2024年名古屋市長選,当選広沢氏.選挙がエンタメ化した日本の未来,求めるのは動画じゃなく行動など,メルマガ - 2024/11/25
読者へのメッセージ(小話):「春日部のイトーヨーカドーが閉店 「しんちゃん」のスーパーのモデル」の件。ノスタルジーを感じるのは素敵なことですが、結局のところ、イトーヨーカドー春日部店が閉店するというのは、私たちの懐かしい思い出がビジネスとして成り立たなかったということなのではないでしょうか。「クレヨンしんちゃん」の聖地と言われても、現実の商売は厳しいものです。お客さんが十分に集まらなければ、閉店するのは当然の結果です。ファンが拍手で見送るのは感動的な場面かもしれませんが、もっと前に普段からたくさんの人が利用していれば、こうした状況にはならなかったかもしれませんね。過去を美化するのは簡単ですが、それが未来にどんな価値を残すのかを考えることが大切だと思います。春日部からこのスーパーがなくなることで、この街がこれからどう変わっていくのか、そこを見据えることが必要なのではないでしょうか。ただ「懐かしい」と言っているだけでは、前に進むことができないような気がします。
■今日のトピック
「日に日に再生増えた」名古屋市長選、当選広沢氏にSNS追い風 兵庫知事選配信者も転戦。昨今、SNS戦略が選挙戦の主役になりつつありますが、最近の選挙戦を見ていると、「誰が一番バズる動画を作れるか」といった競争にすぎないように思えてなりません。政策論争や実効的な議論よりも、動画編集スキルや一瞬の注目を集める能力が重視される現状には疑問を感じざるを得ません。このままだと、次回の選挙では候補者が市議会でTikTokダンスを披露する日が来るかもしれません。広沢一郎候補がSNSを駆使し、目立った結果を出したのは事実ですが、SNSの拡散力には「一瞬で忘れられるリスク」が伴います。選挙戦中に目立つことばかりを意識していると、選挙が終わった瞬間に「広沢さんって、何をする人だったっけ?」という状態になりかねません。選挙戦で重要なのは、短期的な注目を集めることではなく、当選後に市民の信頼を積み上げていくことです。政策の実行や公約を実現することが問われるのは、選挙戦が終わった後のことです。SNSで言ったことを「本当にやっている」と市民に感じさせる行動こそが求められます。それを怠れば、次回の選挙では「またバズらせようとしているだけ」と思われ、誰もその動画に関心を持たなくなるでしょう。SNSは確かに便利なツールですが、それが目的化してしまうと、政治の本質が見失われます。注目されることと信頼されることの違いをしっかりと理解しない限り、その戦略は市民に飽きられるだけです。とはいえ、広沢一郎氏が60歳でYouTuberを活用し、選挙戦で積極的に情報発信を行ったことは、非常に革新的で効果的な戦略だと言えます。SNSや動画配信の力を借りて、従来の演説活動やメディアの枠を超え、広範な世代に対して自らの主張を届ける方法は、現代の選挙戦において重要な一歩でした。このような柔軟なアプローチは、年齢に関係なく時代に適応できる力を示しており、60歳という年齢にもかかわらず、現代の選挙戦において十分に活躍できることを証明しました。しかし、この戦略が長期的な信頼と実績に結びつかないのであれば、次回の選挙での「バズだけ」が通用することはないでしょう。
貯金1,000万円以上の人が「解約してよかった固定費」トップ8!浮いた分、貯金が増える。節約や支出の話をするとき、固定費や変動費なんて言葉を使っても、結局のところ「自分が何に満足しているか」を理解していないと全く意味がありません。年会費だろうがジムの会費だろうが、支払った分の価値をちゃんと感じていれば、それで十分なはずです。それなのに、「とりあえず契約したけど全然使っていない」とか言い出すのは、そもそも契約する時点で考えが足りていなかった証拠です。解約して「やめてスッキリしました」とか言って自己満足している人もいますが、だったら最初から何で契約したのか、そこをちゃんと説明してほしいものです。こういう話を聞くと、節約ってのは「お金を節約する力」じゃなくて、「考える力」の問題だとつくづく思います。ろくに考えずにお金を使い、後から「無駄だった」と気づく。笑い話としては面白いですが、それを繰り返している人生って、どうなんでしょうね。支出を見直すなら、自分が本当に満足を得られることにお金を使っているのかを、もっと真剣に考えるべきです。それができないなら、いくら節約しても同じことを繰り返すだけです。
「「マイナ保険証」利用率は約15% 厚労省が公表 健康保険証の新規発行停止が12月2日に迫る。」という記事で考えることは…。
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