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マスクを付けて応接するのは不敬か?

 マスクを付けた状態で受付窓口での対応業務は失礼かどうか、という個人的にはくっそどうでもいいニュースが出ていました。

窓口業務 あえてマスクなしで対応 賛否の声が多数

 私個人は窓口で対応してくれる人がマスクを付けていようがいまいがどうでもいいのですが、世の中にはどうでもよくなくて重大な問題だと考える人がそこそこいるようです。
「自分というとてつもなく偉い人間に対してマスクを付けながら応接するとは不届き千万だ!」
と考える、ある意味どえらい考えの持ち主がいる一方で逆に、
「自分というとてつもなく偉い人間に対してマスクを付けずにウイルスをまき散らしながら対応するとは危険極まりない!」
と考える、ある意味リスクマネジメントが行き過ぎる人もいるのですね。

 窓口業務に当たる人の事情を最優先した方が良いと思うんですが、そうではないことが残念です。マスクしたからといって、花粉やウイルスを完全に防げるわけではありませんが、少しでも防げるのならそうした方が良いですし、そもそも日本の冬は低気温と低湿度が一緒に来るため、花粉やウイルス関係無しに喉を痛めやすいです。室内で暖房が入っている場合だと、低気温は防げても暖房によりさらに乾燥しますので、結局喉を痛めます。マスクを付けて高湿度の呼気を再度吸うような呼吸が出来ていれば喉を痛めず、結果健康を保ちやすくなります。

 記事中の意見にある、マスクを付けた状態で話すと聞き取りづらい、というのは確かにあると思います。今後もこれまで同様に、冬場の寒さ・乾燥・インフルエンザと春先の花粉の問題は続いて行くはずです。別のnoteの記事(環境破壊による「地球温暖化」ではなく「気候変動の極端化」と主張すべき)でも書きましたが、今後の地球環境は温暖化と言うよりも気候変動の極端化が進んでいきますから、温暖化により冬が暖かくなるのではなく、より一層寒く乾燥した冬に直面するとなると、マスクを付けた状態での業務というのはさらに一般的になるのではないでしょうか。そうなってくると、聞き取りづらい・話しづらいマスクが改良されて、マスク本来のウイルスや花粉を防ぐ機能は保ちつつ、話し声が相手に聞こえやすいようなマスクが開発されて普及するのではないでしょうか。というか、誰か考えてください。結構需要はあると思います。

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