安心安全がモットーの私と、変化を好んで楽しむ彼。
私は、気に入ったものをリピートする癖がある。
好きな音楽を見つけるとリピート再生にして飽きるまで聴き続けたり、飲食店やカフェに行ってもいつもと同じものを注文する。(スタバだと、アイスのホワイトモカなど)
こだわり、なんて言えるほどのことではないのだが、気に入ったものがあると、もう一度!と思わずにはいられないのだ。
一方、私の彼氏はリピートする習慣がない人だ。
音楽もランダムに流して聴くし、飲食店やカフェに行ってもその時の気分で選んでいる印象がある。
そんな彼と回転寿司屋さんにいくと、毎度私は驚く羽目になるのだ。
私には絶対に外せない、お気に入りのお寿司がある。
まず初めに注文するのは鯛。ちょっと値段が高いくらいのことは全然問題ないので、パネルで注文する。
あとは、炙りサーモンと炙り海老。単品ではあまり食べないのだが、炙ってくれるとなると途端に食欲が湧いて注文してしまう。
タコも好きだ。イカよりタコ派であり、タコが売り切れだと相当ガッカリする。
だいたいこのあたりのお寿司をリピートするのが回転寿司屋さんでのルーティンである。
彼はと言うと、オニオンが乗ったサーモンマヨ寿司、ハマチ、ヒラメ、かにみそ軍艦、サラダ軍艦、明太マヨ軍艦、など(ごく一部にすぎない)。私が絶対に食べないであろうお寿司を次から次へと注文していくのだ。
しかも毎回違うものを注文するので、彼と回転寿司に行く時はいつも違うお寿司たちがズラッと並んでいる。
私はその光景を見るたび、こんなにもお寿司の食べ方に個性が出るものなんだと、頭を抱えている。
彼は彼で、いつも同じお寿司しか食べない私を見て「よく飽きひんよな」と言ってくる。
お寿司屋さん以外でも、よくある。
「え?なんでそれを注文するん?」というような、味の想像が出来ないような料理を、彼はよく頼む。
そして、やっぱり違うのにしておいたら良かったと言っている彼もたくさん見てきた。
変わらない安全なものを求める私と、変化を楽しむ彼。
失敗を恐れていつも同じものばかりの私からしたら、常に変化を求め続け、失敗してもそれはそれでOK!の楽観的な考え方の彼のことが凄いなあ、自分と違うって面白いなあ、と思う。
あまりにも違う感性を持つ私たちが3年4ヶ月も一緒に居られているのが、たまに不思議に思うが、これからも相手の個性を大事に、良いな!と思う所はどんどん自分も取り入れていきたい。
とりあえず、次お寿司屋さんに行った時は、いつも頼むお寿司以外のものにも挑戦してみようと思う。