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内言と外言「繊細さんの気分を切り替える言葉」

言葉には脳内、自分の中だけで発している内言(ないげん)、他者とのコミュニケーションなどで外側に発する外言(外言)の2種類があります。

内言、外言について調べてみると、次のような解説が見つかりました。

内言とは、音声を伴わない内面化された思考のための道具としての言語です。
述語中心の構造をとり、圧縮や省略が多く、単語同士が非文法的に結合しているのが、内言の特徴です。

一方、外言は、通常の音声を伴う、伝達の道具としての社会的言語のことです。
主語中心の構造をとり、文法的に整合性を持つというのが、外言の特徴です。

心理学用語集 サイコタム

内言が述語中心、外言が主語中心というのは興味深いですね。

さて、内言には口癖や独り言っぽい言葉が含まれていると感じているのですが、繊細さん、HSPが気分を切り替え、前に進める言葉って、どんなものでしょう?

HSPの人は、「ひとり反省会」をよく行うなど、感情や気分に引きずられやすく、切り替えることが苦手な人が少なくありません。

僕もそのひとりなのですが、関西弁には心を軽くして気持ちを切り替えやすくする言葉がいくつか存在します。

「まあ、ええか」「かまへん、かまへん」「しゃあない(しょうがない)」

などが個人的に好きです。

「しゃあない」は、頻繁に使う内言で、これを繰り返すことで寛容になれますし、気分をスイッチしやすくなります。

「しゃあない」を誰かに使うときは「しゃあない、やっちゃ」になるでしょうか。

これも他者を受容する言葉で、温かみがありますね。

上方落語を聞いてると、古典落語の世界観は基本的に「しゃあないやっちゃ」で成立していると感じることがあります。

さてプロ野球が開幕しましたが、阪神タイガースの試合を見ていてチャンスに凡退したときに「しゃあないかあ」という内言をつぶやき気分を切り替えています(笑)。

岡田監督のインタビューを紙面で見ると「お~ん」「お~ん」を連呼しています。

犬が鳴いているような字面ですが、「お~ん」は、岡田監督の漏れ出た内言かもしれません(笑)。


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