見出し画像

アメリカ大統領選挙の延期は難しい

3月2日にこんな投稿をしました。

サンダースなり誰かが民主党の候補になり、本来は共和党を支持する人からの支持も得るようなブームを起こしたら、危機感を覚えたトランプ大統領が緊急事態だからといって選挙を行わず大統領選挙を1年先延ばしにするとか言い出したりして。

サンダースが民主党候補になる可能性はかなり減りましたが、バイデンが出てくると共和党の中でも中道寄りの考えを持つ党員は寝返りかねません。

そう思っていたら、ウォールストリートジャーナルでこんな記事が出ていました。

米大統領選の延期は可能? 権限握るのは議会
https://jp.wsj.com/articles/SB10371458858357054719804586272102100926040
本選の投票日を大幅に変更するには、議会の行動が必要となる。1845年制定の法律により、大統領選は11月1日より後の最初の火曜日と決められている。新たな法律が制定されない限り、大統領や州の選挙当局者が変えることはできない。

別にトランプの考えどうこうということではなく、単純に投票所での投票行動が感染を拡大させる可能性があるから出てきた記事ですが、第二次世界大戦中でも実施された大統領選挙を延期させるのは法的に非常に困難なようです。

ただ、もともと投票所まで行くのが困難な地域に住んでいる人も多いアメリカ大統領選挙ですから、ずっと前から郵便投票の仕組みは存在しています。

トランプ大統領が自分にとって有利なように(本当に有利になるかどうかは別ですが)、大統領選挙の延期を求めても、連邦議会だけではなく州議会・州知事・州裁判所との調整や戦いが待っています。このまま11月に大統領選挙が行われる可能性の方が圧倒的に高いでしょう。

ただ、そこでもしトランプ大統領が負けた場合に、色々文句を言うのは間違いないですよね。口撃するだけならいいですが、敵はおろか味方も予想しないような反撃方法をとりそうな気もしますが、その時に(バイデン)大統領はアメリカ国民を一つにして前大統領の攻撃に対応できるでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?