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「第76回 正倉院展」と、「モネからアメリカへ展」
文化の日・・・の振替休日である本日11月4日に、奈良県は奈良国立博物館にて開催中の正倉院展に行ってきました。
近鉄奈良駅から歩いて行くと、自然と鹿と触れ合えるようになっています。
以前に行ったのはコロナ前の2019年でしたが、
あの頃に比べると明らかに外国人観光客が増えていますね。その頃も多かったと言えば多かったのですが、日本人の方が少ないのではないかと思うくらいです。
昨今のSNS等では公園の鹿に悪さをする外国人観光客の姿が取り上げられていますが、幸いかどうか、そのような様子は見ることはありませんでした。
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博物館に到着し、5年前同様に並びましたがサクサク進んで入場。今日は朝9時指定のチケットでしたが、それでも結構な人出です。
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これは大変だと思いましたが、最初の展示室を過ぎると人が徐々にばらけてきました。入り口が一番混んでいるというのは、人気の特別展あるあるですね。
今回も貴重な文物を見ることが出来ました。個人的に綺麗だなあと思ったのはこちら。
この写真だと緑地が明るすぎますが、実際に展示物を見たら落ち着いた色合いの美しさでした。
見終わって、帰り道はちょっと遠いですが近鉄奈良駅ではなく、JR奈良駅に向かいます。参道ではこれから奈良公園や博物館などに向かう人とたくさんすれ違いましたが、やはり外国人観光客ばかりです。
JR奈良駅から大和路線で天王寺駅へ。
昼食を摂ったら今度はあべのハルカス美術館で開催されている、
「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」展です。
生涯で何度目か分かりませんが、モネの睡蓮を見ることが出来ました。
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モネだけではなく、ルノワールやセザンヌ、黒田清輝といった有名どころもありましたけれど、この展覧会のコンセプトとしては、パリで生まれた印象派という、新興の先進国であるアメリカの画家たちがどのように受容して、どのように表現していったか、ということになります。
ウスター美術館と聞いて、ウスターソースが生まれたところかなと思いましたが、ソースはイギリスにある町で、このウスター美術館はアメリカのマサチューセッツにある町の方だそうです。イギリスと同じ地名がアメリカにもあるというのは非常に良くある話ですね。
作品、そしてコンセプトを味わって見終えたところにあったグッズ売り場には、
「ウスター展ソース」という名前のウスターソースが売っていました。
イギリスとアメリカで違う、という説明も添えて。
さて、あべのハルカス美術館で年明けには、竹久夢二展が行われるそうです。
とりあえず、前売り券は買っておきましょうか。