トイレットペーパー狂想曲
「マスク不足の次は、トイレットペーパーが店頭からなくなるはず、、
噂かもしれないけれども、、念のため、、」
友達から謎めいた電話がかかってきたのは、コロナ騒動真っただ中。
そして次の日、トイレットペーパーを買いにスーパーを踊り狂ったようにハシゴしたんだ。
テレビでは、買いあさりしないでくださいって言い始めたときには、もう遅し。。
部屋の一角に山積みになって、トイレットペーパー山ができてましたよ。「ジャックと豆の木」の豆の木ができる速さで。あの話は最後、金貨落ちてくるんだったかな。うちの山からは金貨出るかな。
そのトイレットペーパー山。
和名だと、ちりがみ山か。
ちり紙とトイレットペーパーは形状も違うし、別物か⁈ そのそびえ立つ山には、いったい何回お尻を拭く、何トイレ数お世話になるのだろう?少なくとも当分、トイレットペーパーは買いに行かなくて済むだろう。とほっと安心したものだった。
ここでトイレットペーパー豆知識。
トイレットペーパーはアメリカ生まれ。日本では大正時代につくられ始めたんだって。おしりを拭く道具として、他には、葉っぱ、木片、砂、とか。
びっくりしたのは、指と水、指と砂。
指って、、、そのあとの指の気持ち考えるといたたまれない。その方法がスタンダードの国もあるから、なんとも言い難いけれども。紙を使っているのは全人口の半分ぐらいという記事を見つけた。世界って広いな。
トイレットペーパーが市場で不足しています。
そう言われ始めたのはトイレットペーパー山ができてから数日後だった。(その節には騒動に加担してすみませんでした。)
もしこのトイレットペーパーがなければ、拭く道具として、葉っぱにするか、木片は痛いし、、まさか、、指、、、って、、、
よかった。かろうじて我が家には、トイレットペーパーがあったから。
一時トイレットペーパー山も、あれよあれよと減っていき、今朝はあと一袋12ロールまでになってしまった。
市場にはトイレットペーパーが通常価格で普通に売られていて、我が家のロイヤルトイレットペーパーも、ロイヤルはどこかに消えてただのトイレットペーパーになっていた。ロイヤルってことばの響きがいいな。
今日、ドラッグストアの店頭で安売りしていたトイレットペーパー。
時代に人間は翻弄されているけど、彼らトイレットペーパーたちはいつも変わらず人間のおしりを拭き続けるという使命を全うしているんだ。
これからも彼ら、トイレットペーパーたちの活躍に期待したいなどと願っている以上に、いつもお世話になっています。ありがとうございます。
ほんとうに大切なことは、なくなってから気づくことが多いなぁ。
あなたがいてくれてほんとうによかった。
(そう言われる人にわたしもなりたい)
今日もお尻を大切に。
今日もありがとう。