ケーブル・電線の販売を行う泉州電業株式会社の財務諸表(第74期第3四半期)を見てみる

「泉州電業の24年10月期、純利益4%増 建設用の電線好調」という記事が目についたので、泉州電業株式会社を調べてみることにした。

・要約四半期連結財務諸表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、271億6500万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、270億9400万円と減少している。次に受取手形及び売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、225億7200万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、226億4400万円と増加している。次に電子記録債権(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、108億3100万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、115億7800万円と増加している。次に商品(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、65億7500万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、78億4500万円と増加している。次に商品(流動資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、65億7500万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、78億4500万円と増加している。次に商品の額に対して仕掛品、原材料及び貯蔵品の額が少ないと感じた。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、103億8100万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、106億1400万円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、62億9000万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、71億6600万円と増加している。次に機械装置及び運搬具(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、3億1600万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、3億8200万円と増加している。次にのれん(無形固定資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、1億5600万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、1億3000万円と増加している。次に長期預金(投資その他の資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、30億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、30億円と変化なし。次に投資有価証券(投資その他の資産)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、16億9500万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、23億6200万円と増加している。

次に負債の部。支払手形及び買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、412億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、429億円と増加している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、18億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、7億円と減少している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、18億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、7億円と減少している。次に社債(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、1億700万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、9900万円と減少している。次に退職給付に係る負債(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、22億4900万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、23億4800万円と増加している。泉州電業は割りと歴史のある会社なので長年勤めていた人が退職している可能性。次に社債(固定負債)で前連結会計年度(2022年10月31日)が、1億700万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、9900万円と減少している。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2022年10月31日)が、442億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年7月31日)は、471億円と増加しているので、当第3四半期連結会計期間は稼いでいる。当第3四半期連結会計期間の負債合計(497億円)と純資産合計(491億円)のバランスを見ると、負債合計が上回る。

四半期連結損益計算書

次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が835億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)は928億円と増加している。次に売上原価は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が711億8900万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)は787億9800万円と増加している。次に営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が52億6600万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)は63億4200万円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に四半期純利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2021年11月1日 至 2022年7月31日)が38億800万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2022年11月1日 至 2023年7月31日)は45億700万円と増加する結果となっている。

次に為替差益(営業外収益)と為替差損(営業外費用)が発生したので、過去の報告書を遡り調べてみることにした。2018年11月1日から2023年7月31日までをトータルすると、為替差益の額が大きい。最後に報告書を見ると、当社グループの係わる電線業界は、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均1,208千円と前年同期平均982千円に比べ上昇。建設・電販向けの出荷量は前年同期に比べ横ばいで推移。で、当第3四半期連結累計期間の経営成績は半導体製造装置向け需要の増大、自動車・工作機械向け需要の回復、銅価格の上昇に伴い建設・電販向けの売上が増加したことにより、売上高等が増加となっていることなどが書かれている。

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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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