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村国神社巡り

岐阜県各務原市の苧ヶ瀬池の北に、村国神社があります。672年の壬申の乱で、尾張や美濃の兵士を集め大勝に貢献したとされる村国男依(むらくにのおより)が祀られています。この辺りがかって美濃国村国郷と呼ばれ、村国氏の本拠地だったようです。

村国神社社殿
今もも祭の奉納芝居、子供歌舞伎、講演などに使われる村国座、明治10年竣工

同時期に建てられた鵜沼宿の皆楽座によく似てる。

西隣には慈眼寺
村国神社と慈眼寺の間の道

右側の林の中には古墳が4基みつかっているそうですが、何の案内もなく入っていいかどうかもわからず。土盛らしいものがあるにはあるんだけど・・・

隣の道路から見る新境川と参道の橋

そこで、2023/11/25の朝に投稿した村国真清田神社。南東に5kmほど離れてますが、こちらも村国一族が創建した神社と言われています。

更に、愛知県江南市にある熱田社ですが

熱田社
大正時代の石碑

村国神社という名前も残っています

瓦にも村國

いくら調べても、この神社についての詳しい資料は出てこないのですが

この地域は、かって尾張国村国郷と呼ばれ、それが訛って明治の前には村久野村と呼ばれるようになったと言われています。
また、すぐ近くの音楽寺は前身を大乗院と言って、村国男依所有の寺だったと伝えられており、当時の瓦も発掘され、それが美濃地方で焼かれたものだとされてます。
村久野の村国神社が、村国氏に直接関係あったのか、土地の由緒に因んで後からつけられた名前なのかは分かりませんが、美濃の村国神社から頻繁に流域を変えていた暴れ川、木曽川を挟んで南に10km離れたこの地にまで影響があったのは確かのようです。

因みに、この地方でよく見る熱田社というのは(江南市内にも、もうひとつあります)熱田神宮に祀られる天照大神を熱田大神とも呼ぶことがある事に関係しているようです。

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