化粧品の製造、販売を行う株式会社コーセーの財務諸表(第82期第3四半期)を見てみる
「コーセー、大谷が放った大ヒット 中国逆風も米欧に活路」という記事が目についたので、株式会社コーセーをEDINETで調べてみることにした。
・四半期連結貸借対照表,バランスシート/BS
まずは「貸借対照表,バランスシート/BS」。大きな数字と気になるものに着目する。資産の部から。まず現金及び預金(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、1165億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、1278億円と増加している。次に受取手形及び売掛金(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、524億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、429億円と減少している。次に商品及び製品(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、371億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、436億円と増加している。次に原材料及び貯蔵品(流動資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、290億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、286億円と減少している。次に建物及び構築物(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、264億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、250億円と減少している。次に土地(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、173億6300万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、173億3500万円と減少している。次にリース資産(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、81億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、98億円と増加している。次に工具、器具及び備品(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、62億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、58億円と減少している。次に機械装置及び運搬具(純額)(有形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、49億3400万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、43億4700万円と減少している。次にソフトウエア(無形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、46億1900万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、49億8700万円と増加している。次にのれん(無形固定資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、43億5600万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、40億9200万円と減少している。次に投資有価証券(投資その他の資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、179億7900万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、166億7100万円と減少している。次に退職給付に係る資産(投資その他の資産)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、102億9600万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、105億5500万円と増加している。
次に負債の部。電子記録債務(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、183億8300万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、203億1700万円と増加している。次に未払金(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、158億7200万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、97億8100万円と減少している。次に未払費用(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、109億1900万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、118億4600万円と増加している。次に支払手形及び買掛金(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、79億1300万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、88億6200万円と増加している。次に返金負債(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、55億3300万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、58億9000万円と増加している。次に未払法人税等(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、32億8700万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、37億2400万円と増加している。次に短期借入金(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、13億6100万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、5億円と減少している。次にリース債務(流動負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、8億2800万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、10億8700万円と増加している。次にリース債務(固定負債)で前連結会計年度(2022年12月31日)が、77億9300万円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、93億4900万円と増加している。そして純資産の部で利益剰余金。前連結会計年度(2022年12月31日)が、2401億円だったのに対し、当第3四半期連結会計期間(2023年9月30日)は、2453億円と増加しているので、当第3四半期連結会計期間は稼いでいる。当第3四半期連結会計期間の負債合計(836億円)と純資産合計(2453億円)のバランスを見ると、純資産合計が上回る。
四半期連結損益計算書
次に損益計算書(PL)。まずは売上高は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が2008億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は2189億円と増加している。次に売上原価は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が598億円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は637億円と増加している。販売費及び一般管理費は、広告宣伝費、販売促進費、給料及び手当等が増加
している。次に営業利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が124億8100万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は160億2900万円と増加しているので、当第3四半期連結累計期間の営業の調子は良かったようだ。次に四半期純利益は前第3四半期連結累計期間 (自 2022年1月1日 至 2022年9月30日)が143億5400万円だったのに対し当第3四半期連結累計期間 (自 2023年1月1日 至 2023年9月30日)は137億4800万円と減少する結果となっている。最後に報告書を見ると、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は化粧品事業で日本国内では引き続き好調に推移するも、韓国や中国の免税チャネルで苦戦。福島原発処理水の海洋放出後は影響を受けた。一方で欧米で展開する「タルト」は、主力商品の売上を伸ばす。コスメタリー事業では、売上高は前年同期と比べて増加。その他の事業は、ホテルやゴルフ場向けアメニティ製品の販売が増加し、売上高は前年同期と比べて増加。といったことが書かれている。