ZAN☆NEN④
女子高校生。それは人生で一番輝きが増すボーナスタイム💫きつめのストレートアイロンが効いた髪の毛と萌え袖カーディガン、何だかよくわからないけどシーザーサラダとローストビーフは間違いないと盲信している愚かな生き物でもある。
ZAN☆NENなわたしもついに夢のJK。憧れのセーラームーン制服に身を包み、慣れない夢の靴「ローファー」なる物を買ってもらいボーナスタイムを突っ走る!!!!
え?残念な女がどうやって受験に受かったかって?それはもう、周りの方の神頼みの賜物です💃
真面目でチキンな私はそれはもう頑張って勉強をしました。予習復習、課題は絶対に出す。塾に行ってなかった為放課後の教室で居残り勉強会にも参加していました。
ちなみに1歳上の「人生イージーモードプリキュア☆姉」は勿論受験なんぞ余裕でクリアー。県内トップクラスの進学校へ。課題も自分ではやらず、1年生の夏休みの宿題プリントを3年生の春に提出するような奴でした。もちろん自分ではやらず、下僕である妹の私に1枚500円でやりたまえ👿と命令し提出するような。
「授業の内容なんて教科書1回読めばわかんじゃん、むしろ何がわからないの?ケアレスミス以外失敗するところなんてなくない?」
と真顔で言いのけるような女です。高校受験なんぞチョチョイのチョイ!!
一方真面目に取り組む私はひじょおおおおおおおおおに要領が悪いため大苦戦☆余裕なんてありません。
要領が悪く鈍臭いことは周知の事実!親族は神頼みをしまくりました。
「どうかみーちゃんが無事合格できますように」
おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、お姉ちゃん、お友達。それに加えて親戚のおじさんやおばさん…ついには従兄弟達まで神頼みをしてくれていました。どこに行ってもお守りやお札を買ってきてくれるみんなのお陰で私の通学バッグには27個ものお守り、机の周りには9枚ものお札が集まりました。
今考えるとそんなに買い集められるほどヤバいやつだったんだ…
神様が喧嘩するから1つまで🖐🏻なんてよく聞きますが、この私が合格したところを見ると神様はもっと心が広いです。神様、そしてみんな!合格させてくれてありがとう!!!!
後々わかった話ですが私
最下位位合格だったそうです☆
私が進んだ地元の自称進学校では、同じ中学校から進む人が沢山いました。どのクラスにも6人は同じ中学校出身の人がいた為とても安心。
ドタバタと明るいキャラな私はクールな人に憧れを抱く厨二病でした。高校生活初日、クールと思われたい私は同じ中学校の人たちに「クールぶるから合わせて!」と触れ回り、かいけつゾロリくらいしか読んだこともないくせに小説片手に席に着きます。
カンペキ☆と思っていましたが一瞬で崩壊
「みーちゃん何してんの?熱でもあんの?」と口々に言われ結局ZAN☆NENなお騒がせ女とバレました。
高校に入ったら優しい先生とイケメンな先輩がいる部活でキラキラJKライフを送ろうと決めていました。テニス部のように海賊達に囚われるのはうんざりだったのです。日焼けも筋肉もない、これから始まるキラキラJKライフに胸踊らせ部活動見学に出向きました。もう決してテニス部なんて入らない!と部活棟に行こうとしたその時
👱♀️「あれ?○○じゃん🤩まじか同じ学校受かったのか!また一緒にやるよな?ほら来なよ
みんなー新入部員1人見つけたー!」
そうです中学でお世話になった伝説の海賊です🏴☠️
…
テニス部に入りました…
ちなみに私を誘ってくれた大海賊はS先輩といいます。名だたる海賊達の中でもトップレベルの大物。この地球の主人公なのです。
S先輩がどれ程の大物かというと
①テニスが鬼上手い
②3分の2の教科が赤点
③車でさえ40分かかるコートでの練習の際、なぜか自転車で行ける🚲と信じて疑わず自転車で出発。時間も1時間しか想定しておらず無事大遅刻。結果は2時間ちょっと。自転車で疲れ果ててプレーは散々な出来に
④ホットプレートを持参して教室のベランダで餃子を焼く
⑤学校へピザの宅配を頼む
人生楽しんだもん勝ちとなんでも挑戦するすごい人だったのです。私はこの大海賊を恐れすぎて、S先輩がタイムキーパーをする5キロランニングは毎回新記録を更新し続けました。海賊なんて書き方をしているので誤解している人もいるかもしれませんが、ハーフ顔のとてつもない美人です。面倒見がよく破天荒なこの先輩は24になった今でも遊んでくれる大好きなお姉ちゃんです。
その他の先輩もキャラの濃さは負けません。私は残念な学力だった為あるテストで学年240人中180番を取ってしまいました。ションボリして部室に向かうと先輩達が私のテスト結果を見ます。
「え、お前頭いいのかよ」
!!!?
耳を疑いました。冷やかしかと思いました。
先輩は続けます
「うちらなんて全員200番代だよ?なんならここにいる全員が学年ビリを2回、1回、3回経験してるからね?一回○○(3年生の先輩)が197番を取った時なんてみんなでパーティーしたし🎉」
3年生の先輩はみんなお勉強が苦手でした。
テニス部は強豪でした。
陸上部より走り込み、野球部より体を鍛えます。お盆とお正月しか休みがなく年間休日は5日でした。どんどんマッチョになり、日焼けも物凄く夏休みが終わる頃には「ケニア」と呼ばれるようになっていました。どのくらい焼けていたかというと写真を撮ると白い歯しか映らないくらいでした。
テニス部にしか会っていない夏休み。始業式の日は久しぶりにお友達に会える日です。私は張り切って扉を開けました。
😁おはよー!!!!みんな久しぶり
静まり返る教室。
ぽかーんとしたみんなの顔。
え、嘘だろ焼けすぎだろ
ドン引きされました。
続いて先生がやって来ます。私の顔を見て一言
👨🏻🏫○○!日焼け止めって…知ってるか?
全員が日焼けをしているテニス部の中にいた為自分が異様な色をしていたことに気付けなかったのです。
冗談抜きにこんな感じでした。外部だった人はわかると思いますがプールの授業は地獄です。この苦しみは外部にしかわからないでしょう…
共感してくれる外部のお仲間の皆さん
私、痛いほどお気持ちわかります!!!
この黒さ!!!放課後は彼氏とデートして制服でプリクラを撮る☆そんな可愛い夢は淡く散りました
全盛期は筋トレをしすぎて腹筋は割れ胸筋がピクピクできました。いくら残念とはいえ女子です。胸の大きさは大問題でした。すべてが胸筋になってしまっている私は貧乳でした。
抱きつかれると痛いと言われついには
「顔からして貧乳」
「申し訳程度の脂肪」
「家で飼ってる柴犬の方が胸がある」
「胸筋ピクピクできるのはJKではない」
等散々な言われようでした。
ついにはHTK(貧乳友の会)という謎の機関へも所属させられる始末…
夢のJKライフは筋肉と汗、日焼けによってまたもや大海賊時代に逆戻り。
ですがこの3年間の部活動は今の私の核となっています。放課後の制服プリクラやカラオケ、美味しいタピオカなんかなくても、大好きな仲間達と切磋琢磨した経験は何事にも変えられません。あの時の外周つらかったなー…あの時こんなことあったよね!なんて思い出すだけでいくつになっても笑いあえます。
部活動の思い出はまた別の記事でたくさん書きますね
高校生の私もドタバタ。
なんとか落ち着く日はくるのでしょうか…
次回大学生編!よろしくお願いします
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