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流行に乗って使ったことがないClubhouseについて書いてみる
せっかくなので流行にがっつり乗って書いてみることにしますが、Clubhouseって本当に流行するんでしょうかね。私は今はiPhoneを持ってないので、例え誰かに招待してもらっても利用出来ないのですが、日本ではピカチュウしか居ない部屋とか出オチの大喜利みたいな利用のされ方もしているそうです。
これまでにも音声主体のチャットやSNSが全く無かったわけではないのですが、日本ではほぼ流行っていません。ゲーマーに人気のDiscordも一般人が使われてはいません。それは多分他の国でも同じでしょうけど。
車社会のアメリカだから運転しながら雑談している、という見方も出来るかも知れません。日本では多くの労働者は電車やバスで通勤していますので、まさか会話するわけにはいかないでしょう。
自宅でも日本と欧米では異なります。日本家屋は壁が薄く、隣の部屋の物音や声は聞こえやすくなっています。建築年代が比較的新しいマンション・アパートでも壁は大して分厚くありません。欧米の分厚い石やレンガで区切られた家屋とは全く異なります。YouTube配信だって同じ話ですが、隣家・隣室を気にせず利用出来る人はまま限られます。
ただ、そもそもClubhouseが目指しているところがどこかともかく、実際の使われ方は著名人がルームを作ってペラペラ話しているのを近しい人や意識高い一般人が聞いているのがほとんどでしょうか。だとしたら、ラジオ的な音声配信アプリでええやん、と思うのですが、招待制・実名制・アメリカのセレブが使っている、というところがアーリーアダプターには魅力なんでしょうね。
利用規約では録音や書き起こしは禁止されていると言っても、流している音声を別のデバイスでアナログ的に録音するなら誰だって可能です。それなりに知名度や立場がある人が、調子に乗って軽はずみな爆弾発言をやらかして、それを聴衆が勝手に無断で録音したデータをTwitterで流出して炎上するという未来が容易に見えていますが、そんな心配をする人はそもそも使わないはずです。
リアルの世界では言えないことはClubhouseに限らずネットの世界でも発言したらアカンのですわ。
流れる音声データに人間の耳には不可聴な音波を自動的に差し込んで、アナログ録音したらそこが拡大されて録音データが使い物にならなくなるような、VHS時代のコピーガードみたいなものがあれば危険は減るかも知れませんが、そんな技術もすぐにハックされるでしょうね。
ともかく、今後も利用が伸びていって普及していくとしたら、今のままの利用法では無理でしょう。Twitterの企業広報的利用のように、音声でのユーザーサポートを行うチャットボットみたいな感じになるんじゃないでしょうか。新サービスが当初想定していたものとは違う利用法で定着するということは結構あることですし。