中学校受験を考える保護者の方へ②(男子校女子校共学、教師の年齢層)
考えるべきことその5
女子校
異性がいないことで、子どもが伸び伸び出来ると思います。女子校の良さは、男子がいないことから、自己肯定感を持ちやすいところだと思います。容姿だけで、男子から判断されないところも、自己肯定感を良く保つには大切だと思います。
男子がいないことで、勉学にも実が入ることでしょう。
女子の人数も多いので、自分に合った友達が見つけやすいかと思います。女子校で勤務していた時、友達がいない女子というのを見たことがありません。
ところが共学においては、プラスの中に女子の人数が少なくなるためか、クラス内で友達がいない女子というのを見ます。
考えるべきことその6
男子校
私は男子校にも勤務経験があります。小学校の時に女子からいじめられてしまう男子、男子校いいと思います。小学校の頃、女子から気持ち悪いと言われる男子も自己肯定感高めるためにも、男子校の方がいいと思います。
女子校を勧める理由と似ていますが、男子の数が多いので、自分に合った友達が見つけやすくなるのです。
共学の学校だとオーソドックスな部活しかありませんが、男子校ですと男子に特化した子達がたくさんあります。たとえば物理部、自動車部、自転車部、鉄道研究部などです。
自分の好きなことに没頭できるので、自己肯定感も高めやすくなるかと思います。
私が男子校に勤務してた時、この生徒は共学の学校に行ったら、元気な女子からからかわれて、女子を拒絶反応して、一番大切な時期に、自己肯定感を低くしてしまったんじゃないかと思われる男子に会いました。その生徒は鉄道が大好きで、すぐに泣いてしまう生徒でした。
今では大人になり、立派な社会人になりました。
考えるべきことその7
教員の年齢層
バランスよくそれぞれの層がいるのがベストです。20代の先生は生徒のお兄さん的存在として合うかどうか、三十代四十代の教員は、生徒が憧れる対象、又は保護者が気軽に話す相手として、適することがあります。50代以上は保護者の人生の先輩として、接することがあるでしょう。
迷う気になる学校があったら、一人の先生だけでなく、たくさんの先生と話しましょう。全員と話すのが無理だとしたら、現在高校三年生を担当する先生が、次に中学1年生を担当する可能性があります。その人中心に話しましょう。
保護者の合う合わない、児童の合う合わないを総合して判断していくのです。親の意見が大きく反映されるのは中学入試までなので。
高校入試は自分の入試になります。親の意見を聞いてくれる確率はぐっと減るでしょう。
面倒見のいい方が担任の先生だといいですね。
私が一緒に同伴したら、この学校のこの先生あなたの息子さんや娘さんに会うかどうかみたいと思います。
考えるべきことその8
偏差値がそれほど高くない学校
お子さんの中学受験の偏差値がそれほど高くない場合、それほど偏差値が高くない学校を考えることもあるでしょう。
その場合、公立の学校行くよりは面倒見がいいので、その子さんが伸びる可能性があります。