2024年4月20日J1リーグ第9節浦和レッズ対ガンバ大阪テレビ観戦の感想
前節の鳥栖戦で劇的な勝利を収めたガンバ大阪は、アウェイでの勝利がまだありません。埼玉スタジアム2002での今シーズンアウェイ初勝利を目指して浦和レッズとの戦いです。
NHKBSでの中継もあるのでそちらを見ますが、今日の先発では宇佐美のワントップに2列目が右から唐山、坂本、ウェルトンと期待しかありません。
キックオフから前節完敗したらしい浦和がペースを掴んで攻め、ガンバの守備が後手に回り、苦しめられます。
12分、左サイドで組み立てて中に入ったウェルトンがシュートも西川がキャッチ。良いシーンでした。
しかし全体的には浦和がキープして攻める時間が長く、ガンバは守備に忙殺されて苦しい展開。
今日は坂本の足元が落ち着かない。
22分には前が空いたところで宇佐美のミドルも枠の外。
多分、浦和にしてみたらじれったい展開なんでしょうが、ガンバはなんとかしのげている感じなので、このまま経過するとキツいのはガンバの方でしょう。
なんとか前半は0-0で済めばいいくらいの内容差があります。
42分には良い形から左のウェルトンがシュートも右に外してしまいました。ああいうシーンが少ないのも問題ですが、そもそも前までボールを持っていけるシーン自体が少ない。
ガンバにとっては攻めまくっても得点が少なかった前節とは真逆の展開です。おそらく浦和にとっても前節とは真逆なのでしょう。
結局前半はスコアレスで終了。ガンバにとっては無失点で良かったというくらい持たれていましたが、決定的なシーンは作られておらず、そこまで悪いとは言えないかも知れません。
後半開始時の交代は無し。しかし開始直後からも前半同様浦和の攻撃が連続します。
浦和の前線中盤の守備が良いのですよね。
後半10分には完璧に崩されてヘディングシュートを打たれるもポストに当たって助かりました。
唐山から岸本にスイッチしますが、ガンバはネタ・ラヴィがいないのがキツいですね。ピッチ中央で全くボールをキープできませんから。
今日はウェルトンも思うようなプレーが出来ず、ガンバの攻撃陣でなんとかやれているのが宇佐美しかいません。
20分には右サイドから突破した岸本がエリア内で相手に倒されるようにも見えましたがPKにはならず。
23分には浦和のシュートを一森がファインセーブ。
27分に右SBを福岡から中野に交代。と思いきや、中野が左ウイング、ウェルトンが右ウイング、岸本が右SBと大移動でした。岸本のSBは鳥栖戦でもやってましたね。
そして33分、ガンバがカウンターから展開。右サイドのウェルトンがボールを持ち、深くまで侵入してから坂本にパス、受けた坂本がトラップからすぐにシュートを放ち、サイドネットに決まり、ガンバが先制に成功しました。
鳥栖戦では機能しなかった右サイドのウェルトンが、この浦和戦では上手くいっています。どの辺に違いがあるのか素人には分かりませんが、オープンな展開になったらどこにいても活躍できる選手ですよね。
ガンバは43分にウェルトン・坂本を下げて山下・倉田が入り、この試合のクローズにかかります。
終了間際に岸本のハンドか?というシーンもありましたが何も無し。
そして試合終了。坂本の値千金のゴールでガンバが勝利をゲットしました。
劣勢ではあるものの前半はピンチなく乗り越えたのが大きかったですかね。坂本は良くなくても決めるところがまさにストライカーと言えるでしょう。
これで9節を終えてガンバは4勝3分2敗の勝ち点15。ここ数年のことを思うと望外の状況ですね。
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