そのためには、他者の違う価値観があっていいんだという視点が必要です。
比較して、自分はまだまだだという自己卑下に陥るのであれば、
それは、自分にとっての間違った安心を得るための行動だと
思ってください。
それよりも、もっと、自分を大切に扱っていいことを、体験しましょう。
その時に必要なのは、触れることです。
例えば、
心地よい衣服、肌着を身に付ける。
寝具を自分が安心を体感できる素材にする。
マッサージをする、してもらう。
信頼する友人と話合う。(しっかりと自分へのまなざしを向けてくれる人)
自分にとっての安心安全を感じることを基準に。
外の情報から選ぶのではなく、自分の感覚を重視なので、
え!それ?っていうのでもいいんです。
それを繰り返しながら、他者とかかわりあい、自分の感覚を培いながら、
自分の感覚を信じながら、邁進する。
想像するだけではたどり着けない。
自ら動くことでしか、得られないもの。
それが、生きている醍醐味でもあります。
自分探しから解放されるのは、
自分の感覚に沿って生き始めたときでしょう。
出来ることからでよくて、小さな繰り返しを。
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