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中国語の曜日の呼び方

中国語でも、曜日の概念は日本と同様に存在します。

しかし、曜日名の表記や1週間の始まりに関しては、文化や歴史によって若干の違いがあります。

中国語では「星期」(xīngqī)という言葉が曜日を示すのに使われ、その後に番号をつけて各曜日を表します。

たとえば、「月曜日」は「星期一」、「火曜日」は「星期二」といった具合です。この「星期」という言葉は「星の周期」という意味があり、天文学的な要素を示していますが、現在はただの曜日を表す言葉として使われています。

もっとも、普段使う言葉としては「月曜日」は「周一」というそうです。火曜は周二です。


興味深い点として、中国のカレンダーや公式な国際標準において、1週間の始まりは月曜日とされていることが多いです。

国際標準であるISO 8601に基づくと、週の始まりは月曜日です。これは多くの国で公式に採用されている基準で、中国でも一般的に使われています。

一方で、伝統的な視点や宗教的な習慣では、日曜日を週の始まりとする考え方も残っています。

キリスト教やユダヤ教の影響を受けた国々では、日曜日が週の最初の日と考えられており、これが歴史的に一部の文化に影響を与えています。

日本でも日曜始まりのカレンダーを見かけることからわかるように、1週間の始まりが月曜か日曜かは、文化や文脈によって異なることがあります。

「Monday」という英語の曜日の名前は、「Moon(月)」に由来しています。英語の曜日名の多くは、ゲルマン語や北欧神話に由来しており、「Monday」は「Moon’s Day(月の曜日)」が起源です。この名前は、太古の時代に太陽や月、星々が日々のリズムを司る重要な要素として考えられていたことに由来します。

また、日本語でも「月曜日」は「月」に関連しています。これは、中国の暦法や陰陽五行説(月から日までの元素・天体で万物万象を説明する発想)が奈良時代に日本に伝わり、曜日の名前に取り入れられた影響です。その中国の発想も古代バビロニアに起源があり、ゲルマンや北欧と同じルーツです。西洋と東洋の両方で、同じ発想が今も残っているのは実に興味深いです。

MondayはMoonに由来する

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