2024年10月13日J3リーグ&ルヴァンカップ準決勝ネット観戦の感想

本日、J3リーグは早くも一つの佳境を迎えました。

ついこの間、レッドブルグループによる買収が発表され、経営クラブ名も変更となった大宮アルディージャがJ2昇格決定目前です。昨日の試合で3位のカターレ富山が負けていれば、試合前に大宮の昇格が決まる状況でしたが、下位のテゲバジャーロ宮崎相手に苦戦しつつも後半アディショナルタイムに富山が同点に追いつき、大宮の昇格決定は本日に持ち越しとなりました。

ちなみにこの宮崎対富山の試合はDAZNで観ていましたが、富山の最後の最後で見せた気迫は凄いものがありました。同節に勝利した2位のFC今治との勝ち点差は5に広がってしまいましたが、残り6試合でまだ逆転があり得るかも知れません。

さて、大宮の方は、結局のところ自分たちが勝てば良いという、分かりやすい状況になりました。実際には引き分けでも残り6試合で3位と勝ち点差19になるので昇格決定となるため、正確に言うと、「今日の試合で負けなければ昇格」と言うことになりますが、せっかくホームゲームに当たったわけですから、勝って喜びたいところでしょう。ただ、相手もプレーオフ圏内の福島ユナイテッドFCですので、簡単な試合にはならないはず。

大宮の試合は14時からですが、13時からは中村仁郎がいる松本山雅FC対ツエーゲン金沢の試合を見ていました。松本はまだプレーオフ圏内から勝ちt年差2と昇格が狙える位置にいます。金沢は勝ち点差4と少し開いていますがまだ分かりません。個人的には素晴らしい新スタジアムが出来た金沢には上がってきてほしいのですが。

前半は終了間際に岩手の選手が怪我で交代した以外は特に何と言うこともなく0-0で終了。

後半は51分に金沢がFKから決定機を得るも混戦の中で松本が必死の守備でクリア。

69分にスローインからのクロスを頭で合わせて松本が先制。ここで中村仁郎は交代。今日は何も出来なかった感じですね。私も見るモチベーションがなくなったので、ここから奈良クラブ対FC大阪の生駒山ダービーに移ります。

前半は奈良、大阪ともにゴールは決まらずに終了。

奈良は後半から元ガンバの嫁阪を投入。この試合はほぼ見ていませんでしたが、ふと目をやるとカウンターからFC大阪がゴール。

そして試合はそのまま終了。生駒山ダービーは西に位置するFC大阪が勝利となりました。


14時からは今日の一つのトピックである大宮の試合をDAZNで観戦します。前半5分頃から大宮が猛攻も入らず。福島も結構攻めるシーンはあり、試合内容的には互角。

32分、CKを頭で折り返して蹴り込んだ大宮が先制し、J2昇格にグッと近付きました。

しかしその直後、福島のキックオフからの攻撃がゴールにつながり、あっさり1-1の同点。

この辺からはむしろ福島ペースで何度も決定機を迎えますが大宮もゴールラインは死守し続け、逆にアディショナルタイムに右からのクロスのこぼれ球を豪快に蹴り込み再び大宮が勝ち越しに成功します。そして前半終了。

57分、大宮がカウンターからシュート、GKが弾いたところを詰めてゴール。3-1と突き放し、昇格決定が確実になってきました。

95分、福島が意地のゴールで3-2と1点差に縮めましたがスコアはそれ以上動かずに試合終了。大宮アルディージャが1年でのJ2復帰を決めました。

まあ戦力や資本力から考えれば当然と言えば当然ですが、そういう力がありながらも2018年から続くJ2暮らしでは右肩下がりだったのですから、クラブも選手もファンも来年のJ2が楽なものとは思っていないでしょう。


15時からはルヴァンカップ準決勝第2戦が2試合とも行われました。天皇杯みたいに試合時間をずらせよとは思いましたが仕方ありません。PC、タブレット、メインスマホ、サブスマホでスカパー!2試合&DAZN2試合を同時視聴します。

水曜の第1戦ではアルビレックス新潟が川崎フロンターレに3点差の大勝、名古屋グランパスもアウェイながら横浜F・マリノスに2点差勝利しましたので、どちらの試合も初戦で勝った新潟と名古屋が圧倒的に有利な状態で始まります。

2試合とも負けているチームはせめて前半のうちに得点をしておきたいでしょうが、なかなか上手く行きません。名古屋は河面がアクシデントがあったか早い時間に交代。

試合が動いたのは等々力。3点リードの新潟が高い位置でボールを奪って即スルーパスからゴールを決めて2試合合計5-1となりました。正直、川崎は得点経過的にも、内容的にもほぼ新潟の突破でしょう。

一方、豊田スタジアムでは31分にマリノスがゴールを奪い、2試合合計3-2と追いすがります。

等々力は1-1(トータルスコア1-5)で前半終了。豊田は0-1(トータルスコア3-2)で前半終了となりました。

後半開始から名古屋はさらに選手交代。ここで食い止めなければ同点どころか逆転まで行きそうな感じです。

と思っていたら、開始38秒でその交代で入ってきた山岸が値千金のゴールを決めて再び2点差に名古屋が広げました。マリノスは痛恨の守備の緩みが出てしまいました。

ちなみに川崎対新潟は川崎がパスが行き詰まるとフィフティフィフティのクロスを上げ、新潟がパスワークとカウンターで攻める展開。さすがにこれでは川崎は厳しい。

一方の名古屋対マリノスの方は、結構オープンな展開になってきてもゴールは決まらないまま時間が過ぎていきましたが、82分に遂にマリノスがゴールを決めて再びトータルスコアが1点差になりました。

守る名古屋、攻めるマリノスという形ですが、名古屋は追加点を取るチャンスを逃し続けたのがもったいなかったですね。

等々力では新潟が90分にまたもゴールを奪い、これでトータル6-1と決勝進出に花を添えました。そして等々力が先に試合終了。2戦ともに見事な快勝でアルビレックス新潟のクラブ史上初の決勝進出を決めました。

豊田では7分の後半アディショナルタイムにマリノスが攻め続けるも名古屋が守備の集中を切らさず、試合終了。名古屋が3年振りの決勝進出です。

この結果、元々11月3日(日)に予定されていたガンバ大阪対名古屋グランパスのリーグ戦が、よりによって天皇杯準決勝の4日前の10月23日(水)に割り振られてしまうことになりました。

また、ルヴァンカップも逃したマリノスが、残る天皇杯にやる気MAXで来そうですが、マリノスも22日(火)に中国でのACLEがあるので、疲労度としてはお互い様でしょうか。

ともかく、11月2日(土)のルヴァンカップ決勝戦は、名古屋グランパス対アルビレックス新潟という組み合わせとなりました。昨年のアビスパ福岡と同様にクラブ初タイトルを賭けた新潟と、過去に優勝経験のあるクラブである名古屋グランパスという構図で、魅力的な試合になりそうです。

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