寿司居酒屋などを展開する株式会社ヨシックスホールディングスの財務諸表(第39期第2四半期)を見てみる
「や台ずし、客と人材握る「田舎戦略」 1.5等地で340店」という記事が目についたので、今回は株式会社ヨシックスホールディングスをEDINETで
調べてみることにした。
・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS
まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、78億4464万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、93億9907万円と増加している。次に売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、4億2864万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、3億8146万円と増加している。次に原材料及び貯蔵品(流動資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1億7484万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1億8434万円と増加している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、18億1988万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、19億2387万円と増加している。次に投資その他の資産で前連結会計年度(2023年3月31日)が、8億8456万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、9億8077万円と増加している。
負債の部。支払手形及び買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、6億7032万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、12億2997万円と増加している。次に1年内返済予定の長期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1億2499万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、7294万円と減少している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1億440万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、4億8300万円と増加している。次に役員退職慰労引当金(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、5億1736万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、5億3049万円と増加している。次に長期借入金(固定負債)で前連結会計年度(2023年3月31日)が、1044万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、「-」と記載なし。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2023年3月31日)が、80億8846万円だったのに対し、当第2四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、87億6950万円と増加しているので、当第2四半期連結会計期間は稼いでいる。当第2四半期連結会計期間の負債合計(44億1514万円)と純資産合計(95億2117万円)のバランスをみると、純資産合計が上回る。
四半期連結損益計算書
次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が77億5728万円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は102億6433万円と増加している。次に売上原価は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が27億8994万円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は34億2290万円と増加している。次に販売費及び一般管理費は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が48億7287万円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は57億5847万円と増加している。次に営業利益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が9445万円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は10億8295万円と増加しているので、当第2四半期連結累計期間の営業の調子はかなり良かったようだ。次に四半期純利益は前第2四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年9月30日)が7億6241万円だったのに対し当第2四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)は8億492万円と増加する結果となっている。最後に報告書を見るとグループは「や台ずし」を中心に新規出店及び業態転換を実施しまし、「や台ずし」業態は店舗数が311店舗(フランチャイズ含む)、総店舗数の92.0%を占める。また、均一低価格居酒屋である「ニパチ」業態は、店舗数が16店舗、総店舗数の4.7%を占める。当第2四半期連結累計期間における売上高は増加。といったことが書かれている。店舗は一等地への出店を避けてコスト削減などを行っているというが、燃料価格高騰や物価高による食材価格の上昇の影響を受けている厳しい状況で、他にも利益を生むための施策がありそうだと私は感じた。