心の醜さ
Twitterをフォローして下さってる方にはお伝えしましたが、
やはり乳がんでした。
前向きに、頑張ろうともがいていたけど、
すっかり心が折れてしまいました。
理由は色々あります。
母を養っているので、そこへ加えていくらかかるのかわからない自分の治療費なんて
とても捻出できないし、
身元引受人だの連帯保証人だの、一体誰に頼んだら良いのか見当もつかないし、
手術中の「ご家族待機部屋」の文字を見るのも辛い。
私には入院や手術に付き添ってくれる家族なんていないし、
つまりそれって、治ったところで喜んでくれる家族なんていないんじゃないかと思うのです。
お金の話。
母は、もちろん年金を貰っています。
でも、それでは足りないので、ずっと私が持ち出しをしています。
母は、くも膜下出血の後遺症に加え、重度の糖尿病を患っています。
(くも膜下出血の後遺症で自身の欲求をコントロールできず、どんどん悪化しました)
まだ家で看ていたある時、あまりにも状態が悪いということで、緊急入院になりました。
さすがに自分だけの持ち出しでは厳しいので、
少し出してもらえないかと妹に相談しました。
妹は、旦那に相談すると言い、返ってきた返事はこうでした。
「『お義母さんは年金を貰ってるから、その額と入院加療にかかった額の明細を出してもらって、まかないきれなかった分を折半ならいいよ』って旦那が言ってる」、と。
そのとりまとめ、誰がやるんですかね?(笑)
デイサービス3箇所通い、加えて入院費。
薬局代に、うちで養ってる分の食費や諸々の費用。
病院やケアマネさんとのやり取りは私。
働いて、介護もしながら、その明細を作れ?と??
私はもうばからしくなって、
「じゃあいいわ」
で終わらせました。
それでも妹家族とは仲良くやってきたつもりです。
子供好きの母の孫を産んでくれた妹への感謝もありました。
ですが今回、
「多分8割方がんだろう、覚悟しておいて」
と言われ、結果が出るまでの約2週間。
妹が、言ってきたのは
「海苔が無くなりそうだから買って」
大した額ではないですが、海苔好きの姪っ子のために、
私は妹家に海苔を送ってました。
いつの間にかそれが常態化して、
妹家の海苔は私が買うことになってたみたいです(笑)
がんだと確定した直後は妹夫婦の結婚記念日で、
楽しそうな旅行の写真がたくさん送られてきました。
私にはとても耐えられなかった。
私の心が醜いから、人の幸せを祝えない。
それを突きつけられている気がして、色んな意味で辛さしかなかった。
正直今は、治療なんて、する気にはなれないです。
お金がないのは私のせいなんでしょうか?
二択なんです。
母を生かすか、私が生きるか。
私は、母をとても気の毒だと思っています。
これ以上苦労させたくないのです。
だったら私が諦めるしかないじゃないですか。
こんなことを書いている間にも、
妹から、姪っ子の展覧会の作品の写真が送られてきて
私の心はぐちゃぐちゃです。
私の心が醜いから、家族の幸せすら祝えない。
人間て、嫌な生き物ですね…