清涼飲料水メーカーを傘下に持つキリンホールディングス株式会社の財務諸表(第185期 第3四半期)を見てみる

「キリン「健康事業、24年度黒字に」 買収豪企業が通年寄与」という記事が目についたので、キリンホールディングス株式会社をEDINETで調べてみることにした。

・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず有形固定資産(非流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、5606億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、6090億円と増加している。次に持分法で会計処理されている投資(非流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、3617億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、3730億円と増加している。次に持分法で会計処理されている投資(非流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、3617億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、3730億円と増加している。次にのれん(非流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、2895億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、3901億円と増加している。次に無形資産(非流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、2009億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、3069億円と増加している。次に営業債権及びその他の債権(流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、4091億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、4387億円と増加している。次に棚卸資産(流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、2901億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、3450億円と増加している。次に現金及び現金同等物(流動資産)で前年度(2022年12月31日)が、880億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1497億円と増加している。

負債の部。社債及び借入金(非流動負債)で前年度(2022年12月31日)が、4086億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、4542億円と増加している。次にその他の金融負債(非流動負債)で前年度(2022年12月31日)が、1296億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、832億円と減少している。次に退職給付に係る負債(非流動負債)で前年度(2022年12月31日)が、580億8400万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、587億3700万円と増加している。次に営業債務及びその他の債務(流動負債)で前年度(2022年12月31日)が、1144億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、2911億円と増加している。次に社債及び借入金(流動負債)で前年度(2022年12月31日)が、2651億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、3013億円と増加している。次に資本の部で利益剰余金。前年度(2022年12月31日)が、1兆638億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1兆929億円と増加しているので、稼いでいる。当第3四半期連結会計期間の負債合計(1兆5412億円)と資本合計(1兆3947億円)で負債合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上収益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が1兆4571億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は1兆5478億円と増加している。次に売上収益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が8004億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は8550億円と増加している。次に営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が1284億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は1122億円と減少しているので、当第3四半期連結累計期間は営業の調子が良くなかったようだ。次に営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が1607億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は1087億円と減少する結果となっている。最後に報告書を見ると、当第3四半期連結累計期間の連結売上収益は、前年実施した価格改定によって単価上昇した国内ビール・スピリッツ事業及び国内飲料事業、継続的に価格改定を行っているオセアニア酒類事業、また円安影響等によりコーク・ノースイーストや協和キリンが増収となっているようだ。さらに当第3四半期連結累計期間の為替影響は原材料等の調達においては減益要因であるが、在外営業活動体の財務諸表の日本円への換算に際しては増益要因となっている。在外営業活動体は、日本,日本円以外の通貨にその活動の基盤を置く関連会社や支店など。オセアニア酒類事業が気になったが、キリングループのオセアニア酒類事業を担うLion Pty Ltdでは「キリン 氷結」を豪州で製造・販売している(https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2023/0821_01.html)。




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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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