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週刊オールライター第120号「卒業旅行in静岡&大阪 友の応援と緊急事態、そして・・・」

皆さんは、卒業旅行をしたことがありすか?家族に感謝の気持ちを伝えるために家族旅行を企画したり、友人・ゼミ生と一緒に旅行など・・・。今回、2/20〜2/24にかけて、私は「ひとり卒業旅行」に行ってきました。行き先は静岡と大阪です。今回は、とんでもないハプニングに見舞われました。それも含めて、旅の模様をたっぷりとお届けします。ぜひ最後までご覧ください。


1日目 埼玉→静岡 平尾柊翔外野手のプロ初キャンプへGO‼︎

まずは、プロ野球イースタンリーグに参加している「くふうハヤテベンチャーズ静岡」のキャンプを見に行きます。
高崎線と宇都宮線からの始発列車を乗り継いで、まずは熱海駅に向かいます。長距離移動のため、グリーン車に乗車しました。

上野東京ラインの始発列車。

熱海駅でJR東日本の列車からJR東海の列車に乗り換えます。

211系を置き換えた315系3000番台。
これにより、静岡地区の車両は100%トイレ付きになりました。

沼津駅で、三島発の列車に乗り換えました。
車両は、転換クロスシートを装備した313系8000番台でした。過去に、静岡まで美味しいものを食べに青春18きっぷを使って旅をしたり、富士スピードウェイでアルバイトをするための移動中に利用したことがあるのですが、やはりこの車両はいつ見ても嬉しいものです。

車窓から見える富士山。
清水駅にて乗ってきた列車を見送る。

清水駅からは、しずてつジャストライン(静岡鉄道の運営するバス)に乗車し、くふうハヤテベンチャーズ静岡のホーム球場・ちゅ〜るスタジアム清水に向かいました。

ちゅ〜るスタジアム清水(清水庵原球場)。

今回のキャンプに来た目的は一つ。私の友人である平尾柊翔外野手のプロ初キャンプを見に行きたかったからです。

トスバッティングの様子。
ちなみに、トスをしてあげている背番号5は、元横浜DeNAの倉本寿彦内野手です。
ケージバッティングの待ち時間に素振りをする平尾柊翔外野手。
ノックをする中村勝投手コーチ。
日本ハムやオリックスをはじめ、国内外のリーグを点々として活躍しました。
ちなみに平尾外野手の高校の大先輩(春日部共栄高校)でもあります。
ノックをする山下幸輝守備走塁コーチ。
元横浜DeNAの内野手です。
見回りをする赤堀元之監督。
現役時代は近鉄バファローズでストッパー(クローザー)として活躍していました。

プロ野球のキャンプを見に行くという経験は、これが初めてのことでしたが、とても見応えがありました。それと同時に、友人が夢に向かって頑張っている姿を見ることができて、とても嬉しかったです。平尾外野手が、いわゆる「12球団」に移籍するためには、今年度以降のドラフト会議で指名されなくてはなりません。友人の夢はまだまだ終わっていません。「夢を追う者」同士(平尾外野手は12球団入り・私は鉄道ライター)、お互いに頑張らなくてはいけないな、という意識がより一層芽生えました。

清水駅にて。

ちゅ〜るスタジアムを後にした私は、静岡鉄道に乗り行きました。2年前に青春18きっぷで静岡まで乗り鉄しに行った際、新静岡駅〜(静鉄)草薙駅で寄り道したのですが、折角なので残りの新清水駅〜(静鉄)草薙駅も乗ってしまおうと思い立ち、乗りに行きました。

静岡鉄道A3000系。
2年前は1000系もいましたが、現在は全車が引退し、一部が福井鉄道・熊本電鉄に移籍しました。

新静岡駅で降りた後、私はしばらく駿河屋本店にいました。ここは、日本最大級の駿河屋で、まず鉄道関連のコーナーが広いことに驚きました。家から近い駿河屋ではまず見れないレンタルレイアウトもありましたから。それに、ゲームコーナーには無料で遊べるレトロアーケードゲームの筐体がありました。ホテルのチェックインの時間まで、パズルゲームと格闘ゲームで遊んでいました。

プラモデルを模したベンチ。
バンダイの工場が静岡鉄道沿線にあります。
駿河屋本店。

時間になったので、ホテルにチェックインし、夕食を食べに行きました。夕食は、静岡駅の中にある浜松餃子のお店「石松餃子」です。浜松餃子の元祖のお店のようです。餃子が世界一大好きな食べ物である私としては、これは見逃せず、思い切って15個食べました。餃子と回転寿司はいくらでも食べられる自信があります。

もやしが載っていないけど・・・

2日目 静岡→大阪→京都 移動日に起きたまさかの緊急事態

2日目は、移動日です。まずは、静岡駅から東海道新幹線「こだま」で名古屋駅に向かうのですが、その前に朝食として静岡駅名物を食べました。
富士見そばのチーズそばです。2年前も食べたのですが、美味しかったのでまた食べに行きました。

チーズそばと稲荷寿司。
313系8000番台。
昨年のダイヤ改正で運用ダイヤが固定ではなくなったことで、3年ぶりに313系8000番台同士の連結を見ることができるようになりました。

「こだま」は、とある裏技を用いて、人生初となる新幹線のグリーン車を使いました。その裏技とは「ぷらっとこだま」と呼ばれる、JR東海ツアーズが発売している旅行商品のグリーン車プランを利用した、というものです。鉄道ファンの間で「ぷらこだ」とも呼ばれるこの「ぷらっとこだま」は、通常価格よりも2000円ほど安く新幹線に乗車できる大変お得な商品です。列車変更が効かないなどのデメリットはありますが、時間に余裕を持って尚且つ安く新幹線を利用したい人におすすめします。特にグリーン車を。

グリーン席。
ミニデスクに置かれているのは、新幹線移動の必需食である「シンカンセンスゴクカタイアイス」ことスジャータのアイスです。
「シンカンセンスゴクカタイアイス」ことスジャータのアイス(抹茶)。
ただ、車内販売が廃止された影響で固くありません。

名古屋駅に到着した瞬間、まさかのサプライズが。名古屋駅到着前、ホームの先端にカメラを持った人が多く集まっていたので、「もしや?」と思い、すぐ後ろを走っていたのぞみ213号を待つことに。その結果・・・

Wonderful Dreams Shinkansenが到着したのです!

ピーターパン

この編成は、東京ディズニーシーの新エリア「Fantasy Springs」のPRのため、「史上初の東海道新幹線にラッピング」という快挙を成し遂げたとんでもないレア新幹線です!
しかもこの日は、運行初日でした!!

サプライズも束の間、次の列車に乗り換えるため、近鉄名古屋駅へ。
次に乗る列車は名阪特急「ひのとり」です。大阪難波駅と近鉄名古屋駅を結ぶ名阪特急の最高級ブランド。今回は、プレミアムシートを予約しました。先頭・最後尾車両のプレミアムシートは、通常の特急料金よりも高額です。

ひのとり。
プレミアムシート。

プレミアムシート利用者は、デッキにあるロッカーに荷物を無料で預けられる他、オリジナルコーヒーを飲むことができます。

ひのとりコーヒー。
中川短絡線に入るところ。
中川デルタ線の内側。

なんばまで、快適な乗車でした。3時間はあっという間に過ぎました。

お馴染み、グリコの看板。

お昼は、金龍ラーメンにしました。龍の看板を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

メディアにも登場することがある金龍ラーメン。
金龍ラーメンのチャーシュー麺。
ごま油が効いていたので、キムチを入れると辛さが助長されます。

しかしここで、まさかの事件が発生してしまいました。ラーメンを食べ終えた私にショッキングなニュースが入ってきたのです。それは、トラベルライター・横見浩彦さんが、急性心不全によってお亡くなりになられたというニュースでした。横見さんは、漫画「鉄子の旅」に出演していたほか、2005年に日本の全鉄道駅乗下車を達成したことで有名です。近年は体調を崩されていたことはXで知っていましたが、まさかお亡くなりになるとは思いませんでした。63歳、あまりにも早い死です。

私は、横見さんとはお会いしたことはなく、日比谷公園での鉄道イベントのテレビロケに出演していたところを見かけたくらいでした。ですが、私にとって横見さんは大きな存在でした。というのも、横見さんは、私の恩人である鉄道ライター・栗原景さんの恩人でもあります。私が思い詰めた最大の原因がこれです。
実は、栗原さんが鉄道ライターとしてデビューするきっかけは、横見さんでした。
もし横見さんと栗原さんが出逢っていなければ、私は栗原さんと出逢っていなかったでしょうし、「鉄道ライターになるための第一歩が、今のレベルまで100%踏めていなかった」は大袈裟ですが、踏めていなかった可能性は十二分にあります。
だからこそ、私は「横見さんと栗原さんの出逢い」が巡りに巡って「私と栗原さんの出逢い」に繋がったと信じています。なので、ショックが大きすぎました。そのせいで精神的に徐々に追い詰められた結果、吐き気を感じて五位堂駅で緊急下車し、トイレに駆け込みました。幸いにもえずいただけで、嘔吐することはなかったのですが、動悸が聞こえ、足もフラフラだったので、この時点で私は精神的緊急事態を悟り、乗り鉄を打ち切って祇園四条にある宿に直行することにしました。
五位堂から祇園四条への最短ルートを、Yahoo!乗換案内で検索した結果、まず鶴橋まで折り返し、JR大阪環状線に乗り換えて京橋に向かい、京橋からは京阪特急に乗るというルートが出たので、まずは鶴橋まで戻ることに。

近鉄2610系。

鶴橋では、大阪環状線に乗り換えました。

京橋まで乗車しました。

そして京阪特急の2階建て車両に乗車し、祇園四条へ。
宿に直行し、しばらく横になって落ち着きの時間を作ってから夕飯を食べに行きました。

京阪特急。

夕飯後は、八坂神社・円山公園・鴨川の河原を散歩しました。気分を落ち着かせるための自己療法です。
そして、八坂神社麓のコンビニで明日の朝食を買い、宿に戻りました。

三条大橋。
八坂神社の能舞台。
八坂神社。
春には、隣の円山公園の枝垂桜を目当てに多くの観光客が集まります。

3日目 京都→大阪 苦難を乗り越えた先に待っていたもの・・・

一晩寝たら、なんとかある程度まで回復しました。ある程度回復できたので、とある場所に向かうことにしました。
その目的地に向かうため、祇園四条駅から京阪特急に乗車し、樟葉駅に向かいました。

京阪特急を見送る。

目的地は「くずはモール」という京阪が運営するショッピングモールです。ここの中にある「SANZEN HIROBA」には、かつて京阪電車で活躍した車両が展示されています。
実はここ、3年前に家族で大阪に旅行しに行った際、私は単独行動の時間に一度きたことがあり、その際の展示車両は京阪初代3000系「テレビカー」だけでしたが、新たに5000系と2600系のカットボディが追加されたので、それを見に行きました。

初代3000系テレビカー。
日本初の両開き5ドアを採用した京阪5000系。
ラッシュ時は5ドアをフル回転、日中は5ドア中2ドアを締切にし、ロングシートを降ろしていました。
京阪の通勤用車両2600系。
現役の車両もいますが、数を減らしてきています。
5000系のラッシュ時のみ使われるドア。
日中はこのように締め切られます。
初代3000系の補助椅子。

くずはモールで遊んだ後は、昼食を食べるために難波に移動します。

残り4編成にまで減った2200系。
引退間近ということで、この編成は登場当時の塗装に復元されています。
ミャクミャク様のラッピング。

淀屋橋までは、快速急行(新3000系)のプレミアムカーを使用しました。特急(8000系)のプレミアムカーは乗車したことがあるので、快速急行のプレミアムカーに初めて乗車しました。

なんと、こちらもミャクミャク様ラッピング。
ひらかたパーク。

淀屋橋からは、Osaka Metro御堂筋線に乗車します。

御堂筋線21系。

なんばでは、昨日食べに行った金龍ラーメンの隣にあるくくるに行きました。

くくる名物の巨大タコ。
大阪といえばたこ焼き。

大阪名物を食べた後は、お土産を買い集めることにしました。
大丸心斎橋店では、中にあるポケモンセンターオーサカDXにも行きました。

JR難波駅。

大丸に行った後は、梅田でお土産を買うため、乗り鉄を兼ねてJR難波駅から天王寺・京橋経由で大阪駅に向かいました。

天王寺から環状線を一周してから阪和線に入る関空・紀州路快速。

大阪駅でお土産を買い集め、後は心斎橋でのお笑いライブに行くだけとなりましたが、まだ時間に余裕があったので、乗り鉄をしました。
まずは、大阪駅から尼崎駅までJR神戸線の快速に乗車しました。

当日は遅れていました。

尼崎駅からは、JR東西線に乗車し、京橋駅へ向かいました。JR東西線も、以前乗ったことがあるのですが、北新地駅〜京橋駅が未乗車のため、完乗目的で乗りました。

JR東西線で使用される207系1000番台。

京橋駅で再び京阪に乗車したのですが、その前におやつを食べました。京阪京橋駅ホームにあるコンビニ「もより市」にて販売されているフランクフルトと、京阪系列のミックスジュース店「ジューサーバー」のミックスジュースです。私はこれを「京阪おやつセット」と呼んでいます。

京阪おやつセット。

おやつを食べた後は、京阪特急に乗車し、淀屋橋に向かいました。

この旅3度目の京阪特急。

淀屋橋からは御堂筋線で心斎橋まで向かうと、ちょうど良い時間になりました。
私のお目当て、DAIHATSU心斎橋角座に到着です。

DAIHATSU心斎橋角座。

この日行われたライブは、「女ならでは夜が明けぬ」というもので、女性芸人限定のライブでした。このライブに、私の推し芸人である「はっぴちゃん。」が出演していたことで、今回見に行くことになりました。実は私、今年の4月にはっぴちゃん。本人から「ネタライブを見にきて欲しい」と、XでDMを頂戴していたのですが、親への相談もなしに就職活動を理由に断りの連絡を入れてしまい、親から突っ込まれたので、謝罪の意味も込めて行くことにしていました。また、出待ちが許されていたこともあって、それを狙って彼女のトレードマークであるピンク色のはっぴを持っていきまして、見事写真撮影に成功しました。おかげで私はとても「はっぴー」になりました。前日あれだけショックを受けていたことを考えると、奇跡の回復です。お笑い芸人さんの力、本当に偉大です。

心も回復傾向になり、いい気分になった私は、千日前で夕食にしました。大阪旅最後の大阪名物は「肉吸い」です。これは、簡単にいえば「肉うどんのうどん抜き」です(ちなみに、うどんの代わりの炭水化物として、卵かけご飯と一緒に食べることもあるようです)。これは、大阪がお笑いの街であるからこそ生まれた名物です。その昔、難波花月(現在のなんばグランド花月)での吉本新喜劇の合間に「千とせ」といううどん屋に来ていた当時の新喜劇団員、花紀京さんが忙しいことを理由に無茶ぶって
「肉うどんのうどんを抜いて出してくれ」
と行ったことが始まりで、それ以降「千とせ」では、うどんを抜いた肉うどんが出されるようになり、これが「肉吸い」として大阪中に広まったのでした。

肉吸いは、大阪うどんじゃないと100%成立しません。
関西出汁だからこそ成立するのである、とうるさく言っておきます。

肉吸いで体が温まった後は、お風呂に行くことにしました。千日前線と谷町線を乗り継いで天神橋筋六丁目に行きました。

千日前線。
ラインカラーのピンクには、都市伝説があるとか・・・。
谷町線22系。
引退が決まっていますので、記録はお早めに。

天神橋筋六丁目にあるスーパー銭湯は、2年前に一人で大阪に行った際にも利用したことがる場所です。

風呂後のR-1。
風呂後のアイス。

お風呂に入ってさっぱりした後は、谷町線で東梅田まで戻りました。これが、大阪での最終乗り鉄です。

谷町線の主力車両30000系。

大阪駅では、これから乗車するサンライズ瀬戸・出雲が、遅延しており、定刻より15分ほど待ちました。

サンライズ瀬戸・出雲。
大阪からの乗車需要もそれなりにありました。

4日目 帰宅

今回は、前回の大阪旅行時に個室が空いていたのを見て反省したことから、シングルを利用しました。
朝日が昇る瞬間を撮り忘れるほと熟睡した私を乗せたサンライズは、15分遅れを見事に巻き、東京に到着しました。

東京到着。

東京からは、最寄り路線に乗り換えて、家路につきました。

むすびにかえて

今回は、2/20〜2/24にかけて、私は「ひとり卒業旅行」に行ってきた模様をお送りました。色々な意味で、正直楽しかったです。山あり谷あり。
皆さんの旅の思い出は何ですか?ぜひコメント欄で教えてください。

それではまた。

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