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kohshi2812
しおりがくれた言葉
本を読んでいたら、しおりが挟まっていた。本屋で本を買うと付いてくる、ペラペラの短冊みたいな紙。
なんとなく気になった。よく見たら漢詩が書いてあった。
讀書之樂樂如何
緑滿窓前草不除
読書の楽しみ、楽しみは如何
緑を窓前に満ちて草除かず
私が手にしたしおりには、意味がこう書いてあった。
読書の楽しみとは、大自然の働きと一体となることに他ならない。 ・・・朱熹
朱熹とは、朱子のことらしい。
そうか、読書までもが自然の一部なのか。
本を読んで知識を深め、その上で大自然に身を委ねて生きること。それこそが読書の楽しみ。
私は、こう受け取った。
土の匂いを嗅ぎたくなった。