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写真を読む夜
2019年3月4日 月曜日
13人の写真家が自分の写真を言葉で語る「写真を読む夜」を夜読んでいたら、流れでたまたま同じようにとれるニュアンスが続いた。
この色味を出せるのはあの写真家だけだとか、あの人物を撮っているのはいつもこの写真家だねとか、そういった条件で写真家の特性が判断される時代はもう終わっていると思います。
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何を被写体としても、質感や色味といった表層から醸し出される要素ではなく、その人らしさが写真の持つ意味合いとしてちゃんと滲み出ているという点では、例えばヴォルフガング・ティルマンスなんかは、写真を1枚単位ではなく、構成で見たときに「らしさ」が滲み出ている。
奥山由之
いまはカメラもどんどん進歩して、どうやってもきれいに写るし、あとでどうにでも直したりエフェクトを入れたりできるようになっている。技術的には誰だってたいして変わらない。ということは、です。シャッターを切るまでの自分のありようこそが大事になってくるんです。
…
画面を似せることは難しくないにしても、なんでここで被写体に寄るのか、なぜこう切り取るのかはわからないままで類書はつくられる。だから、どうしてもブレてしまいます。いっぽうで、僕のほうには明確な基準がある。
青山裕企
シャッターを切るまでの姿勢こそ問われるという事なのかな…。
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