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アロマ・アドバイザーの資格を手放してみた

私、片づけの話が大好きです。ミニマリストさんも大好きです。

一人暮らしの頃はミニマリストを目指していたのですが、夫のGさんと一緒に暮らすようになり、今は普通の人レベルで生活しています。

10月末に引越しを控えていて、引越業者さんに見積りをしていただいたのですが、荷物は「二人暮らしの一般的な量」と言われました。

だけど! 今でもカーテンを手放したいと思っているし、卒業アルバムもありません! でも、コウペンちゃんのぬいぐるみは捨てたくありません!

そんな変わった人なんです……私は。


1.私と片づけの出会い|テレビで見たこんまりさん

私と片づけとの出会いは、おそらく10年くらい前。まだ実家に住んでいた頃、こんまりさんこと近藤麻理恵さんの、片づけコンサルティングの様子を再現したドラマをたまたま見たんです。

金スマっていう番組で、こんまりさん役は仲間由紀恵さんでした。片づけられない依頼人役が夏菜さんで、こんまりさんのアシスタントが速水もこみちさんで……。

(調べたところ、放送は2013年9月でした!→日テレサイト

私の両親も片づけられない人だったんですよ。

だから「片づけなさい!」「キレイにしなさい!」っていつも怒鳴ってたんだけど「どう片づけるか」は全く教えてもらったことがありませんでした。

教えなかったのではなく「教えられなかった」のだろうと、今では思いますけどね。使っていない鉛筆やボールペンが山のようにあるのが当たり前の環境でした。

「まだ使えるものでも、使っていないものは捨てていい」「収納の中には限界まで詰めなくていい、少し余裕を持たせたほうが使いやすい」などのルールを他人に初めて教えてもらって衝撃が走り、少し片づけが好きになりました。

2.ズボラゆえにミニマリストさんに憧れる|面倒くさがり×効率化

実家を出て東京で一人暮らしをしていたのですが、たまたま「ミニマリスト」という存在がこの世にいると知りました。

私は面倒くさいことが嫌いで、効率化が大好きです。

例えば、化粧がとてつもなく面倒くさいです。せっかくメイクアップしても、どんなに上手にできても、その日の夜には落とさないといけないじゃないですか。そして、次の日の朝にはまたやらないといけない。

「こんな繰り返し、やってらんない!」と。

「なんか、賽の河原(さいのかわら)みたいだな」と思っちゃいまして。

賽の河原っていうのは、親よりも先に亡くなった子どもが、三途の川のほとりで石を積まされるんですよ。「10個積んだら終わりにしていいよ」って言われるんだけど、積み終わりそうになると地獄の鬼がやってきてそれを崩します。

するとまた1個目から積まなきゃいけない……という終わりのない作業をずっとくり返さなきゃいけないという話です。それが、親より先に亡くなった者に与えられる罰だから。

(実は『ぬ~べ~』をはじめ『ゲゲゲの鬼太郎』『犬夜叉』『結界師』などの妖怪や鬼が出てくるアニメが好きです。なのでこんな話になっちゃいました。でもバリバリのホラーは怖いです。)

メイクに話を戻しますね。

私は「メイクをすると気分が上がる」とか「スイッチが入る」みたいな気持ちが全然ないタイプで、ただ身だしなみという義務感のためだけに無理してやりたくないことをやっていました。

「メイク」から「賽の河原」を連想できるぐらい、本当にメイクが大嫌いなんですね、きっと。

だから効率化が大好きな私は「アートメイク」を取り入れました(眉・アイライン・リップをやっています)。

タトゥーに似ているけれどそれよりも浅い層に、半永久的に残る色素をクリニックで入れてもらうのです。

昔は「いかにもアートメイクです!」というようなデザインしかなく、抵抗感があった人も多いみたいですが、最近はナチュラルなデザインも多く、私が「実は……」と言うと友達に「うそー!」と驚かれます。それぐらい自然です。

という感じで、とにかく効率化やミニマル化が大好きで、非効率なことが面倒くさく、大嫌いな私。

どなたのブログだったか忘れてしまいましたが「僕にとっては街全体が冷蔵庫です。24時間やってるコンビニもスーパーもあるし、ファミレスだってある。だから冷蔵庫を持たなくていいんです」と書かれているのを読みました。

料理が嫌いなのに、なんとなく自炊をするのが当たり前のような気がしていた私は「冷蔵庫って持たなくていいんだー!」と衝撃を受けました。

(最近はそうでもないですが、私もGさんも量を食べるタイプで、自炊をしたほうが圧倒的に安上がりだったので、結局冷蔵庫も持っているし、自炊をする生活に落ち着いています。今のところは。)

ミニマリストさんの動画にアンチコメントがつくことってよくあるんですが、私は「面倒くさいことを逃れるためなら何でも大歓迎」というマインドだったので「すごい」「かっこいい」「自分もこうなりたい」としか思いませんでした。

私はHSPで刺激を受けやすいので「独房みたい」と一般の方が嫌がる、極端にモノが少ない部屋が、逆に「スッキリしていて落ち着く」と感じます。

今は「ミニマリストを目指す人」ではなく、ただの「ミニマリストを好きな人」になりましたが、やっぱりブームが去っても好きだなぁと思います。

3.アロマ・アドバイザーの資格をついに手放す!?|無駄になるのが怖かったけれど

こんな感じで「モノを減らすこと」には良い印象しか持っていなかった私。

『全捨離』を提唱する桜庭露木さんも面白いなと思い、本も読みましたし、動画も見ていました。

こんな感じでさんざん勉強していたので「あぁ、これ手放したほうがいいんだろうな」とか「たぶんこれ、次の1年も使わないぞ」という感覚が自分でもわかるんですよ。

最近の中で1番捨てるのをためらっていたのが、Xに投稿したアロマ・アドバイザーの資格でした。

「資格」だけなら捨てるのは全然かまわないのですが、不利な点が多くて。

「その協会に加入している間だけ、○○アドバイザーと名乗れます」っていう制度ってよくあるじゃないですか。

それを退会して、再登録したときにまた使えたらいいのに、一度退会したら、最初からコースを受講しなおさなきゃいけないんですよね。

まず、年会費が1万2千円。そのお金を払って協会に入ると、アロマ・アドバイザーの資格を取るための講座を受けることができます。協会の会員にならなければ、そもそも受講もできません。

講座を全部受講し終えるとテストを受ける権利を与えられ、テストに合格するとアロマ・アドバイザーになれます。

アロマ・アドバイザーの資格を持っている人は、上級資格であるアロマ・セラピストやアロマ・インストラクターという資格の講座を受講できるようになります。

数年前の私は、東京でアロマ・アドバイザーの講座を開催している先生を見つけ、N協会への会員登録と、講座受講の申込みを同時に行いました。講座は月に2回×半年で全12回、受講費は15万円ほど。その他にテキスト代やテストの受験費用もかかりました。

それだけお金をかけたのですが、結局ピンと来るものがなく「ただ取っただけ」で終わってしまいました……。

勉強自体は好きなので、上級資格も「いつか受けたいな」という気持ちがあり、しばらく会員を継続しておこうと思っていたんです。

でも、アロマ・テラピー自体は今でも嫌いになったわけではありませんが、今のところそれを仕事にする可能性は低く、やるとしても何年も後になりそうでした。

その間たかが1万2千円、されど1万2千円を払うというのが……「うーん」と思ってしまって。

ひと月あたり千円ですからね。すごく大きい金額というわけではないので、今までズルズルと払ってきてしまったのですが、こういう「念のため(継続しておく)」ってよろしくないよなぁと思っていました。

そうして「ときめき」が失われていたところへ、今年も「年会費を振り込んでください」とお知らせの手紙が届きました。

気分がずーんと沈んじゃって。

今年は「まあいっか、これぐらい」「一応払っておくか」とはならなくて「あぁ、本当に自分が手放したがってるんだな」とわかりました。

でもさ、でもさ!

別にアロマが嫌いになったわけじゃないし、アロマ・セラピストの講座も受けたら楽しいだろうなとは思うわけですよ!

完全に嫌いになったものを手放すのは簡単だけれど「嫌いじゃない、でも『今すぐに』ではないかも」っていうモノを手放すのってすごい難しいですよね!

お金・時間・メンタルとか、いろんな都合がうまく重なって「よし、やっぱり上級資格を勉強したい」ってなったときに、年会費を払うのはいいとしても、また15万円以上払って12回の講座を受けて、アドバイザーの資格を手にするところから始めなきゃいけない……その手間が嫌だなぁと。

やっぱり、私が最も嫌がるものって「非効率的なこと」なんです。

お金を失うことより「もう一回受けなおすのは無駄だから」が障壁になっていました。

先日、算命学という占いの体験を受けさせてもらったんだけど、算命学では生年月日から数字を導き出して、5つの四角に当てはめるんです。私は右側にある四角に0という数字が入っていたのですが「ここが0の人は、基本的に無駄が嫌いですねー」と言われちゃいました。

結局「手放したほうが、もっといい出会いがある」というマインドで、アロマ・アドバイザーの資格&会員権とはさよならすることにしました。

最後だから記念にnoteに載せる写真でも撮ろうと思ったら、会員カードをすでに持っていなかったので、本当に手放したかったんだと思います(←そういえば何か月か前に、シュレッダーにかけた気がする)。

これ「手放したほうがいいんだろうな」と何度も覚悟を決めて「よし!」ってなるかと思いきやズルズル……を繰り返してきて、やっと今年解放されました! よかった!

4.東京都から沖縄県へ引っ越すことが後押しに|もう一段階ギアを上げて

何年もズルズルしてたのに、今年は「えいやっ」のスイッチが入ったのは、やっぱり引越しの影響が大きいと思います。

「引越しがあったってなくたって、別に捨てたいときには捨てればいいじゃん」というマインドだったのですが、やっぱり引越しってもう一段階ギアが上がりますね!

うちは夫婦二人暮らしで、2トンロングというサイズのトラックで荷物を運び出します。これより下がいわゆる「単身パック」という、荷物少なめの一人暮らしサイズ。「今より料金を安くしたければ、冷蔵庫7台分減らさないと収まらない」と言われました。

だから小物とか、それこそ「会員としての権利」みたいなものを多少手放したところで料金には変わりないのだけれど、気持ち的にスッキリして新生活を始めたいですからね。

運気が上がるように「まだ使おうと思えば使えるけれど、ヨレている服」なども手放していっています。

みなさんは

  • 引越しの際に手放してよかったもの

  • 最近、苦労して手放したもの

  • 今年中に手放したいもの

などありますか? あったらぜひコメント欄やXで教えてください。

片づけネタ・ミニマリストネタ好きさんとつながれたら、嬉しいです♪

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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