JリーグとMLBに違いを感じてしまう

何度もnoteには、今年のJリーグやガンバの決定には文句を言う気にはなれないと個人的に書いてきましたが、横断幕全クラブ一律禁止という決定に対して、浦和レッズが意見書を出したそうです。

Jリーグ側としては苦渋の決断だっただろうし、それに対してなぜ反論するのか!という意見が出てきそうですが、意見や反論はあっても問題ないと思います。特に浦和というクラブの事情もあるでしょうし、反発はJリーグとしても覚悟の上でしょう。

反対を黙殺するのではなく、チェアマンも理解をした上で経緯を説明しているのは良いことだと思います。双方が意見をぶつけ合って物事が進んでいないというわけではありません。事態を前に進めながら、こうしよう、こうした方が良い、いやそうじゃない、といった議論はあってしかるべきです。決して浦和レッズが独善的だとは思いません。もしかしたら追随するクラブもあるかもしれないし、それはウチは出来ないからやっぱり一律禁止にしてほしい、というクラブもあるでしょう。

未曾有の事態には型にはまらず大いに考えて悩んで議論すべきです。前に進んでいるのであれば希望が持てますし、不満はあれどファンのため、試合開催のために動いているのは、Jリーグとクラブが比較的健全な関係にあることの証左であると思います。

全く別の国の別のスポーツを引き合いに出すのはアンフェアかも知れませんが、アメリカのMLBではオーナー側と選手会側が何ヶ月も対立し続けてお互いに妥協出来ず、シーズンを開催できそうにないのを見るとアメリカの野球ファンは失望しかないでしょう。

四半世紀前にストライキでファンというか国民から批判されて客も減ったのに、また同じことを繰り返すのでしょうか。あの時は野茂フィーバーもあって開幕直後の落ち込みからそれなりに早く立ち直ったと思いますが、今度はどうなるのでしょうか。

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