高橋弘

RoomClipのCOO兼プロダクト担当取締役。元エンジニアで、今はプロダクトマネージ…

高橋弘

RoomClipのCOO兼プロダクト担当取締役。元エンジニアで、今はプロダクトマネージャーをやっています。https://roomclip.jp

マガジン

最近の記事

不完全さについて

かなり久しぶりのnoteの更新になります。RoomClipの高橋(@ht6030)です。 年末に金継ぎというものをしたのですが、それを通じて思うところがあったので、このnoteを書こうと思います。 (そもそも「金継ぎとは?」については下記をご参照ください。) 金継ぎ(きんつぎ)は、割れや欠け、ヒビなどの陶磁器の破損部分を漆によって接着し、金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法である。 2020年4月、ドリッパーが欠けた この時期ご多分に漏れず在宅時間が増え、コーヒー

    • RoomClipが挑戦している「住」の領域について

      RoomClipで取締役およびプロダクトマネージャーをしております高橋(@ht6030)です。 RoomClipは、11/12(火)〜13(水)で開催されたプロダクトマネージャーカンファレンスに今年初めてブース出展いたしました。 ブースでは、サービスやプロダクトに関わっている多くの方々とお話させていただきましたが、皆さんがそれぞれの領域で挑戦している様子を受けて、改めてRoomClipが挑戦している「住」の領域の可能性について、このnoteにも書いてみました! 住領域に

      • 二者択一をしないということ

        こんにちは。RoomClipの高橋です。 二者択一というのは、二つの選択肢のうちのどちらか一方を選ぶ、ということです。これだけだとなんのこっちゃというところかもしれませんが、RoomClipでもこれまで「ユーザー体験か収益か」「投稿ユーザーか閲覧ユーザーか」のように、一見相反しそうな2つのものがあったときに、それらのうちのどちらかを取るか、という話がよくありました。 自分の立場上、普段経営やらプロダクト開発やらで意思決定をする場面はそれなりに多いのですが、これまでやって

        • ドキュメントなどで何かを伝えるときに大事だと思っているもの

          RoomClipで取締役およびプロダクトマネージャーをしております高橋(@ht6030)です。 最近弊社RoomClipの社内でesa(というドキュメントツール)での情報共有が活発になってきて、そういうドキュメントで他の人に何か伝えるときに大事なものってなんだろうか?と考える機会が増えたので、そのあたりについて書いてみようと思います! 実際のRoomClipアプリ等のプロダクト開発の中での体験も交えつつになりますが、そのあたりももしご興味あれば。 大事だと思っているもの

        不完全さについて

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        • 情報伝達
          5本

        記事

          相手の視点に立って考える

          情報伝達系(?)の最後です。今回は何かを伝えるとき、常に相手の側の視点に立って考えるといいんではないかという話です。 どういうことか下記のようなことを意識して、伝えるべき内容や伝え方を考えるというものです。 ・相手がどういう人か。・伝える内容について、どの程度前提となる情報を持っているか。・内容を受け取ったときどういう風に思うか。・どういう目的意識を持っているか。 なんでそうするといいの?1. 情報伝達がスムーズになる ある項目における前提や文脈を共有されていない

          相手の視点に立って考える

          言葉をブレさせない

          またしても固い内容が続きますが、ドキュメンテーションなどの情報伝達で大事だと思っていることについての話です(今回とあともう一つで多分終わりです…!) 今回は「言葉をブレさせない」というものです。 どういうこと?簡単に説明すると、サービス上・業務上で同じ概念のものを指すときの言葉(表現)を統一し、別の似た言葉を使わないようにするというものです。 例えば、RoomClipには「お知らせ」というタブがあり、ユーザーさんに対して何らか伝える必要があるときにはここを使っています。

          言葉をブレさせない

          情報の階層構造を意識する

          人に何かを伝えるとき、ドキュメントを書くときなんかに、伝えようとしている内容の階層構造を意識して整理することが重要だと、最近改めて思っております。 どういうこと?端的に言うと、わかりやすく話を伝えるために、内容における項目の分類(=抽象化)と、それぞれに付随する要素の配置を適切に行い、内容全体を整理することだと思っています。 例えば、「hogeとfugaは同じAタイプの具体的な例として括れるよね。でもfooはそれらとは違うBタイプだよね」という場合、マークダウンだと、下記

          情報の階層構造を意識する

          座禅の効用

          嘘のような本当の話ですが、毎朝5分間、起き抜けに座禅をしています。 で、最近とある内輪(?)の企画で、部屋での過ごし方のインタビューをされたときにその話をして、「座禅をして何か変わりましたか?」って聞かれたんですが、そのときは「あんまわかんないっすねw」と答えたんですよ。 それは実際半分本当なんですが(「座禅をしてこう変わりました!」というのを堂々と語りたくなかったという部分ありつつ)、「じゃあなんで毎朝わざわざ座禅してんの?」っていうところに対して、マジレスすると何があ

          座禅の効用

          結論→理由の順序で情報を伝達する

          RoomClipでは社内のドキュメント共有ツールとして、esaというマークダウン式のサービスを使っています。 そういったドキュメントをどう書くべきは諸説あるかと思いますが、まず最初に結論(=What)を書いて、そのあとでいくつか理由(=Why)を書く。そのあと、必要に応じて具体的にどうするか(=How)を書くのが、最近はよさそうに思っています。 なぜか?(=Why)理由は3つあります。 1. 結論から書いた方が読んでもらいやすい まず一つ目として、最初に結論が出てきた

          結論→理由の順序で情報を伝達する