2023年4月9日J1リーグ第7節ガンバ大阪対川崎フロンターレ観戦の感想
湘南戦のことは忘れて、FC東京戦の良いイメージを持って観戦に臨む川崎戦です。
今日の大阪は快晴。暑い位の気候の中キックオフしました。
序盤はガンバ・川崎双方が攻め合う展開が続きましたが、ガンバの入り方は悪くありません。最近は試合開始直後の失点が無くなり、内容でもコントロール出来はじめています。
そして前半の中盤くらいからはガンバが試合を支配し始め、29分にCKからダワンが頭で合わせて先制。身長を考えると異常にセットプレーでのヘディングが強いですよねえ。
さて前半は1-0のまま終了。ガンバとしては申し分の無い出来で前半を終えました。
そして後半開始直後の50分に、ワイドなパス回しからファンアラーノが完璧なゴラッソを決めて追加点ゲット! その前のパスワークは本当に素晴らしいものでした。
その後もガンバペースで試合が進み、川崎は車屋が2枚目の警告で退場したこともあり、川崎らしい攻撃が全く無いまま時間が経過していきます。
チョンソンリョンが落としてファンアラーノがこの日2点目ゴール!と思いきや、VARによってオフサイドの判定でノーゴール。このレビュー中に、見ているこっちがドン引きするくらい気落ちしているチョンソンリョンと、VAR中だからまだ決まっていないとばかりにセンターサークルのボールを後ろに戻すレアンドロダミアンが対照的でした。
結果としては2-0で試合終了しましたが、シュート数がガンバ 13、川崎 6、枠内シュートはガンバ 8、川崎 2と信じられないレベルで差が付いた内容でもありました。
正直、スコア以上に内容で川崎を圧倒するサッカーをしていたと思います。2-0では物足りないレベルであり、この辺はこれからもっと改善していけるでしょうし、ジェバリ、宇佐美が爆発すればこんなものではないでしょう。
川崎相手に内容でもスコアでも圧倒できた試合というのが、ちょっと記憶に無いくらいです。多分、西野時代までさかのぼるでしょうが、あの頃も打ち合い上等のサッカー同士だったので、ここまで抑え込めたこともなかったはずです。
むしろダミアン以外に気迫が見られず、気持ちがバラバラっぽくも見えた川崎が結構ヤバいチーム状態なのではないかと思ってしまうくらいのサッカーでした。逆に、そこまで追い込めたガンバが素晴らしかったということでもあります。
水曜のFC東京戦と、ガンバがやっていることは多分変わっていません。湘南戦も失点するまでは悪くなかったので、今のガンバに取っては先制点が生命線です。
そして忘れてはいけないのが谷晃生。先週の湘南戦ではミスから先制点を献上してしまい、大敗のキッカケを作ってしまったことはずっと後悔していたのかも知れません。試合終了直後にピッチに大の字で倒れ込み、その後は泣き続けてタオルでずっと顔を拭っていたのを見たときは、本当に報われた一勝だったと思いますし、今日起用したポヤトス監督にも感謝したいと思います。
チームとしてはまだまだ課題はあるでしょうし、まだリーグ戦は1勝しかしていませんが、ここまで明るく今シーズンに期待を持てる勝利というのは珍しいでしょう。本当にこれからが楽しみですし、これまで散々、攻撃的なサッカーについて批判的にnoteを書いた私が、ぐるんぐるんに手の平を返せることを楽しみにしています。
あと、13年続いたガンバTVでのたむらけんじ氏MC卒業記念マッチもありました。OBが駆けつけて笑いあり、笑いありの楽しい30分の試合でした。お膳立てされて後はシュートするだけの状況で振り抜いたシュートがクロスバー直撃で崩れ落ちたシーンは、まさに「持っている芸人」ならではのものだったと思います。
こういうイベントも楽しめた1日となり、今日スタジアムにいたガンバサポーターは誰もが満足した1日になったでしょう。
さあ次は15日のアウェイ京都戦です。既にチケット確保済みですので、初めて亀岡の新スタジアムでの観戦です。西京極よりは遠くなりますが、スタジアムが素晴らしいのでこれもまた楽しみですね。