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ポケモンGOサウジ系に売却交渉,米開発企業5300億円規模,メルマガ - 2025/02/20
読者へのメッセージ(小話): ナイアンティックは、ポケモンGOを世に送り出したのはもはや過去。熱狂もどこへいってしまったのか。いっぽう、サウジアラビアの石油マネーが、今やゲーム業界をも席巻する時代。かつては、最先端を走っていた企業も、時代の変化に対応できなければ、あっという間に過去の遺物となる。これは、企業だけでなく、私たち個人にも言えることだ。常に変化を恐れず、新しい技術や情報に目を向けなければ、いつの間にか時代に取り残されてしまう。ポケモンGOの売却は、私たちに警鐘を鳴らしている。「変化を恐れるな。常に新しいことを学び続けろ」。
■今日のトピック
ポケモンGOサウジ系に売却交渉,米開発企業5300億円規模。まず私が気になった点は、「ポケモンGO(ゴー)」を開発したNiantic社(ナイアンティック)という会社である。ポケモンと言えば「株式会社ポケモン」や「任天堂」、「ゲームフリーク」をいった会社を連想する人もいるだろうが、ポケモンGOを開発したのは、位置情報とAR技術を活用したモバイルゲームの開発で知られるNiantic社(ナイアンティック)である。このNiantic社(ナイアンティック)は、本社所在地がカリフォルニア州サンフランシスコで、当初はGoogleの社内スタートアップ「Niantic Labs」としてスタートし、その後、Googleから独立し、現在の社名となっている。そして、Google、任天堂、ポケモンから最大3,000万ドルの資金調達している。
次にポケモンGOの開発経緯は以下のとおりである。
2014年:任天堂の岩田聡氏とポケモン社の石原恒和氏が、GoogleとのエイプリルフールのコラボレーションとしてポケモンGOのコンセプトを考案(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)。
2015年8月:Nianticが独立企業として設立(https://en.wikipedia.org/wiki/Niantic,_Inc.)。
2015年9月10日:ポケモンGOの開発が正式に発表(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)(https://www.juegostudio.com/blog/pokemon-go-success-story)。
2015年10月:Niantic社がGoogle、任天堂、ポケモン社から3,500万ドルのシリーズA資金調達を実施(https://nianticlabs.com/about)。
2016年3月:日本でベータテストを開始。その後、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカへと拡大(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)(https://www.juegostudio.com/blog/pokemon-go-success-story)。
2016年6月30日:ベータテスト終了(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)。
2016年7月6日:オーストラリア、ニュージーランド、アメリカで正式リリース(https://www.juegostudio.com/blog/pokemon-go-success-story)。
■開発の特徴
Nianticの前作「Ingress」のクラウドソースデータを活用してポケストップやジムの位置を決定(https://www.juegostudio.com/blog/pokemon-go-success-story)。
Googleマップのデータをポケモンのスポーンに利用(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)。
長年のポケモンシリーズ作曲家である増田順一氏がサウンドトラックを担当(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)。
元Google社員のデニス・ファン氏がグラフィックデザインに参加(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)。
ポケモンGOは、懐かしさを感じさせるポケモンフランチャイズと最新の拡張現実(AR)技術を組み合わせることで、従来のモバイルゲームとは一線を画す革新的な体験を提供している。
なお、ポケモンGOはポケモンフランチャイズの一部である。ポケモンフランチャイズは実際に存在し、非常に大規模で多岐にわたるメディアフランチャイズとなっている。
ポケモンフランチャイズの主な構成要素
ビデオゲーム:
メインシリーズのRPG(例:ポケットモンスター赤・緑、ソード・シールドなど)
スピンオフゲーム(ポケモンGO、ポケモンユナイトなど)
アニメシリーズと映画
トレーディングカードゲーム
マンガ
おもちゃや関連商品
ポケモンフランチャイズの歴史と特徴
1996年2月27日に最初のゲーム「ポケットモンスター赤・緑」が日本でゲームボーイ向けにリリースされました(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon)。
フランチャイズは、ゲームフリークの創設者である田尻智の発案から始まりました(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon)。
1998年から2000年にかけて世界中に展開され、「ポケモン現象」と呼ばれる前例のないグローバルな現象を引き起こしました(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon)。
2016年夏、Nianticが開発した拡張現実ゲーム「ポケモンGO」のリリースにより、フランチャイズは第二の大ブームを経験しました(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon)。
ポケモンは世界で最も収益の高いメディアフランチャイズの一つと推定されています(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon)。
ポケモンフランチャイズの所有構造
通常のIPとは異なり、ポケモンは3つの企業が共同所有しています:任天堂、ゲームフリーク、クリーチャーズ(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon)。
1998年に株式会社ポケモンセンター(後の株式会社ポケモン)が設立され、アジア地域でのポケモン関連事業を管理しています(https://en.wikipedia.org/wiki/The_Pok%C3%A9mon_Company)(https://corporate.pokemon.co.jp/en/aboutus/history)。
2009年以降、株式会社ポケモンの子会社であるThe Pokémon Company Internationalがアジア以外の地域でフランチャイズを管理しています(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon)。
このように、ポケモンGOはポケモンフランチャイズの一部であり、ポケモンフランチャイズ自体は多様なメディアと製品を含む巨大な知的財産となっている。そして、ポケモンGOはポケモンフランチャイズの一部であり、ゲーム開発には複数の企業が関わっている。
Niantic (ナイアンティック):
ポケモンGOの主要開発元および発売元(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)(https://ja.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_GO)
元々はGoogleの社内ベンチャー企業として始まり、後に独立(https://en.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_Go)
株式会社ポケモン:
Nianticと共同でポケモンGOを開発(https://ja.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_GO)
任天堂:
ポケモンフランチャイズの権利を持つ企業の一つ
ポケモンGOの開発に協力(https://diamond.jp/articles/-/96670)
グーグル:
Nianticの元親会社
開発資金の提供者の一つ(https://ja.wikipedia.org/wiki/Pok%C3%A9mon_GO)
これらの企業が協力して、ポケモンGOの開発が実現。任天堂は直接の開発元ではありませんが、ポケモンフランチャイズの重要なパートナーとして関わっている。
そして今回、NianticはサウジアラビアのScopely社にゲーム事業(ポケモンGOを含む)を売却する交渉を進めているとの報道される。なお、スコープリー(Scopely)は、アメリカのインタラクティブエンターテインメント企業で、モバイルゲームの開発・パブリッシングを主な事業としている。以下に同社の詳細をまとめている。
会社概要
設立:2011年
本社:カリフォルニア州カルバーシティ
創設者:ウォルター・ドライバー、アンクール・ブルサラ、エリック・フトラン、エイタン・エルバズ
現在の所有者:サウジアラビアのSavvy Games Group(2023年7月に49億ドルで買収)
主要事業
モバイルゲームの開発・パブリッシング
人気IPを活用したゲーム制作
自社開発スタジオと外部スタジオとの協業
代表的なゲームタイトル
MONOPOLY GO!(2023年発売、2023年最大のモバイルゲーム)
Star Trek Fleet Command
MARVEL Strike Force
Scrabble GO
YAHTZEE With Buddies
Stumble Guys
技術と特徴
Playgamiと呼ばれる独自の技術プラットフォームを活用
データ分析と創造性を組み合わせたゲーム開発アプローチ
多様なゲームポートフォリオの管理
業績
2019年:累計収益10億ドル突破
2025年2月現在:累計収益100億ドル以上を達成
受賞歴
Fast Companyの「世界で最も革新的な企業」に複数回選出
TIME誌の「世界で最も影響力のある企業100社」に選出
Pocket Gamerの2024年「No.1トップモバイルゲームメーカー」に選出
スコープリーは、人気IPを活用した戦略的なゲーム開発と、独自の技術プラットフォームを駆使した運営により、モバイルゲーム業界で急速な成長を遂げています。
次にスコープリー(Scopely)がナイアンティック(Niantic)の買収を検討している理由は以下のとおりである。
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