英語で「果物が食べたい」も咄嗟に言えなかった私が、海外生活で取り組んだ英会話の勉強方法は。。。
前回の続き。
最初に謝っておきますが、今日も徒然なるままに書きますのでご了承ください。
さて、英語に苦手意識があったのに、英語に立ち向かっていた時代の自分を振り返ってみると。。。
自分でいま書きながら思ったけど、まさに「立ち向かう」って感じだったんじゃないかなぁ、笑。
ちなみに、英語を生業にしている今でも、英語に対する苦手意識が全く無いのか?と言われると、まだ全然残ってますよ。
そんな簡単に苦手意識って消えないよね〜。
例えば、2社が入ってミーティングする際に、相手の会社さんも通訳さんを連れて来てらして、バリバリの帰国子女、みたいな方だったら、私も通訳として参加してるのに、スーッと気配を消すくらいに、まだ全然苦手意識満載です、笑。
よく、英語を始めたきっかけが「海外ドラマが好きで」とか「洋楽が好きで」とか「学生時代から好きで」とか聞きますけど、
そういう方々って、やっぱり「好き」って思いが強いので、英語の勉強そのものに抵抗も無いし、「こんな風になりたい」っていうイメージがあるので取り組みやすいよね。
実際、私の所へ英会話を習いに来て下さった方の中でも、そーゆー英語に苦手意識の無い方は、伸びるのもめちゃくちゃ早い。
ほんと、半年も通って頂くと、めっちゃ普通に長文喋れててあっという間に成長して巣立って行かれるのでビックリします。
良いよね〜。羨ましいよね〜。
逆に、私のように、そもそも英語に苦手意識のある人々は、「苦手」なんだから「良いイメージ」ってのが持ちにくいし、「こうなりたい」って具体的なイメージも描きにくい。
どちらかというと「話せない自分はかっこ悪い、恥ずかしい。だから英語を話せるようになりたい。」みたいな動機の人が多いんじゃ無いのかな?(私は最初はそうでした)
私の場合は、いろいろ試したけどどれも続かなかったし、効果も感じられなかったし、ってので、
強制的に自分自身を海外に送り込んで、「完全英語環境」ってのにしちゃったのだけど、
お陰で「喋らざるをえない」状況になって、それでめちゃくちゃ困って、必死に勉強方法を模索した、って状況のおかげで話せるようになったと思うんだけど。
(これ、想像以上に辛かったから、あまりオススメはしませんよ、笑)
やっぱりさ、日本に居ながら、特に困りもしないのにわざわざ好きでもない英語の勉強をするなんて、なかなか至難の技だと思うのよね。
だから、英語が話せるようになりたくて、色々やってみているのに、なぜか想いに反して結果が出無い!!って悩んでいる人がいたら、
多分それは、やり方が悪いとか、やる気が足り無いとか、勉強時間が少ないとか、そーゆー問題じゃないんだと思うから、まずそこは安心して欲しいんですよね。
あまり自分を責め無いで欲しいと言うか。
普通に生活してたら優先順位だってあるしね。
でも、「それでもやっぱり、日本に居ながらでも、苦手な英語をどうにかしたい!」って思うのであれば、
私たちの「やる気」をガツンと引き下げるような『結局、この例文はいつ使うの?』ってがっかりな気持ちを避けるためにも、
『自分が実際に英語で会話したいと思う場面や会話の内容を具体的に書き出す』ってのが結構大事になってくると思います。
これは、実際に私が海外(カナダ)に住み始めてから取り組んだ勉強方法でした。
言えなくて困ったこと、本当は言いたかったことを日本語でそのまま書き出して、それを辞書やネットで調べて英文にしてく、って作業です。
これね、意外と、文字というか文章で見ると「え!めっちゃ簡単やん!こんなのも咄嗟に言えなかったの?!」ってのだったりします。
やっぱり私たちって学生時代にある程度は英語を習っているので、簡単な文章なら読み書きはなんとかなる、って人は多いと思うんですよ。
例えばね、私がカナダに住んで最初の3週間はホームステイしてたんですが、そこのご家庭はパパが料理担当だったらしく、ママはお料理できないのね。
で、パパはちょうど映画の撮影のお仕事で長期の海外出張に行っちゃってて、私が滞在してた間はずっと居なかったの。
そしたらさ、なんと毎日冷凍のワッフルか、トーストを自分でチンして食べてね、って生活だったのよ!
ランチ代も込みの料金をホームステイ代として払ってたんだけど、そしたらなんとランチには、ジップロックに入れた生のミニキャロットを渡されるわけ。
びっくりするよね〜!
いきなりカルチャーショック大きすぎる!
まぁ、その当時の私はまだ食も細かったし、「まぁ仕方ないか」くらいに思ってたんだけど、だがしかし!
ある晩、コーヒーを淹れにキッチンへ行ったときに、私は見てしまったのです!
キッチンの三角コーナーみたいなのの中に、剥かれた後の果物の皮が入っていることを!!
それでさ、ちょうどその時に、ママもキッチンに来たから「私もワッフルだけじゃなくて、果物も食べたい」って言いたかったんだけど、まぁ見事に何も口から出てこなかったんだよね〜。
確かに、「家族だけ果物食べてたんかい!」っていう衝撃の事実を知った直後だった動揺もあったと思うし、
心の準備ができて無いのにママが来ちゃって、なんか見てはいけ無いものを見てしまってごめんね、みたいな気持ちもあったし、
それで咄嗟に言えなかったってのもあるかもだけど、
けど、多分、動揺してなかったとしても、当時の私は咄嗟に喋れなかったと思う。
後で考えてみれば、「私もワッフルだけじゃなくて、果物も食べたい」ってのを「私は果物が食べたい」ってだけの簡単な文章にはしょっちゃえば、多分、これって中学校の英作文レベルなハズで「I want to eat フルーツ」くらい考えついただろうと思うのよ。
それに、最後に「too」くらい付けられただろうなーって。
けど、多分、(1)その実生活で感じたリアルな感情と、(2)その英文を頭の中で考えられることと、(3)更にはそれを音として口から出す、っていう一連の流れが、私の人生の中でまだ一度も経験の無いことで、それぞれちぐはぐでリンクしてなかったんだと思うんだよね。
ってことで、まぁ、普通に経験不足なんですよね、私たちって。
なので、日本で生活しているリアルな生活の中や、自分が英語を話したいと思ってイメージする場面の中で、自分が喋るセリフをちゃんと具体的に思い描いて、→それを中学生レベルでも対応できるくらいに簡単にして、→英語にして実際喋ってみる、って練習をやってみるといいと思うよ。
自分が英語を喋るって、なんか変な感じするし、部屋で一人だったとしても恥ずかしいんだけど、
実際には「初めまして」の人の前とかで喋んなきゃいけないんだから、今のうちから慣れてってた方がいいよね。
私は、全く英語が話せない状態のままで海外生活を始めてしまったので、毎日こんな感じで言いたくても言えなかったことをノートに書いて、それを英語にしていく練習をしてました。
さっきの果物の例もそうだけど、最初の頃なんて、ほんとに信じらんないくらい簡単なレベルでしたよ。
他の例だと、
「手伝いましょうか?」とか
「台拭きはどこですか?」とか、
こんなことも咄嗟に言えないレベルでした。。。
びっくりするよね〜
ほんと、お恥ずかしい。。。
逆に言えば、「こんなレベルからスタートする人でも、大丈夫だよ」って話しなわけです。
私はこうやって、日本語を書き出して、それを簡単に噛み砕いて、それを英語に変換していく、って方法で練習したので、
「英語だけで考える」とか「英語脳」ってのは出来なかったけれど、
でもこの練習方法のおかげで通訳や翻訳もできるようになれたので、人それぞれに合った方法や、あとはそれぞれの方法のメリット・デメリットみたいなのもあると思うんだよね。
慣れてくれば、もちろんいちいち日本語で考えなくても英語で反応できるようになっちゃう部分も増えてくるしね。
こんな感じで、私と似たようなレベルからスタートしたい、って考えてる人は、最初はここからやってみると良いと思うよ。
とんでもなく地味〜な作業ですけど、笑。
テキスト買ったり、英会話教室行ったりしなくても出来ることだから、
最初はこうやって言いたい日本語を書き出して
↓
それを自分でも言えそうなくらい簡単に書き換えて、
↓
そして英語にしてみる、
↓
恥ずかしくなければ実際に口に出して言ってみる、
そんな練習から取り組んでみてくださいね。
あとは、自分に関係ある内容や、自分が好きな内容でやるってのも大事と思うよ。
車が好きな人は車関係の会話、
医療系の人は医療関係の会話、
お子さんがいる方はお子さんとの会話、
ラグビーが趣味の方はラグビーに関連した会話、
そんな風に、自分が話したい、自分に関係のある内容で、どんどん英会話で使える話題(文章)を増やして行くといいと思います。
そんなわけで長くなってしまいましたが。。。
今日はこの辺で〜!
じゃぁまたね〜