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Nikon Zf 、購入10ヶ月後のレポート

Nikon Zf、購入して何やかんやで10ヶ月ほど経過しました。
そのレポートを記載したいのですが、今回の構成としては以下のようにしようと思っています。

Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2
Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2

全体の構成

  1. これまでの集大成として、個人的に思う欠点と無敵なところを、それぞれにまとめました。

  2. 前回のレポートから引き続き気付いたことを記載していきたいと思います。

  3. 某赤山シュウちゃんねるで「Nikonへのお手紙」で読まれた内容を共有します。

  4. X(旧 twitter)紹介。

  5. 過去のZfの記事紹介。

Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2

これまでの集大成

Nikon ZF の大きな欠点

・動画撮影時にバックアップ記録不可。
・AFがやや弱く、AF-Sでピント優先の場合ですら、止まっている料理に時々ピントを外す。仕事でウェディング撮影をするのは怖いと思います。

NikonZFが無敵なところ

・小型の三脚で運用可能
・5時間以上の動画写真同時案件で全く止まらない。
・真夏の炎天下屋外3時間程度の動画写真同時案件で全く止まらない。
・EXPEED 7 世代(Z50初代よりかなり動きが機敏になった)。
・画的に美しくない室内光でライティングできない環境での整った色。

この無敵なところだけでも偉大すぎます。
少なくとも Nikon Z6 III が出るまでは他に選択肢が無いぐらいでした。

Z6IIIが発売される前に2台購入してしまったので、今更買い替えは考えていません。
RAW動画は撮りませんし。
どちらかというと8bit編集無し(色や明るさの調整も無しの撮って出し)用途が多いです。


Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2
Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2
Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2
Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2

その他、これまでから新しく気付いたこと

プリセットホワイトバランスのやりにくさ

右手にカメラ、左手にカラーチェッカーパスポートでWBを取りたい時に、ZFのグリップ力の弱さで右手だけでカメラを握りながらプリセットのokボタンを押すのに難儀する。

Lプレート

Nikon ZF用になかなかLプレートが見つかりませんでしたが、とある方面から2つほどお勧めいただき、注文しました。
モノは以下の通りです。

https://ja.aliexpress.com/item/1005006885380887.html?channel=twinner
https://ja.aliexpress.com/item/1005007219972071.html?channel=twinner

テストするとアルカスイス互換の幅が違うみたいで、土台側のキツさの調整が同じだと、片方に合わせると片方がハマらなかったりスカスカだったりします。
特性が違うので使い分けるか、気に入った方をもう一つ買おうと思っていたのですが、その後、ネジ式のアルカスイス互換プレートを紹介いただき、それだときっちりハマるようになりました。

ちなみに私が購入したネジ式の互換プレートは以下の通りです。

sunwayfoto DDY-64iL

Lプレートの使い方としては縦動画の撮影です。
基本的にうまく行っています。
但し、バリアングルモニターを動かすと思いっきり干渉するので、気になる方にはお勧めできません。

転送ソフトについて

Nikon ZFからPCに写真や動画を取り込む時、カメラとPCをUSBケーブルで繋ぎ、純正転送ソフト(nikon transfer 2)で繋ぐと、時々0バイトのファイルができて転送失敗しています。
よく確認してからカードを初期化しないとミスりそうで怖いです。

SDカードを含めたメモリーカードのデータが消えるきっかけの殆どは、カードリーダーへの抜き差しにあり、それに次ぐ原因がカメラからの抜き差しにあると聞いたことがあります。
カメラからメモリーカードを抜かなければ、それらを避けられるので、私は可能な限り転送ソフトを使用しています。

Nikon Zf はダブルスロットであるにも関わらず、ムービーはバックアップ記録ができないという致命的な欠点があるので、SDカードの抜き差しが怖くて、こんな方法をとっています。
トラブル予防の観点から Nikon Transfer 2 で転送しています。

0バイトだと気付いた時点で再度取り込めばいいし、納品するまでカードは初期化しないので事故は起きないですが、手間ではあります。

動画のAF

Nikon ZF、意外なことに動画時のAF-Fはかなり素晴らしいです。
私の使用用途限定ですが。
外したことないぐらい素晴らしいです。

Nikon ZF AFの欠点、その1

空(雲や40mmぐらいで撮影する上空の鳥など)にピントが合いにくいです。

飛んでいる鳥の群れに40mmレンズでノーファインダーでカメラを構えて数枚シャッターを切ると、1番撮りたかったシーンではほぼピンボケです。
AFの設定を詰めれば話は変わるかもしれませんが、そこまでは追い込めていません。
あと、白湯スープにも合いにくいです。

ちなみに雲へのAF、は案外PENTAXが良かった記憶があります。

Nikon ZF AFの欠点、その2

木の枝にピントを合わせたい時、手前の枝に合わせたいのにかなり奥にピントが来て、AFではフォーカスエリアを狭くするだけではどうしようもなくなることがあります。
MFで切り抜けるのですが、ちょっと面倒です。

動画の手ぶれ補正が波打つ

動画の手ぶれ補正、手持ちで止まった状態で撮る場合はいいのですが、カメラマンが少し動いた状態で撮影すると、高い確率で波打った不自然な動きをします。
歩きながら撮影する機会がたまにあるのですが、かなり「ぐあんぐあん」します。
歩行しながら店内を撮影するような場合に、手持ちだと起きることがあります。
私の撮影だとジンバルを使えるほど時間に余裕が無い場合が殆どで、歩きながらの撮影はなるべくしないようにしています。
ですが、仕事の撮影で先方のご要望があればやらざるを得ないので、何度かやり直して、最もマシなものを選んでいます。


Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2
Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2

赤山シュウちゃんねるへのお便り

赤山シュウさんのYoutubeチャンネルの以下の動画でニコンへのお手紙と称してユーザーからの意見を募集していました。
それに応募した文章と動画を以下に紹介したいと思います。

募集動画
「「ニコンへのお手紙」届け!私たちの想い!」
https://www.youtube.com/watch?v=-AAzN7ipl1A&t=83s

読まれた動画
「ニコンへのお手紙」読みます!Vol.2
https://www.youtube.com/watch?v=g6x-emC13DI&t=3684s
(17:10 辺り)

赤山さんNaokoさん、いつも楽しく拝見しています。
楽しい企画をありがとうございます。

<前提>
所有はZf を2台です。
大変気に入っておりますが、その上での指摘です。

<良いところ>
・色を含めた描写が素晴らしい
 (特に動画でライティングできない環境かつ撮って出しで使いたい場合)。
・動画を再生時も撮影時もカメラ内で拡大表示が可能なので、ピント確認用のモニターが不要。
・写真の単車モード時のシャッターレスポンスが素晴らしい。
・スチルとムービーを頻繁に入れ替えての撮影が、とてもやりやすい。

<不満点>
・動画時のバックアップ記録が出来ない。
 (これがnikon全機種最大の弱点と思っています)
・縦で動画撮影をしても PC 上で縦にならない。
・4KでMP4記録ができない。
・Zf + キットレンズ 40mmでMF目測をしようとすると、距離がわからない。
 (F8 3mみたいなことができない。こちらの調査不足だったらすみません。)
・写真でゼブラ表示ができない。
・ホワイトバランスをプリセットで設定する時、ホワイトバランスを微調整する座標(A、B、M、G調整)を表示するためにはメニューから深掘りする必要がある。
・F13ぐらいで撮影した時に、絞り込んだ状態でファインダーを見れない。
・レンズのコントロールリング、機能を何に割り振っても使いにくい。
・撮影中にカメラからレンズが正しい位置からいきなり外れるという経験を5回以上はしている(操作ミスと言われればそれまでですが)。
・Zf-GR1 、ネジが緩みやすいくて他社製を使うようになった。
・センサーダストが付きにくい仕組み(超音波振動など)が欲しい。
・センサーダストが付いた時に、アマサポの場合に、予約せずにすぐに持っていっても清掃してもらえる仕組みが欲しい。
 (プロサポ入会条件が整うまではアマサポを受けないといけないので、アマサポがイマイチだと業務用で揃えることに躊躇します。)

<不安な点>
・SONYからもし入れ替えた時のピント精度に不安がある。

Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2
Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2

X(旧 twitter)紹介

最近 note よりも X(旧twitter)に写真をアップしています。
是非とも遊びに来てください。

https://x.com/HtTeramoto

過去の Zf 記事紹介

これまでのレポートを以下に紹介します。


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