【HSC図鑑vol.4】アクセンチュアの戦略コンサルタント佐々木海さんが、スタートアップの仕事も「掛け持ち」はじめた2つの理由とは?
「新しいことをやりたい!
でも、本業が忙しいから、
ちょっと今は無理かな」
そんなことを思ったあなた、今回の記事はお役にたつかもしれません。
ハイブリッドな働き方やライフスタイルを紹介する『HSC図鑑』。
今回、コンサルティング会社に勤務しながら、
ベンチャー企業でも勤務をスタートした佐々木海(ささき かい)さんに激務の企業に勤務しながら新しい環境でもチャレンジし続けれる原動力、工夫を伺ってきました。
▲佐々木海さん
外資コンサル/スタートアップ(27)
1992.11.09/AB型/神戸出身東京都在住/外資系コンサル(経営コンサル&デジタルコンサル)/スタートアップ/ハイブリッドサラリーマンズクラブ マーケティング、テクノロジー関連に詳しいそう。
(@kaikai119)
▲書き手、編集=清水 淳一(しみず じゅんいち)
京都出身。
法科大学院⇒フリーランス⇒会社員(新規事業・採用)
▲(*1)ビジネスパーソンに「新しいライフスタイル/ワークスタイル」の選択肢を提示し、背中を押すオンラインサロン
今回お話を聞いたのは、複数の企業で勤務をスタートしたという佐々木海さん。
なぜ複数の企業で勤務をしようと思ったのか、なぜできるのか、その秘訣を知るためにインタビューしてきました。
▲インタビューも笑顔溢れる楽しい時間に
激務の外資コンサルティング会社で勤務
清水:佐々木さんは今、どんなお仕事をされているのですか?
佐々木:2つしています。
1つは、外資コンサルティング会社のアクセンチュア(*2)で、経営コンサルティングを担当しています。
(*2)アクセンチュア
従業員数:約11,000名 (グローバル 約46万9,000名) *2018年12月時点
売上高:396億USドル - グローバル *2018年8月時点 ※日本単独の売上は非公開
佐々木:業務としては金融系のお客様に対して、戦略〜業務プロセスの改革を行っています。
もう1つは、ベンチャー企業にて、プレイングマネージャーとして、飲食店向けのプライシング(*3)提案をしています。
(*3)プライシング
利益の最大化の実現を目的に。データーを活用して、価格を決定すること
清水:え、アクセンチュアといえば、コンサルティング会社。
めちゃくちゃお忙しいんじゃないですか?
佐々木:そうですね。
グローバルでの働き方改革で、業務時間は減りました。
ついこの間のプロジェクトでは、
始発で会社に出勤、26時や27時まで仕事をしていましたね。
▲想像以上に、忙しいの基準が半端ない。。
まりな:えっ、そんな忙しいのに今、フルタイムで働きながら、ベンチャー企業で働かれているんですか?
リモートですか?
佐々木:いえ、フルタイムで働きながら、就業後や土日を活用して出社して(ベンチャー企業で)勤務しています。
(まりな:えっ、みんな働き方改革で労働時間減らしてるのに、増やしてる。
なんでだろう?)
なぜ両立できるの?
さき:体力的に大変ではないですか?
▲さきちゃん、尊敬の目
佐々木:たしかに、体力的にはしんどいです。
▲( たしかに、しんどそう)
佐々木:とはいえ、それは最初の数ヶ月。
今は体は慣れてきました。
人間てすごいですね笑
▲すごいのは人間というより佐々木さん???
佐々木:もちろん慣れもありますが、工夫してることもあります。
それは、複数企業で働くメリットにも繋がる話なんですが。
複数企業で働くメリットとは?
さき:どんなメリットですか?
佐々木:メリットは単純な年収アップ以外にも2つあって。
▲(清水:コンサルだ。。)
1 時間管理が上手くなった
2 経験の幅が広がる
です。
①時間管理ですが、
隙間時間や空いた時間を今まで以上に大切にするようになりました。
以前は、時間が空けば、ネットサーフィンなどで時間を消費することもありました。
ですが、今は空き時間などの細切れ時間も仕事などに活用するように。
おかげで、時間が濃密になり、充実感が増しました。
清水:他に、タイムマネジメントで意識されていることは?
佐々木:QUICK&DIRTYを意識しています。
▲(清水:えっ、続きは以下?)
佐々木:QUICK&DIRTYとは、
スピード重視で、
まずは完成度は多少低くても、
早くカタチにし、アウトプットすることで改善していく、ということです。
清水:なるほど時間をかけて完成度を高めようとするのではなく、
まずは速く出して、どんどん改善していく、アップデートしていくということですか?
FacebookのCEOもこういってますね。
完璧を目指すよりまず終わらせろ
Done is better than perfect.
-マーク・ザッカーバーグ
▲単に繰言葉をり返しただけなのに気分は解説の池上彰さんと思い込んでいます。
佐々木:そうです、そうです。
まずはすぐに出し、
フィードバックの時間を多くとります。
ハイブリッドは経験の幅が広がる経験
イセ:2つ目の、「経験の幅が広がる」とはどういうことですか?
佐々木:私は、入社年数が浅いこともあって、本業では管理職ではありません。
ですが、ベンチャー企業では部下を持って、マネジメントの経験を積めています。
▲マネジメントは人を支えることというお話も
(清水:えっ、それはいい!未経験の仕事を予行演習できるということか)
本業は複業に活きまくる
清水:本業は、複業にも活きていますか?
佐々木:はい、活きています。
ベンチャー企業の仕事はコンサルティング業とは違う仕事ですが、本業で培ったスキルは活きています。
たとえば、分析です。
市場分析や競合分析などのスキル。
ベンチャー企業でも、営業戦略(新規顧客の優先順位)や提案資料作成、データの活用など、他のメンバーと違ったバリュー(アウトプット)が出せていると思います。
ハイブリッド(複数企業勤務)を始めたきっかけ
渡辺:スタートアップでの勤務を始めたきっかけは、なんですか?
佐々木:在籍しているコンサルティング会社では、お陰様で一定のバリュー( 成果)を出していました。
昇進候補のリストにも入っていたそう。
「 昇進はほぼ確実」と思っていました。
しかし、蓋を開けてみると、昇進できなかった。
しかも、その昇進が見送られた理由は外部的要因によるそう。
その事実を知ったときは、愕然(がくぜん)となりましたね笑
佐々木:そんなときに、とある出会いがありました。
今、ハイブリッドサラリーマンズクラブというオンラインサロンに所属しているのですが、
そこで知り合った方に自分の会社で働くことを誘われました。
それで、ほぼ即決で働くことを決めました。
清水:複数企業で勤務するリスクや、ためらいはありませんでしたか?
佐々木:もともと、自社の価値観だけに染まるのも(これからの複雑性がすすむ社会を考えると)良くないと思っていました。
また、「 昇進で得られたであろう給料は自分で稼いでやる」
そういう気持ちで働きました。
「忙しいからできない」、
そう思って新しいことを踏み出せない方に、私のような環境(忙しい環境、フルタイムの会社員)でも工夫や腹決めま次第でできる、できていると実証する。
その姿で、皆さんが一歩踏み出す勇気になれればいいなという思いもあります。
(清水:大義がすごい。素敵だ)
編集後記
フルタイムの会社員でありながら複数企業で勤務できるその秘訣は、
シンプルな努力とショックをエネルギーに変えた挑戦によるもの。
挑戦後は、自分の本業のスキルを活かしたり、クイックアンドダーディや、時間の密度を濃くすることでやり切れられている。
そんな挑戦する気持ちが湧いてくるお話を聞けました。
リコー(メーカー)創設者の市村清さんの下記の言葉を思い出しました
「できない理由を考える前に、できる方法を考えてくれ」
激務の中、快く、インタビューに応じてくれた佐々木さん!
ありがとうございます!!
▲インタビューしたら、みんな仲良くなりました
ハイブリッドサラリーマンズクラブとは?
度々出てくるハイブリッドサラリーマンずクラブとは、素敵な方が集まっている社外の活動のこと。
インタビューやご飯、イベントなど楽しくやっています。
ご興味がある方は、下記の記事をクリックして、覗いてみてください。
【初心者向け】ハイブリッドサラリーマンズクラブのはじめかた|ハイブリッドサラリーマンズクラブ公式|note
https://note.com/hsc/n/n12fc06114c79
インタビュー関係者
撮影=
黒田
イセオサム @ossam
画像作成(加工)=
武内
書き手=
清水 淳一@432jun1
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編集後記
インタビュー後はみんなで、「俺のフレンチ・イタリアン」で美味しいお肉を食べてチャージできました。
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