読了:人は聞き方が9割
読了:人は聞き方が9割
永松 茂久 (著)
【概要】
「目の前に人がいると『何か話さないと』とつい焦ってしまう……」
「自分ばかりが話しすぎてしまって、いつも後悔してしまう……」
「結局、今日も言いたいことがうまく伝えられなかった……」
このような悩みを抱えている人は、少なくありません。
でも、大丈夫。
本書では、これらの悩みを解決する方法を、
ズバリ、お伝えいたします。
ベストセラー『人は話し方が9割』でもお伝えした「聞き方」の大切さを
さらに詳しく、わかりやすく解説しました。
【所感】
本書を読んでの感想は2つで、
1つは、
・むしろ、人は聞き方が10割なんじゃないか
ということとと、もう一つは
・部下や同僚のみなさん、申し訳ありませんでした。
今まで、話の聞き方が良くありませんでした。
という2点です。
めっちゃ真顔でリアクション薄く聞いてることが多かったな反省しました。
真剣に聞くことと、
真顔でリアクションなく、ひたすら聞く
これは全然違うことなのに、あまり意識的な立ち居振る舞いができていなかったと思いました。
「人は本来話したい生き物である。」という原理原則を考えると、
いかに、気持ちよく相手に話させるかは、大事なビジネススキルであると言えます。
・人の話を聞くときは自分の感情を表現しながら聞く
「人は安心感を与えてくれる人を好きになる」
というのは本当にその通りで
自分が話している間、微笑みを返して頷いてくれるだけで、
その後、厳しいご指摘だったとしても直に受け入れられるというのは
自分も何度も経験しているところです。
逆に言うと、真剣に聞いてる風を装いながら
リアクションと表情を薄くすると圧を与えることができるとも言える。
「人は自分の話を笑って聞いてくれる人のことを好きになる」
┗リアクションは「感賛(感嘆&賞賛)」
「違う意見の人を否定しない」
┗ここは多いに反省すべきだと思いました。
自身の人間性の未熟さと、「忖度しない」を履き違えているところがあり、
「それ違くない?」と、つい言いたくなってしまうところがあります。
「相手を否定」するのではなく、「相手との価値観の違いを理解」するということが大事だとありました。
・自分は自分の価値観で生きる。
・相手は相手の価値観で生きる。
ここをしっかりと守っていけるように意識します。
自分の価値観を言っていいのはただ一点だけ
「ねえ、あなたはどう思う?」と相手から聞かれたときのみ。
その時も自分の価値観を強要しないようにする。
「自分はこう思うよ」など自分の考えやスタンスを示すに留める。
それを空いてがどう捉え、どのような選択を取るのかは相手自身の問題。
これはアドラー先生の言う「課題の分離」にも繋がる考え方だと思いました。
「あなたはどうしたいの?」
の別verの引き出し
「あなたはどうなったら嬉しい?」
前者は考えを聞いているのに対して、後者は感情を聞いており、
より相手の気持ちに寄り添った対応となる。
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