ゲーム事業、メディア事業などを展開する株式会社ドリコムの財務諸表(第24期半期)を見てみる

今回は株式会社ドリコムをEDINETで調べることにした。

貸借対照表,バランスシート/BS

「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と私が気になるところに着目している。

次に純資産の部で利益剰余金合計。前連結会計年度(2024年3月31日)が、19億円だったのに対し、当中間連結会計期間(2024年9月30日)は、9億円と増加しているので、稼いでいる。当連結会計年度(2024年3月31日)の負債合計(78億円)と純資産合計(47億円)のバランスをみると、負債合計が上回る。

損益計算書

次に損益計算書(PL)。こちらも私が気になるところに着目している。営業利益は前中間連結会計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年9月30日)、4億円だったのに対し当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は、マイナス3億円と減少となっているので当中間連結会計期間 (自 2024年4月1日 至 2024年9月30日)は調子が悪かったようだ。最後に報告書をみると、ゲーム事業は、当第1四半期に新規タイトルをリリースいたしましたが、売上が想定を下回る推移となったことから、将来収益の再評価を行い、当該ゲームアプリに関連する資産を減損処理することとした。現在の運用中モバイルゲームタイトル本数は10タイトルとなっており、複数の長期運用タイトルから収益を獲得。売上高は、受託開発案件の終了や前期にクローズしたタイトルの影響に加え、一部の運用タイトルが前年を下回る推移となったこと等により、前年同期比で減少。利益は、前期に不採算であったタイトル2本をクローズしたことによる効果はあったが、上記の減収要因、および当第1四半期に新規自社配信タイトル1本をリリースしたことに伴う費用の増加等により、前年同期比で減少。結果、セグメント売上高は3,796,631千円(前年同期比23.6%減)、セグメント利益は256,878千円(同74.0%減)。主力事業である当セグメントは、引き続き運用中タイトルの安定的な収益の維持に努める他、今後リリースする新規タイトルの貢献による売上、利益の増大を目指す。コンテンツ事業は、IPの保有、育成、収益化を目的として出版・映像事業に取り組む中、ライトノベルレーベル「DREノベルス」とコミックレーベル「DREコミックス」から毎月刊行を実施。また、当社の有するインターネットサービスの知見と先進的なテクノロジーを活用し、Web3領域における新たな事業開発や、SNSを活用したファンマーケティング支援サービス『Rooot』『Fanflu』等を提供。売上高は、「DREノベルス」に加え、昨年秋から「DREコミックス」の刊行を開始しており、シリーズ累計10万部を超える人気作品を複数輩出できていることから、前年同期比で増加。利益は、出版・映像やWeb3などの新規事業領域への投資を行っており費用先行が継続しているため、損失額が前年同期比で増加。結果、セグメント売上高は224,507千円(前年同期比87.7%増)、セグメント損失は572,051千円(前年同期はセグメント損失516,418千円)となりました。当セグメントにおいては、中期的に目指す姿の実現に向け今後も投資を実施。といったことが書かれている。

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Kazutaka Kobayashi@論理的思考×課題解決
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