2024年6月6日ワールドカップアジア2次予選ミャンマー対日本ネット観戦の感想
北朝鮮での試合が直前で中止となり、制裁措置として日本の不戦勝として裁定が下されたために、戦わずして2次予選突破を決めた森保ジャパンは、久し振りのフル代表の公式戦としてミャンマーとアウェイで戦います。
アウェイ戦での日本国内放映権問題はここ数年つきまとっていますが、昨年のシリア戦でついに放送無しという事態になりました。このミャンマー戦でも心配されていましたが、無事、日本テレビ系列での放送と、TVerでの配信も決まりました。2次予選突破が決まったために金額交渉も日本有利だったのですかね。
さて、日本はこれまで何度か試して上手くいっていない、試合開始時からの3バックを試します。個人的には元ガンバの堂安・中村敬斗くらいしか注目していませんけれど。あ、控えに谷もいましたね。
序盤から日本は左アウトサイドの中村を中心に攻め込みますが決定機は生まれず。11分には逆にミャンマーにあわやという場面も作られてしまいます。やっぱりなぜかスタメンでの3バックは上手くいかないのですよね。ワールドカップのドイツ戦みたいなスクランブルなら上手くいったのですが。
そして17分、カウンターから良い形でボールを受けた中村敬斗がドリブルからシュートをあっさり決めて日本が先制。これでチームとしてもう少し気楽に戦えるでしょうか。
その後はロングボールくらいしかなくなってきたミャンマーを尻目に、ボール保持率が高いままの日本は34分に鎌田のシュートの跳ね返りを堂安が落ち着いて決めて2-0。奇しくも元ガンバの2人による得点となりました。ガンバサポートとしては今日の満足ノルマは達成されました。
前半終了間際には旗手のシュートのこぼれ球を旗手、そして堂安が最後に決めたかと思いきやオフサイドの判定。結局0-2と悪くないスコアでの45分となりました。
ただ、今日のフォーメーションとシステムにおけるトピックである3バックについてはどうかなあと言ったところ。ちょくちょく危ない場面も作られていましたし。
後半の日本は旗手と堂安を下げて鈴木と川村を投入。堂安はシリア戦も途中から出番あるかも知れません。ミャンマーも一人代えてきました。
個人的なこの試合の興味の半分がなくなりましたけれど、試合展開自体も結構な退屈度合いで時間が進みます。
後半17分、日本が先に動き、鎌田・菅原と前田・相馬がスイッチ。もうちょっと横と縦への動きを増やす意図なんかなと思いました。
そして後半30分、右サイドからの相馬のクロスに小川が頭で合わせて追加点ゲット。ようやく0-3とリードを広げられました。
後半35分に守田から板倉に変更して交代枠終了。今日フル出場の選手はシリア戦には出ないでしょう。
もう終了のことが意識され始めた後半38分に、こぼれ球を拾った小川が華麗なターンから左足を振り抜いて今日2点目。0-4となりました。
アディショナルタイムに入り、以下にクローズするかという時間になったところで、小川に入った縦パスを小川が粘ってキープし、短いパスを中村敬斗が豪快にミドルシュートでこちらも今日2点目のゴールを決めました。スコアは0-5と、ようやく内容に結果が追いついてきました。
そして試合終了。経験のないアウェイゲームとしては悪くない結果だったと思いますが、後半の3点目が入るまで時間が掛かったところは、もっとやりようがあったでしょう。
今日の個人的マン・オブ・ザ・マッチは中村敬斗。ガンバサポーターとしての贔屓目を差し引いても、先制ゴール、そして後半はポジションを変えてのパス出し、ゲームメイクは良かったと思います。ウイングとしてのゴールゲッター以外の可能性を見せられた試合になったのではないでしょうか。ガンバでもああいうポジションはやってなかったですし。
次はホームのシリア戦ですが、今日と同じく3次予選を見据えての試合になります。
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