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ゴールデンカムイ  (白石)

去年、子供たちと一緒に映画ゴールデンカムイを見ました。

その際、以前、放課後等デイサービスで「強い男とは」みたいなテーマで座談会した入り口で共有した内容をラインします。

その、内容がゴールデンカムイの登場人物「白石」のモデルとなった「白鳥由栄」という人に対して書かれた本です。

具体的な内容は、吉村昭の「破獄」を子供たちと「強い男とは」と話す前に共有したので、面白いと思いアップします‼️

〜破獄〜

ゴールデンカムイに出てくる白石だけど。実在する脱獄王をモデルにかかれています。


昭和初期に4回も脱獄したことで知られる人。詳しくは、吉村昭の破獄という本で読みました。

歴史小説だから、ある程度創作も入っているけどわかりやすく面白かったよ。

本名、白鳥由栄。青森県の生まれで豆腐屋で丁稚奉公をしていたみたい。

その後、結婚もし家庭も持っていたが東京に出張中、蔵破り※をしていた。

その際、憲兵強盗と間違われて捕まったらしい。

憲兵強盗とは何なのか。

昔(戦前)軍隊と警察の間の憲兵という組織があった。

スパイとかを捕まえる組織だったそうで、特に逮捕状とかもなくその場で逮捕して拷問をかけて自白を促すということもゆるされていて。

みんなからにすごく恐れられていた。

そこを、利用して普通に空き家に入って家主に見つかったら「俺は憲兵だぞ。」と脅して、「今から、仲間を呼ぶから待ってろ」といって一目散に逃げる。

そういう、セコい奴らが憲兵強盗。

これに、間違われたみたい。

強盗殺人と言われているけど、友達がやったと最後まで無罪を主張していた。

 
当の白鳥がしたの蔵破り※とは何なのか。

昔の大切な家宝は、蔵という立派な物入れがあった。

でも、この物入れ扉は鉄製で立派だけど壁は土で出来ていて掘れる。

だから、白鳥はよく蔵にある刀で掘って空き巣。

ボロボロになった刀は捨てて、新しく刀をかっぱらって次の蔵破りに使っていた。

脱獄

当時の脱獄といえば、護送中の脱走のことだった。

今と違い、護送車がなく普通の人たちが乗っている汽車に乗って。

サイドに警察官二人が囲って手錠して連れて行くという今からは考えられない護送方法だった。

その時に、トイレに行きたいと行って手錠をかけたまま気合と根性で逃げるというのが、一般的な脱走方法だったらしい。

でも、白鳥の最初の脱走は、合鍵を作って逃げるという方法だった。 

白鳥の脱獄

昔の鍵は簡素だったので、鍵穴に入って中の引っかかりを回すことができれば解錠できた。

そのため、白鳥は鍵穴に手を押し付けて鍵穴の形を手につけて、それを参考にお桶の金具をお尻を洗うフリして削り、合鍵を作った。

でも、合鍵があっても監視がいるのにどうやって逃げたのか。

ある監視のクセを使って逃げたらしい。

他の監視は、休憩時間になってからトイレにいっていたが、ある一人の監視は休憩時間の前(交代の監視が来る前)にトイレに行って休憩時間を節約していたらしい。そこに、気がついて白鳥はその監視の際に脱獄。


帰宅

そこまでは、いいけど外が寒くて戻ってきたらしい。

以上


これを、放課後等デイサービスの子供たちにパワポで伝えたら面白がってたよ(笑)

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