【vol.2】「私がやれること」とやるべきこと
みなさま、こんばんは。
「5分deおうちごはん」制作コーディネーター担当の岸本です。
先週水曜日の初投稿をご覧くださった皆さま本当にありがとうございます!「いいね」も大変励みになりました!
私の目線を通じ皆さまにも「5分deおうちごはん」歩みを疑似体験いただき、もっと好きになってもらえたらこの上ない喜びです。
振り返り第一回目のテーマは、「5分deおうちごはん」との出会いとプレゼンからの学びです。
寺西さんとの初対面は7年前の2016年の蒸し暑い夏のことでした。そこから2年お仕事させていただきましたが、その後お取引がないまま3年が過ぎました。
再会は約2年半前の2021年5月24日。営業のもとへ寺西さんから打ち合わせ依頼が入り、私も同行。新規事業(トライアル)を始めたというお話でした。
それが、「5分deおうちごはん」との出会いでした。
産声をあげたばかりの新規事業の「PR(プロモーション)」と「働くママに響くキャッチコピー」のご相談をいただき、PR動画を当時の上司、キャッチコピーは私が考えることになりました。
6月10日の14時、程よい緊張感に包まれつつwebでプレゼンを行いました。
…が、結果は撃沈。次に繋がるわけのない大変厳しい評価でした。
「お客さまに寄り添えていない」
我々の考えの甘さをストレートにフィードバックいただいたことを鮮明に覚えております。
「寺西さんに響かないのであればその先のお客さまに響くわけがない」そう痛感した、私のキャリアの中でも印象深いプレゼンとなりました。
上司のPR動画は取りやめ。私のキャッチコピーも数回の壁打ちを挟みながら結局合格点はいただけませんでした。
そこから3ヶ月空いた8月、寺西さんからバナー制作依頼が入りました。それが記念すべき「5分deおうちごはん」の初仕事でした。
正直思ってもみない出来事。不可能だと思っていた仕事が決まりとても感激したことを覚えています。
そこから2023年に至るまで私と「5分deおうちごはん」は片時も離れず、共に成長してきました。今振り返ると、私のキャリアにとってのターニングポイントはここでした。
冷静になった今、当時のプレゼンを振り返ると、その時は混乱するばかりだった寺西さんの言葉が全く違う意味に感じます。
上手く言語化できないのがもどかしいですが、子どもが大人になってやっと両親の言葉に隠された「想い」が理解できる感覚。「わからないことがわかるようになる感覚」。
もしかすると、これが「成長の本質」なのかもしれません。
この時の学びを言語化すると、プレゼンのフィードバックにあった言葉「お客さまに寄り添えていない」より、「やるべきこと」から目を背けないことが非常に重要なことだと感じました。
今でもよく寺西さんに、「自分にとって都合の良い解釈をして物事を進めてはいけない」と言われることが多く、それは、「私がやれること」だけで進めてしまっていることを意味していました。
ではどうすれば「やるべきこと」ができるようになるのか。振り返ってみると以下の3点が重要だと感じました。
①お客さまの声をフラットに受け止めること(事実の抽出)
②異業種・同業他社の取り組みから学ぶこと(模倣+アレンジ)
③原理原則から思考すること(基本的な規則・法則)
①物事を自分目線で解釈するのではなく、お客さまの声をよく聞き、良いことだけではなく、悪いことにも目を向け、「言葉の裏側に隠されたお客さまも気づいていない感情に思いを巡らせる」こと。
自分で考えても浮かばなかったり、理解できなかった時、足がかりとなるのが②「異業種・同業他社の成功事例に目を通すこと」。そのアイデアを活かすことで、事業の強みが何か考えることができ、強みをアプローチに変えるヒントになります。
そして、スタートアップの血と汗と涙がつまった③「原理原則からの思考」。カスタマージャーニーやマズローの欲求5段階、AIDMAなど、既にフレーム化された成功事例が多くあります。これらに当てはめて考えてみることで思考が整理され、新しい視点や着眼点が見えてくることがあります。
これらの行動を取ることで今までの自分になかった知識や新たな発見が見つかり、本来やるべき「お客さまの目線に立ち、寄り添うことができる」のだと感じました。
「やれること」・「やるべきこと」に「やりたいこと」が加わると、私らしい仕事ができるのかなと、自分自身の可能性に少しワクワクしました。
第一回目の振り返りは「5分deおうちごはん」との出会いとプレゼンからの学びでお送りいたしました。
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次回もよろしくお願い致します!