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焙煎所めぐり_1_香豆舎

 おいしい珈琲が飲みたい。しかも、できるだけローカルなお店のものがいい。ここ数年でクラフトビールを作るメーカーがたくさん増えたように、新しくできた地元の焙煎所もぱっと思いつくだけで、片手以上の数がある。それぞれどんな特徴を持った焙煎所なのだろう。確かめてみるだけで、おもしろそうだ。そう思い立ったので、さっそく1つめの焙煎所に行ってみた。
 ただし、おいしい珈琲を飲みたいとか偉そうに言っている私は、コカ・コーラとコカ・コーラゼロの区別がつかない程度のバカ舌の持ち主なので、あまり味についてのレビューはしない方針だ。分かったこと、感じたことだけをそのまま書きたい。

 最初の焙煎所は、香豆舎さん。この記事のいちばん下にお店のHPのリンクを記しておく。シンプルで温かみのあるサイトだ。実店舗での販売は基本的になされておらず、通販がメインのようだ。
 でも、現在は月1のペースで、香豆舎さんはカフェとしても営業されている。場所は、2021年に奈良県磯城郡三宅町にあたらしい市民交流の場として誕生した、miimo(みぃも)だ。ちょうどそのカフェ営業日に珈琲と珈琲豆を求めて伺った。
 気温30度を超える暑い日だったが、珈琲のスタンダードな飲み方は、ホットかつブラックだと信じて疑わない私なので、この日も迷わずにホットをオーダーした。たしか、3種類のシングルの豆が用意されていたはず。その中から、グアテマラのファミリアカスティージョ農園のものを選んだ。もちろん、珈琲初心者の私は初めて目にする農園の名前だ。お店の軒先に掲げられたメニュのいちばん左上にその豆が位置していたので選んだだけだ。それ以上の理由はない。メニュには珈琲以外もラインナップされていた。たとえば、ミックスジュースとか。家族で訪れるものにはうれしい配慮である。
 時間をかけ、じつに丁寧に珈琲を淹れてくださった。こんなふうに珈琲が出来上がるまでの時間を過ごすのもうれしい。ゆっくりとただ珈琲が出来上がるのを待つ、休日の午後。至福である。珈琲を受け取り、一口飲んでみた。うまい。
 
 お店で飲んだものと同じ珈琲豆を買っていたので、パッケージを家に帰って確認してみた。浅煎りめなのかなと思っていたが、煎り方の7段階中、7が一番深煎りのところ、この豆は5と6の間だったのでそこそこ深煎りだ。やはり馬鹿舌である。

 購入した珈琲は、グアテマラ ウエウエテナンゴのファミリアカスティージョ農園で生産されたブルボン/カトゥーラの中深煎り豆 150g 900円 でした。
 
香豆舎のweb http://kouzusha-coffee.com/

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