挑戦しない親に、成功する子どもはいない!未来は挑戦の連鎖で作られるなど,メルマガ - 2024/09/14

読者へのメッセージ(小話): 私は現実的に日本をみて奇跡でも起きない限り、このままいくと素晴らしい日本が本当になくなると考えています。国の活力の基盤となるのは人口であり、その人口を支えているのは農業、そして結婚や子どもを育てることだと考えています。しかし、これらの分野において明るいニュースはほとんど見られません。それでも、私たち一人ひとりが小さな力を集めて社会に貢献できる余地があると信じています。

■今日のトピック

「勉強を頑張る」のは「我慢する」ことなのか? 元ビリギャル・小林さやかさんが語る、最強の勉強法。記事にも書かれているとおり、子ども自身が「やりたい!」と感じることが、モチベーションを高める上で非常に重要です。親や周りの大人がどれだけ勧めても、子どもの心が動かされなければ、長続きしないし、自ら行動に移すことは難しいでしょう。さらに、子どもが「やりたい!」と思えない場合、その成長過程で他者から抑圧されたり、やりたいことをどこかで諦めてしまう可能性もあります。次に、「小さい頃からの成功体験を積み重ねること」が大事だという点にも共感します。ところが、多くの親や大人は、子どもの失敗に目を向けがちで、罰を与えたがる傾向にあります。そもそも、彼ら自身が成功体験に乏しく、そのために子どもに成功のモデルを示すことができないのではないでしょうか。加えて、親や大人たちが職場で上司から失敗を責められたり、長時間労働に疲弊したりする中で、子どもに「働くことの良い面」を見せたり語ったりする余裕がないのも一因かもしれません。もし親自身に語れるほどの成功体験がなければ、子どもに成功の喜びを伝えることが難しく、結果として失敗を強調してしまうのも無理はないと言えます。しかし、記事でも述べられているように「失敗を経験できない環境では、成功することもできない」という点は見逃せません。失敗を恐れて一歩を踏み出せない大人たちが、子どもに対して挑戦の機会を与えられないのは当然の結果かもしれません。この現状を変えるためには、まず親や周囲の大人自身が、小さなことからでも挑戦し、楽しむ姿を子どもに見せることが重要です。大人が楽しんでいる姿を目にすることで、子どももその姿勢を自然に感じ取り、自らも挑戦しようとするでしょう。ただし、現代の大人たちは子どもと一緒にいる時間でさえスマホを操作していることが多く、その習慣を改める必要があるでしょう。スマホ依存がある場合、それを自覚し、子どもに悪影響を及ぼさないように行動を見直すべきです。このように、親や大人が自ら楽しみ、挑戦する姿勢を示すことが、子どもの成長やモチベーションにとって大きな意味を持つのではないでしょうか。

結婚したい、子どももほしい、だけど…。この記事で特に気になったのは、都内で一人暮らしをする派遣社員の方が紹介されていたことです。この方は手取り22万円程度で生活しており、家賃や光熱費、食費などの出費がかさむため、手元に残るお金はほとんどなく、貯金ができない状況にあります。また、「趣味も持たずぜいたくもしない生活」と書かれていましたが、趣味やぜいたくは消費行動の一部であり、消費がないと経済が回らなくなるという点は、現役世代や若者にとっての大きな課題だと感じました。次に、紹介された方が生活を安定させるために簿記の資格を取得し、月収がアップしていることも印象的でした。資格取得は多くの人にとってスキルアップや生活の安定を目指す手段であると考えられます。しかし、年齢が上がるにつれて体力が低下し、仕事と勉強の両立が難しくなることは避けられません。「体力的にはしんどい」という状況において、電車通勤中に滋養強壮剤や疲労回復のサプリメントを摂取したくなる気持ちは理解できます。しかし、私はそれらが疲労を一時的にごまかすだけだと考えています。そのため、運動を勧めます。運動には疲労回復の効果が期待できるからです(参照:疲れた時は筋肉を動かそう。疲労回復の新常識「アクティブレスト」)。最後に、令和の時代において「結婚は高級品になってしまった」と実感しています。結婚生活にかかる費用は重要ですが、生まれてくる子供は単なる「品」ではなく、実際の人間です。江戸時代や戦後、そして現在に至るまで、結婚を通じて多くの苦労を伴うことは変わりません。成長した大人がその苦労をどう返すかについて、結婚や子供の出産については十分に検討することが大切だと思います。

中堅社員がボロボロ辞める……退職者たちの本音とは離職の大きな原因となる、中堅層以降の「放置プレイ」問題。最近、「中堅層が辞める」という相談が増加している点が気になりました。離職の主な理由として、上司との信頼関係の欠如、フィードバック不足、キャリアの不透明さ、組織内の縦割り文化、そしてサポートの欠如が挙げられます。これらの問題を解決するためには、信頼関係の構築に向けてフィードバックの質を高めること、キャリアプランを明確にすること、縦割り文化を緩和し部門間の協力を強化すること、そして管理職のリーダーシップを強化することが必要です。しかし、これらの取り組みは短期間で成果を得られるものではなく、時間がかかるものだと言えます。企業の存続条件は利益であり、毎日成果を上げる必要がある一方で、現代は不確実性が高い時代とも言われています。やるべきことが多い中で、効率やコストパフォーマンスを求めたくなる気持ちも自然な反応でしょう。しかし、それでもこれらの問題に対処するには、時間と努力が欠かせないのは明白です。こうした課題を改善するために、企業が長期的視点を持ち、現実的な解決策を模索し続けることが重要ではないでしょうか。

「『雇い止め』に怯える非正規公務員たち……大竹まこと、はるな愛もコメント」という記事で考えることは…。

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思春期から抱いてきた「死への恐怖」や「人生の本質」といった根源的な問いは、私に深い探求心を与えると同時に、市場の変化を敏感に察知するための…

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