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神明小網橋(思いやり橋)

木曽川は、岐阜県各務原市川島辺りで本流と南側の南派側に一度分かれ、一宮市木曽川町辺りで再び合流します。木曽川の中に川島という島があるとイメージした方が分かりやすいかな?

南派川にかかる橋の一つが、神明小網橋。愛知県江南市宮田神明町と岐阜県各務原市川島小網町を結びます。

橋の袂にある神社は、
未開発地区散策の拠点にしている
大明神社の裏側
橋の周囲は整備されていない樹木や藪で覆われる
愛知県側に残る旧小網橋の痕跡

2006年まで使われていた旧小網橋は、クルマ1台分の幅しかなく、中央にすれ違うための待避所がありました(一度に片側2台分)そこで、互いに譲り合わないと通行できないということで、思いやり橋と呼ばれ、ACジャパンの広告にも使われました(放送は中部地方限定らしい)

しかし、元々はケンカの絶えないケンカ橋と呼ばれていて、譲り合いを呼びかける地元のキャンペーン(小学生が中心だったそうだ)により、ケンカが減り思いやり橋と呼ばれるようになったのがホント。

新しい橋になったあとも、思いやり橋を愛称として引き継ぐことになりました。

橋のたもとから堤防の上を
西に一宮方向に延びる道。
逃げ水を観測しました。

この堤防は二重になっている内側の堤防で、江戸の前期に外側に御囲堤と呼ばれる堤防ができました。

こんもりとした河川敷の森の向こうに見えるのはくすり博物館
橋の東側も緑しかない
橋の下、堤防沿いに
サイクリングロード
サイクリングロードから
川の方に入ったところにある
護岸舗装
橋脚

橋や護岸工事の跡があるので未開発とは違いますが、殆ど人が出入りしないのでジャングルのよう。

これだけ自然が多いと昆虫などもいっぱい、のはずなんですが見当たらない。おそらく原因は川の状態。

干上がった南派川

水辺に集まる生物の勢いが強い地域なのに、肝心の水がない。梅雨になれば元に戻るかな?

それでも鳥は多くて、遠くで鳴くウグイスの声を聞きながら

ヒヨドリ
ホバリングしながら鳴き続ける
ヒバリ
シジュウカラ
カワラヒワ 

また、特定外来週のオオキンケイギクの繁殖も広がっていて駆除をやっていました。

橋の袂周辺で作業中
下から見る神明小網橋

すぐ西側にフラワーパーク江南。橋を渡って岐阜県側には岐阜県消防学校があります。

神明小網橋を渡って北上すると、木曽川本流にかかる各務原大橋です。



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