見出し画像

スキルよりも「本質」を

小説の、「巧妙な構成」、というのは、とても面白いですね。
「そうくるかぁ!」という爽快感があるし、その名人芸はとても感動します。

ただ、それが返って本質を見失わせることにもなるのでは、とも思いました。

と、導入が終わったところで、ちょっと関係ないですが、今、記事を書こうと思ったら、この欄に、
「読んだ本の感想を書いてみませんか」という薄い文字が・・・(-_-;)
プログラムなんですかね・・・?
まさにそういう記事を書こうとしてたから、すごいビックリした!
そしてちょっと怖い。。。
前回の記事の内容からAIが分析して、みたいなことかな?
分かる人居たら教えて頂けると、安心します。<(_ _)>

さて、昨日も少し触れた本について。
(はいはい、書きますよAIさん)

「少女」を読んで思ったこと

昨日、湊かなえさんの「少女」を読み終えました。
読もうと思ったのは、

よく行くカフェにその本があったこと、
そして、
構想中の物語の雰囲気がよく似ているので参考にしたかった、

からです。

普段あまり本は読まないのですが(さっきも漫画読んでました。(笑))
この作品は面白かったです。

文字を読むのは苦痛な僕ですが、この本は、とても読みやすい、と感じました。

ただの脇役、と思っていた人が結構重要だったりなど、登場人物の関係性や物語の構成が巧妙で(ピタゴラスイッチ的な)、
何より、心理描写が見事だったな、と感じました。(教科書のような)
全体的にも描写がシンプルでテンポ良く、とても「読ませる」作品でした。

その中で、少し気になったこと。

「私の本質」

主人公は、二人の女子高生で、二人の日記のような感じで進んでいきます。
それぞれのストーリーや心理描写に、何回か涙を流しました。

僕は、そういう、人や心情を読むのが好きです。
しかし、巧妙な構成、特にいわゆる「どんでん返し」的な描写が、時にそれを薄めてしまう、とふと感じました。

この作品の場合は、なんとか両立されていたように思いますが、
上手く書こうとしてそういったスキルに意識を向けていると、書きたいものが書けなくなる気がしています。
(他の方の作品を読んで、そう感じました。)

スキルも大事ですが、まず、何を描きたいのか私の本質は何か、そこを意識していくよう心掛けたいな、と思います。

もちろん、小説だけの話ではないのですが。

#日記
#湊かなえ
#本質

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?