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寝たきりの義母が教えてくれたこと

2か月前に夫の母が倒れ
今はリハビリ病院に入院しています。

以前は気丈で
体格もよかったのですが

この2ヶ月
ずっと寝たきりで動けなかったので
やせ細ってしまい
気力も落ちてしまいました。

元気なころは
きついことを言われることもあったので
会いたいと思えなくなってしまい
遠ざかっていました。

正直、入院後に初めて会いに行った時も
何を言われるか、ドキドキでした。

薬の影響で
感情障害があったので余計に。

実際会って「こんにちは」と言った瞬間
私は義母の手をとって
握手をしました。

義母も
私の手を握り返しました。

ただ自然と
触れ合うことで
繋がりたいと思いました。

その日は薬の影響もあり
まだ認知機能が戻っていない状態でしたが
少し会話をしました。

最後には
私の「リハビリがんばって」の声に
ガッツポーズで応えてくれました。

その後も面会に行きましたが
会いたくてしょうがないのです。私が。

「この感情は、偽善や承認欲求から?」
と自分に確認しましたが
違いました。

「かわいそう」
とあわれむ気持ちもなく
自己犠牲でもない。

義母には回復しようとする力があるし
ただ、それを応援したいだけ。

これこそ、アドラーのいう
『他者貢献』なんだろうな。

前々回のブログに書きましたが、
人は他者信頼・他者貢献することで
共同体感覚を得られます。

以前の義母と私の関係では
共同体感覚は生まれなかったでしょう。

共同体感覚は安心安全に繋がり
お互いエネルギー交換ができ
豊かになりますね。

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