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本当の「毒親」の定義って?

このブログでは、HSPであることを知ってから10年間試行錯誤して得たHSPノウハウをシェアしています。HSPの方には人生の参考に、HSPでない方にはHSP(あるいはHSS型HSP)である私の体当たりな人生を楽しんでいただけたら嬉しいです。

先日こんな記事を書きました。

その記事から一部を抜粋。

毒親の定義

  1. 身体的虐待: 暴力的な行動、体罰、子供への身体的な傷害などが含まれます。

  2. 感情的虐待: 口頭での攻撃、侮辱、脅迫、恐れを煽る言動、恥辱、無視、拒絶、愛情の不足などが含まれます。

  3. 精神的虐待: 誤った情報を与える、自己価値感を傷つける、子供を制約する、子供に責任を負わせるなどの行動が含まれます。

  4. 過干渉: 子供の個人的な空間やプライバシーを侵害し、子供を過度に管理しようとすること。

  5. 過度な圧力: 学業やスポーツなどの成果に対する圧力、期待に応えることを強制すること。

  6. 無条件の愛の不在: 子供に対する愛情やサポートが条件つきになること。

この定義を掘り下げて、もう少しシンプルにしたいと思います。
まず、1の身体的虐待。これは目に見える虐待です。児童虐待は刑法上の犯罪ですから、大きくまとめれば「犯罪者」ということになります。

1.身体的虐待⇒犯罪者

2.感情的虐待
これは、典型的な「毒親」です。

3.精神的虐待
ほぼ2と同じ定義です。2.なくして、3にはならない可能性が高い。

4.過干渉
これも2.から派生した「毒親」の行動です。

5.過度な圧力
これも、未完成な人間である親による感情的虐待の一部だととれます。

6.無条件の愛の不在
これこそが本質的な「毒親」の欠陥だと思いますが、その本質には2.の感情的虐待が潜んでいます。

つまり、まとめてしまうと、
1.身体的虐待以外はすべて2.感情的虐待に収まります。

「毒親」なんてひどくない?

精神的な苦痛は身体的苦痛以上に痛く、苦しいときがあります。程度は違えど「毒親」が子どもを苦しめる権利などないはず。

もちろんそうですが、それにしても「毒親」なんてひどい表現ではないでしょうか?あまりにも強い表現です。20年間毎日ご飯を作って(20年x365日=7300日)、子どものことを考えて、悩んで、想って。

そんなある日、
「お母さん、あなた『毒親』でしたから私は縁を切ります」
「毒親」から解放されるための本を読むと、「絶縁」というコトバが出てきます。私が言われたらもう立ち直れません。。。私の親は気にもしないと思いますが(ん?だから「毒親」なのか?)

私は「毒親」に育てられたため、自分自身も「毒親」なのではないかとビクビクしながら、日々反省しながら子育てに励んでいます。親側に立った今、いかに子育てが難易度の高い仕事なのかを実感しています。多少ひどいところがあっても仕方がない。多少子どもが苦痛だったとしても仕方がない、それが親になった私の本音(もちろん、子どもとしてはそんな自己都合な理由で苦しめないで欲しいという気持ちですけれど)。

親は親で一生懸命なことが大半。子どもの幸せを履き違えただけかもしれない。気づかなかっただけかもしれない。誰も指導してくれない中で核家族化が進み、「毒親」も被害者と呼べるかもしれません。

身内が近くにおらず、誰にも相談できない今、母親はどのように抱え込まずに偏りの少ない子育てをしていくべきか?これが現代の課題かもしれませんね。

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のんびり平和に♪ずぼらーまめ子
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