大手鉄鋼メーカーであるJFEホールディングスの財務諸表（第22期 第1四半期）を見てみる

JFEが大型増資　動く世界の鉄鋼株、成否分ける3つのM - 日本経済新聞

「JFEが大型増資　動く世界の鉄鋼株、成否分ける3つのM」という記事が目についたので、JFEホールディングスをEDINETで調べてみる。

・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS

まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。まず棚卸資産（流動資産）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、1兆3672億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、1兆3608億円と減少している。次に営業債権及びその他の債権（流動資産）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、7761億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、7792億円と増加している。次に有形固定資産（非流動資産）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、1兆8910億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、1兆8915億円と増加している。次に持分法で会計処理されている投資（非流動資産）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、4654億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、4932億円と増加している。次にその他の金融資産（非流動資産）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、2005億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、2095億円と増加している。次に負債。営業債務及びその他の債務（流動負債）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、7032億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、5845億円と減少している。次に社債、借入金及びリース負債（流動負債）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、3970億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、7215億円と増加している。次にその他の流動負債（流動負債）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、2652億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、2075億円と増加している。次に社債、借入金及びリース負債（非流動負債）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、1兆4659億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、1兆3684億円と減少している。次に退職給付に係る負債（非流動負債）で前連結会計年度(2023年３月31日)が、1206億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、1188億円と減少している。そして利益剰余金。前連結会計年度(2023年３月31日)が、1兆3977億円だったのに対し、当第１四半期連結会計期間(2023年６月30日)は、1兆4483億円と増加しているので、当第１四半期連結会計期間は稼いでいる。当第１四半期連結会計期間は、負債合計（3兆3105億）と資本合計（2兆2658億）で負債の方が上回っているので、お金を貸している方からすると会社の評価が落ちるなどのことがあれば文句を言われる。

・四半期連結損益計算

次に損益計算書（PL）。まずは売上高は、前第１四半期連結累計期間(自　2022年４月１日 至　2022年６月30日)が、1兆2536億円だったのに対し、当第１四半期連結累計期間(自　2023年４月１日 至　2023年６月30日)は、1兆2620億円と増加している。次に営業利益は、前第１四半期連結累計期間が、1166億円だったのに対し、第１四半期連結累計期間は、848億円と減少しているので、第１四半期連結累計期間の営業の調子は良くなかった。そして四半期利益は、前第１四半期連結累計期間が、850億円だったのに対し、第１四半期連結累計期間は、596億円と減少する結果となった。