殺処分は増えてる?減ってる?

SNSで動物愛護活動をしている方々をたくさんフォローしている。自分では直接見れない酷い現場(殺処分、虐待、地獄のような繁殖場の様子)の真実を知ることが出来たし、懸命に実施されている活動内容を見て、私も何かしなきゃ!と奮い立たされて本当に小さい事しかしてないけれど動いたりもしてみた。

毎日投稿を見て思うことは、活動している方々への感謝と、動物たちへの懺悔と、動物を苦しめている一部の人間やそれを許してしまっている社会への憤りと、何もしていない自分の不甲斐なさ。

何が出来るだろう?保護動物を預かる?トリマーやトレーナーの資格を取ってボランティアする?保護施設を作る?保護動物と新たな飼い主のマッチングアプリを作る?

そんな話を相談していたら「そもそも殺処分って増えてるの?減ってるの?」って聞かれた。答えられなかった。知らなかったから。

すぐ調べたらこの10年で28万頭から4万頭に減っていた。保健所にペットを持ち込みにくい規約になり持込による殺処分が減った(他の場所で処分されている)という側面もあるだろうし、まだ4万頭もいるのだから全然良くないのだけれど、確実に減ってはいるのだ。これってもしかしてあんまりみんな知らないかもしれない。

問題を見つめるとき、悪い所ばかり指摘してしまう節がある。でも良くなっている事もシェアして喜んで糧にすることも必要なんだと思う。ついつい行政を攻めてしまったり現状を嘆いてしまったりしがちだけれど、この23万頭の殺処分減少はきっと、役所の人や政治家の方や活動家の人達の長年の努力で成し遂げられたに違いない。それを誉めたたえることがあってもいいと思う。おしり叩かれてるばっかりじゃ誰しもきっとツライ。

去年の署名活動参加の増加数が世界中で1番多かったのは日本だったそう。(今までが少なかったから伸び代があったというのもあるし、10代20代の力がすごく大きい)

こんなふうにきっと世の中には良い変化もたくさん起きているはずで、そういったことを見つけて発信していくことは意味があるはず。差し迫った危機や残酷な現実を知ることも大事だし、良い種を見つけることも大事。

直接的に出来ることを探しつつ、私が今すぐいつでも出来ることは、共有すること。

1人でも多くの人に関心を持ってもらう(今すぐ興味持ってもらえなくても、心のどこか奥底の片隅にでもひっかかってくれてたらいい)ことや、世界中の同じ思いの人たちと繫がって鼓舞し合うこと。

誰もが良い気持ちで受け止めてもらえるような発信をしていこうって改めて思った。

だから私のそういう関連の言動を見て「はいはい承認欲求、乙」とかだけではどうか片付けないで欲しい笑。(そんな人いないか)

賛同してもらえなくてもいいから、知ってだけでももらえますように、と祈っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?