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HSPのネーミング「繊細さん」について考えてみた
HSPを言い表す言葉として、繊細さんが定着しています。
どこからこの言葉が生まれ、広まったのか気になったので調べてみました。
「繊細さん」という言葉は、元々武田氏が自身のHPで使用していた。矢島氏は初めて目にしたときピンと来るものがあり、同書でもこの言葉をそのまま使用した。「HSP」だと少々硬い印象だが、「繊細さん」という表現を使うことで柔らかい印象になり、より幅広い人に届けることができた、と矢島氏は話す。
飛鳥新社の矢島和郎さんという敏腕編集者さんが繊細さんという言葉の仕掛け人。
『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本 Kindle版』は、現在で60万部を超えるベストセラーとなりました。
HSPの方で、武田さんの本を読まれている方は多いかと思われます。
矢島さんは『おやすみロジャー』『ぼく モグラ キツネ 馬』『残酷すぎる成功法則』といったベストセラー本の出版に携わられている方です。ヒットメーカーですね。
矢島さんご自身は、非HSPなのですが、カウンセラーの武田友紀さんが用いていた「繊細さん」という言葉を見て「この表現は面白い!」とピックアップされたわけですね。
「繊細という言葉のあとに何が来るか?」で、言葉の響きやイメージが大きく変わります。
試しにいくつか考えてみました。
●繊細君
細い若い男性が頭に浮かびました。シュッとしている色白の男性って感じですね。
●繊細はん
関西人にちがいありません。「まいど~」「おたく、今日の気分どうでっか?」など、もっちゃりした話し方で、あんまり繊細な感じはしませんね。
●先妻さん
前の奥さん。くだらなくてすみません(笑)。
最後はせんさいちがいでしたが、言葉は少し変えるだけで随分と印象が変化するのがわかりました。
ちなみに、ローソンの「からあげくん」は2023年の2月に累計販売数40億食を突破したのだとか。
これまでに販売された「からあげクン」を並べると約80万㎞になります。これは地球から月までの往復の距離とほぼ同じだそうですが、やはりネーミングがよかったのでしょうね。
「からあげはん」だったら、関西人しか買わずあまり売れなかったに違いありません(笑)
「からあげクン」について調べていたら、「廃棄されていた鶏のムネ肉を有効利用しよう」というところから始まったそうです。
何でも調べてみると、興味深いですね。