【UX名古屋】KA法の価値抽出
KA法を今回初めて学び、すごく頭が混乱しています…
記載内容に誤りがあるかもです…
誤記載を発見された方は、ご指摘頂けると幸いです。
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【日にち】 2019/12/17
【主 催】 @uxnagoya さん
【内 容】 KA法の価値抽出
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下記ステップのうち、今回は「①」のみを実施した。
① KA法で価値を抽出する/KAカードを作る(※)
② 複数のKAカードをグルーピングする
③ ②をもとに施策立案
※1回1時間のインタビューで20~30個程度のKAカードが作れる
1.「KA法」って何?
あるテーマを分析して、価値を抽出するツール。
KA法によって言語化された内容を記したものがKAカード。
頭にボンヤリ浮かんだ「○○しないな~」という課題解決願望に対して、顧客インタビューなどから導き出した商品・サービスの価値をKA法によって、企業へ提案できるレベルまでに具体化してKAカードへ記載することで、強い説得力を持つ事ができるというメリットがある反面、KA法による価値抽出⇒施策立案はとても時間がかかるというデメリットがある。
KA法では「機能ベース」ではなく「価値ベース」で物事を捉えるため、企業の投資などの意思決定を行う際に、「どの価値を捨てて、どの価値を強化するか?」という視点で投資判断を行う事ができる。
↓以下、私なりの解釈↓
・価値という大きな枠の中に、機能という複数の小さな要素がある
・価値と企業のブランディングは、ほぼ等しいもの だと仮定した。
KA法で価値ベースで議論が行えるという事は、大きな枠での議論ができるため、投資判断・経営方針の変更など大きな決断をする際に、自社が何を重視するのか?という判断の指標となる。(小さな要素である機能はいつでも自由に変更ができる)
(例)
価値:手軽さ
機能:小型・軽量(手軽さの中の「持ち運びやすさ」に特化した機能)
機能:低価格(手軽さの中の「購入しやすさ」に特化した機能)
2.KA法の使い方
①出来事、②心の声、③価値の順番で記載していく
①出来事
下記の2つ以上の要素を含めた内容を書く
(例)状況+行動、行動+結果、動機+行動+結果
・状況:~だったので
・動機:~だと思ったので
・行動:~した
・結果:~だった、~だと感じた
②心の声
顧客になったつもりで、ベタな表現で素直な顧客の声を書く
③価値
①と②を元にどんな価値があるのかを書く
・「~できる価値」のように、動詞+価値の形で書く
・抽象的すぎず、具体的すぎない価値で書くこと! ←これが難しい…
(例)
【①出来事】普段運動する事がないので、
スマホの歩数計を使って1日8,000歩は歩く事にしている
【②心の声】普段から少しずつでも運動する事を意識しよう
【③価 値】普段の生活の中で運動を意識できる価値
3.KA法の注意事項
★嘘を書かない!
★話を盛らない!妄想しすぎない!
★顧客視点で考えること!
(自分と他者の価値観は違う事を認識する)
★「価値」に「出来事」「心の声」をそのまま書くのはNG!
・対象者の価値観が読み取れる内容となっていれば、良いKAカード!
・価値は、顧客視点・事業者視点、どちらで書いてもOK!
・抽象度が高すぎる文章はダメ!
(例)幸せ、健康 ←人によって基準が異なるため
・KA法は大勢でブレストしてワイワイ使うツールではない
・顧客にとっての価値は、時代の変化で変わる事を認識する
(例)スマホ
・昔:外出時のみ使う
・今:外出時も自宅でも使う。むしろPCを使わなくなった
・1枚のKAカードの行動欄の記載内容が複雑な時は、2枚のKAカードに分解して書き直すと良い
・最後に上手くグルーピングできない、もしくはグルーピングが出来すぎる時は、内容が抽象的すぎるか具体的すぎるという、どちらかの悪いパターン…
4.KA法を使って疑問に感じたこと
【疑問】
「出来事」に2つの要素が含まれている時、どちらにフォーカスして分析をすれば良いのか?
(例文)
腰痛持ちなので普段からストレッチをして柔軟性を保つ必要がある。
だけど普段は続けられず、ストレッチができていない
※「腰痛orストレッチ」どちらにフォーカスすべきか?
【答え】
実務ではテーマが必ず存在する。
そのテーマ次第で、どちらにフォーカスするかを決める。
・他の複数のKAカードと当カードを見たときに、バランスを見てどちらの事象にフォーカスするかを決める場合もある
・どの事業者視点での分析かによっても、フォーカスする内容は変わる
(例)病院、マッサージ店、フィットネスジム
5.練習してみよう!
KA法を使って、新しい商品・サービスを生み出すのは、初心者の私には難しかったので、既存商品(同じアイスというカテゴリー)で練習してみました。
「私だったらこう書くよ!」というご意見等ありましたら、ぜひコメントください。