「これってどうかな?」意見を聞きたいのに、人からどう思われるか不安で“決められない”“行動できない”。
「これってどうかな?」そう聞くと、こんな答えが返ってきそうな気がする。
好きにやればいいじゃん。
勝手にやればいいじゃん。
あんたがやりたいなら、やれば?
いちいち聞かないで。
これは小学生くらいの頃に親からよく言われていた言葉で、自分で考えて行動しなさい、という親からの教育のメッセージ。今考えればとても自律性を育むすばらしい教えであるし、同じくらいスパルタだったとも言える。
決して親を悪くいうつもりはないので、誤解しないで読み進めてほしい。
私にとって、この「これってどうかな?」は、大人になった今でも誰かに意見を問うときに、もの凄く重力を感じるもので、これができないだけで一歩前に進めないということもある。
今日は人からどう思われるか怖い、意見を聞くのが怖い、そんな方のために私の経験談を少しお話ししたいと思い書いています。
⬛︎行動するのは自分。そんなのは分かっている。
もちろん最終的に決断し行動するのは自分であることは百も承知。
ただ、あなたはどう思う?と考え方をシェアし合ったり、違った見方がないか視野を広げたいために他人の意見を聴きたいのだが、その意図を伝えようとすると、すごく重ったるく回りくどい言い方になってしまうような気がして、聴くのが億劫になってしまう。
勇気を振りしぼって聴いてみたら、
“好きにやればいいじゃん。”
なんて返答が返ってこようものなら、そんなに冷たくあしらわないでくれよぉ。しゅん…。と、私の心は簡単に折れてしまう。ポッキポキのポッキーのように。
返ってくる答えが怖くて、意見が聴きたいのに聴けなくて、自分の考えにも自信が持てなくなって、決断も行動もできない。こんな悲しいスパイラル、無いです。
コーチングをしていても共感するのですが、聞くのが怖いという人は少なくない。
・起業したいけど家族に意見を聴けない。
・副業したいけど友人とそんな話ができない。
・異動したいけど上司に相談できない。
・仕事をもっと良くしたいと思うのに同僚に話せない。
どう思われるか怖い、自分の意見を否定されたらどうしよう、相手が不快に思ってしまったらどうしよう、さまざまな不安要素があって聞けない。
相手の気持ち(感情)は透視できる訳ではありませんし、どんな会話の展開になるか予知できる訳ではありませんから、不安になるのは当然です。
でもやはり、分からないものは怖いですよね。
⬛︎怖いけど、聴いてみた。
先日、手帳プロジェクトのメンバーに聴きたいことがあって聴いてみたんですよ。
どうかなぁ?って。すると…
・それは嬉しいですね!
・楽しくなりそうですね!
・もちろん大丈夫です!
このように、自分の意見を言ってくれて、すごく嬉しい気持ちになりました。
賛成意見じゃなかったとしても、意見交換って大事だと思っていて、新しい視点や、自分では気づけなかった考え方に出逢えるのも、こうした意見交換の賜物だと思うのです。
お豆腐メンタルの私は、自信もなければメンタルもさほど強くないので、人並みに傷つくのが怖いです。否定されたときは3日くらい家に引きこもったこともあります。
でも、怖いなと思うことであっても行動してみる。
一歩踏み込んで聞いてみるのが、相手をよく知るためのトリガーになると信じているからです。
実は、私が今取り組んでいる「手帳プロジェクト」や、コーチングスクールを通じて、皆様に育てていただいてるなぁと実感しているんです。
「これってどうかな?」という質問は、実は身近な上司たちがよく使っていた質問力を真似させていただいたもの。
リーダーや上司って、旗を振って先頭で指揮を取るイメージでしかなかったのですが、これってどうかな?とみんなの意見が聞けることで部下や後輩の自主性が育まれ、育成につながり良いチームワークを生んでいるように感じていたのです。
でも私は会社員の時にそれをうまく出来ていませんでした。
リーダーだって、上司だって、同じ人間ですから。役職・役割がついただけで完璧な人間になれるわけじゃありませんし、そもそも完璧な人間なんていません。
旗を振る前に、チーム内での信頼関係を築くことの方が大事なんですよね。
他人のリーダーのことは優しく見守れるのに、自分がリーダーになったときには、旗を振らなきゃ!しっかりしなきゃ!と自分に厳しく、誰かに相談することもできていませんでした。
ビビりながらではありますが、先輩たちから教わったことを、今更かもしれませんが、私の現場で私らしく活かせて行けたらいいな、と思うのでした。
手帳プロジェクトはこの夏、クラウドファンディングに挑戦します。まだデザインも、印刷の見積もりも確定していないことばかりですが、まずはやるということだけ決まりました!
これもまた、報告させてくださいね^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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