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お茶で「おもてなす」という心

祖父はお茶が大好きな人でした。

居間のいつも座っている所。
机の前には急須と
一口で飲めてしまうサイズの湯呑みが数個。

ポットやお茶殻入れも近くに置いて、
誰かが来ると、サッとお茶を入れて
差し出します。

こんにちは!

ハピネスセンダー Arichika です。

♡ハピネスセンダーの意味♡
ハピネス = 幸福・幸せ
センダー = 送信者
この2つを合わせた造語です。
幸せを送る人なりたいなという思いから、
この言葉を使っています。

昨日、他の方の note の記事を読んでいて、
伊藤 尚哉さんの記事に目が止まりましたので
ご紹介です。

お茶について、こんなに真剣に向き合っている方が
いらっしゃるんだなと思ったことと
(世間知らずで すみません)

読んでいて、お茶好きだった祖父のことが
頭をよぎりましたので
(祖父の話は伊藤さんの記事の内容とは違いますが)
私にとって印象深い記事でした。

なので、もう亡くなって20年以上経ちますが
今日は祖父の話をしようと思います。

祖父のお茶

冒頭でも書きましたが、
祖父は、誰かが家に来ると
必ずお茶を入れていました。

それが、身内であろうと
父の友達であろうと
たまたま来た営業の方だろうと
誰でもです。

正しくは
一緒に住んでいる家族以外なら誰でもです。

家族にはわざわざいれてくれません。

飲ませてもらったのは
たまにいれすぎて
余っているお茶があった時くらいです。

すぐ帰るのに、いれなくて良いんじゃない?

なんて小学生だった私は
生意気にも思ったことがあります。

そんな祖父の趣味みたいなことに
付き合わせなくても・・・。


ただ、飲んだお客さんたちは口を揃えて言っていました。

祖父のいれるお茶は「美味しい」って。

「来たらこれが楽しみなんだ」って。

確かにお茶の葉は
スーパーではなく、
近くのお茶屋さんで買っていました。

私もお願いして
いっぱい飲ませてもらえば良かったなぁ。

でも、子供の頃の祖父といえば
怖くて、簡単に話しかけられるような人では
ありませんでした。

3食 お茶とともに

私は、食事の時には
必ず急須でいれたお茶を飲みます。

と言っても、ドラッグストアで買った
「お徳用」と書かれているお茶なんですけど。

以前は、消耗品だし、
安いので良いやって1番安いものを買っていたけど
最近は「お徳用」でも500円くらいするのを
頑張って買っています。

頂いたちょっと高そうなお茶が
美味しい♡と感じたので
普段飲むお茶も
私の中では、ちょっと奮発しています。

温かいお茶を飲むと
何だかホッとするんですよねぇ。

祖父流の「おもてなし」

祖父は、どうしてそんなことをするんだろう?

小学生だった私はいつも思っていました。

その答えをくれたのは
当時、毎週来ていた父の友達。

「じいちゃんのおもてなしやね」

独り言のようにボソッと言っていたけど。

その時はよく分からなかったけど
今ならなんと分かります。

来てくれた方へ

「よく来てくれたね」

「またおいでね」

って祖父なりのメッセージだったのかも
しれないなって。

祖父のお茶を皆さんが「美味しい」と
感じてくださったのは
そんな祖父の心が入っていたからかもしれません。

祖父がいれてくれたような美味しいお茶が
また飲みたくなりました。

ハピネスセンダー Arichika でした。



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