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#社員インタビュー【パートナー】新たな分業化で仕事とプライベートの両立を図る

今回は、西日本の一大拠点である関西事務所のパートナーとして、関西エリアを中心に中国・四国地方における法人部門の統括を行っている佐々木さんに、事業の展望や採用したい人物像などについて話を伺います。


監査法人からの転職…でも税理士登録は2年後

佐々木さんの略歴
2005年 監査法人に入社
    公認会計士として、大手企業の法定監査などの業務に従事
2013年 辻・本郷 税理士法人京都事務所に入社
2019年 大阪事務所(現関西事務所)公益法人部 / シニアマネージャー
2024年  関西事務所 法人ソリューション部 / パートナー

――辻・本郷への入社の経緯を教えてください。
以前は監査法人に勤めていたのですが、独立したいという思いがどこかにありました。一方で税務の業務にも興味があったので、今後のキャリアを考えた結果、税理士法人への転職を決意しました。

辻・本郷を選んだ理由は単純で、最初に紹介を受けたからです笑
でも、実際に入社してこの立場になるまで続けてこれているので、巡りあわせに感謝しています。
今はパートナーとして、担当エリアの法人部門全体の活性化やマネジメントに注力していて、それがやりがいになっています。

――監査法人からの転職ということですが、入社時は税理士資格を持っていたのですか?
公認会計士の資格を持っていたので、あとは登録だけという状態でしたが、実務が一人前にできるようになるまでは、2年間登録させてもらえませんでした。

ただ実際に働いてみて、監査法人とは全く世界が違うと感じたので、税理士登録のために一定のラインを設けてもらえたのはありがたかったです。
当時は部門が明確に分かれていなかったので、法人顧問業務だけでなく、事業承継など色々と経験させてもらう中で、税理士の仕事がだんだんと分かっていきました。入社当初は結構苦労しましたね…笑

――入社以降はずっと法人顧問を担当されていたんですか?
そうですね。ただ少し変わっていて、京都事務所に入社した後は株式会社だけじゃなくて財団などの公益系の法人顧問も担当する機会が多かったんです。その関係で、当時の大阪事務所では公益法人部門のマネージャーとなりました。
その後は、監査法人での経験を活かして上場系の企業を担当しながら、法人部門全体の統括を行い、現在はパートナーとして、関西事務所だけでなく京都、岡山、広島、高知事務所の法人部門を統括しています。


西日本エリア初!法人セントラルキッチンで業務効率とワークライフバランスを向上させる


――関西事務所の法人ソリューション部はどういった部門ですか?

私の部門は、大阪を中心とした法人顧問業務を担当しています。部門のなかでは、上場系の企業や医療法人、公益法人担当のチームなどそれぞれ専門分野に特化したチームに分かれていて、一般企業だけでなく公益法人や特殊法人など幅広く対応しています。
年齢層は若手からベテランまで幅があって、その中でバランスをみてチーム分けをしています。

もともとメンバーは30名ほどでしたが、税務書類の作成などを担当しているメンバー達が新たに「法人セントラルキッチン」として分かれたので、現在はコンサルティング職を担う20名ほどのメンバーが在籍しています。

――その「法人セントラルキッチン」について詳しく教えてください。
「法人セントラルキッチン」は、法人顧問業務において分業化を進める取り組みでして、お客様対応はコンサルタントに、入力作業は法人セントラルキッチンに集約して、効率化を図るために事業部を切り分けています。

関西事務所の法人セントラルキッチンはやや特殊でして、事業部の中で「会計入力チーム」と「申告書作成チーム」に分かれています。業務をさらに細分化することで、業務効率の向上を目指しています。
また、会計入力チームは、実務未経験の方や新入社員の育成の場としても機能するようにしていきたいと思っています。

初めての取り組みなのでプレッシャーもありますが、業務効率化によって「社員の健康」と「業績の向上」を両立できるはずだと思っているので、全力で推進していきたいです。
現在、土日は出勤しないようにしていますが、繁忙期は残業してしまうこともありますし、まだまだ効率化できる部分は結構あります。忙しいイメージのある税理士業界だけど、仕事だけでなくプライベートも大切にする働き方を実現したいと思っています。

それと、パートナーになって事務所をまたぐということが明確になってきたので、この取り組みを契機に、事務所内外の横の繋がりをもっと深めていきたいですね。


「辻・本郷」が選ばれる2つの理由


――関西の都市部に位置していて、競合も多くいると思いますが、辻・本郷 関西事務所の強みを教えてください。
一つは関西に西日本を統括する「審理室」があることですね。

判断が難しい案件についても、関西事務所内で完結できるのでスピード感をもって円滑に進められますし、税務調査の同行もお願いしやすいのでとても助かっています。
本部だけでなく関西事務所に審理室の先生がいるっていうところは、他の大手にも負けない強みだと思っています。

――お客様に対してより早く、より正確にソリューションを提供できるということですね。2つ目は何でしょうか?
あとはやっぱり、ワンストップであらゆるニーズに対応できるというところですかね。
正直、税務会計の基本業務は会計事務所によってあまり変わらないですが、辻・本郷ではさまざまな分野のグループ会社があるので、法務、人事・労務、DXなど多種多様な課題に対して、すぐに連携できる先が選択肢としてあるっていうのは強みだと思います。

例えば、人事労務に困ってない会社ってほとんど無いと思っていて、そうするとセカンドオピニオン的に外に切り出して相談したいというお客様は多くいらっしゃいます。
そういう社長のお困りごとに対して、辻・本郷の社会保険労務士法人と連携してご提案できるので、とても喜んでもらえますね。


今後の目標は「業務標準化」と「マネージャー育成」

――それでは逆に、これから改善していきたい部分はどこですか?
そうですね…仕事が人に紐づいてしまっている部分があるので、そこは改善していきたいですね。
お客様に合わせて対応を変えるので、担当者によってやることに違いはあって然るべきなんですけど、基礎的な部分は共通して誰でもできるようにしないといけないと思っています。

そうじゃないと、担当が変わる時に不安感を抱くお客様はいらっしゃると思うので、属人化を防ぐことで内部的な無駄をなくすだけではなく、お客様にとってもストレスがなくなればいいと思っています。
辻・本郷さんだったら誰でもいいよって言ってもらえるような、法人と法人のお付き合いという認識を共有していきたいですね。

もちろん、担当者がお客様との関係を深めることをやりがいにするのは非常に大切なことですが、辻・本郷の社員としてお客様と話している意識を自然と持てるくらいのバックアップをする必要があると思います。
そういう意味でも「法人セントラルキッチン」を推進して、後方から支えていきたいと考えています。

――佐々木さん個人の今後の展望のようなものはありますか?
私個人の目標としては、マネージャーを育てるということに注力していきたいと思っています。
私自身が、マネージャー時代はマネジメントをあまり意識できていなくて、実務の事を考える時間が多かったんですが、今の立場になってようやく期待されていた役割が分かるようになってきました。

今は部下の事を考える時間の方が多くなったので、みんなとよく話しながら、マネージャー候補を育てていきたいです。
そして、マネージャーからパートナーになるといったキャリアプランをちゃんと示してあげたいですし、そういう組織にしていきたいですね。
これは今の立場になったからこそやっていきたいと思っています。


サービス力は知識力!税理士に求められる知識、スキルは?

――将来的にマネジメント層になるような人を育てたいかと思うのですが、そういう人に必要なスキルってなんだと思いますか?
お客様に対して長くサービスを提供し続けられることですかね。特に法人顧問はお客様と長く付き合う仕事ですから。
その点で言えば、当法人は他法人と比べて比較的に解約率が低いように感じていて、関西事務所も例外なく解約率は低いんですよね。
というのも、上場会社や公益法人などしっかり担当分けをしているので、業界に対する知見も深く、お客様とのお付き合いがベテランな人が多いからだと考えています。

お客様と対峙する時の力を育てるためには、勉強も大事です。私は、サービス力は知識力だと思っていて、税理士はお客様の相談役として全ての知識がないといけないと思います。税務に関して、日本トップレベルの知識を持つ意識がないと、サービス力は上がらないかなと。

――未経験の方や新卒の方については、どういったスキルを求めますか?
一番はやる気ですね、自分がやりますと手を挙げられること。
辻・本郷にいて思うのは、チャレンジする人を無下にせず、手を挙げる人をすごく大切にする組織だということです。
失敗したくない、怒られたくないといった気持ちはあっても、それでもやるんだって手を挙げてくれる人はうちの文化にすごく合うと思いますし、一緒に働きたいと思います。


辻・本郷を検討している方へ

何かやりたいことがあれば、それをできる職場です。他ではできないことができる業務の幅の広さがあるので、色々やってみたいと思える方にはすごく向いてると思います。
また、専門性の高いサービスも多く取り扱っているので、管理職ではなく専門性を高めていきたいという人にとっても働きやすい環境だと思います。

どちらにせよ、やりたいことがはっきりしている方にとっては最適な環境だと思います! 皆さんの応募をお待ちしています。


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