100歳まで生きること

僕の祖父は100歳をこえて生きた。生まれは明治。祖父は平成の亡くなっているが、今から数えれば令和、平成、昭和、大正、明治と5つ前の時代だ。

僕は、多分そこまでは生きないだろう。風邪はひきやすく、持病も持っている。ただ、大きな事故もなければ、そこそこは生きるだろうと思っている。そこで、100年生きるだろうと、念のため仮定している。いまもって半分にもは到達していない中、日々をダラダラと過ごしている。

昨今巷では人生100年などとも言われるようになってきた。色々な薬も出てきているし、健康を維持するための考え方も浸透してきてた。例えば、糖質コントロールなんてのも、その一つだと思う。雑穀が主食だった日本人が、糖質満点の白米を食べ過ぎたら不健康にもなるだろう。スマートウォッチなるものが出てきて、健康管理も大分しやすくなり、この分野もさらに発展するだろう。もしかすると、本当に100歳を超えて生きないといけなくなるかもしれない。

人生100年が声だかに言われるようになったのは、社会全体が個々に対して、そのように考え方をリセットしなさいよと問うているようにも映る。僕の父の時代の定年は65歳だった。父の場合は、その後知り合いの会社に誘われ、フルタイムではないけれど70歳を過ぎても働いていた。その前の時代の定年はもっと早い。そして、早々に70歳定年になると言われている。ともすると定年など、そもそも無くなる時代が来るのではないだろうか。

年金の状況から見ても当然そうなるのではなかろうか。2021年現在は二人で一人を支えているが、2026年になると1.3人で一人を支えることになるらしい。

今は自分で自分を支えないといけない時代なわけだ。勿論、ベーシックインカムなんて言う制度が出てくる可能性もあるので、絶対というわけではないとは思う。ただ、個人的には自分自身保証+ベーシックインカムなどの社会保障が組み合わさっているのが良いと考えている。なにしろ、人生何が起きても不思議じゃない。自分も保証の柱の一つであり、保障される対象でもある方が良いじゃないか。

さて、100年生きていくとなると色々変えていかなきゃいけないことがある。一番大きいところで言えば仕事かと思う。どう収入を確保するかということだけれども、どう衣食住を賄うかと言うことだ。会社や企業は残念ながら当てにならない。だってそうでしょう。定年制度があるのだから。そして、一部の企業年金がある会社以外は、なんの保障もしてくれない。会社で培った人脈などのリソースは、会社に帰属するものだから、定年するとほぼ役にたたないと考えておいた方が無難だと思う。役員にまで上り詰めることが出来れば、その限りではないが、、、。因みに僕はと言うと、30代後半でクビになって会社の外に放り出されてしまっている。結果、ここをどうするかとなってフリーランスになった(意図的ではない)。

そして、大切なことがある。それは趣味だ。これは絶対的に大切なことだ。まず100年という途方もない時間を埋める手助けをしてくれる。もしかすると、それが収入源になる可能性だってある。副業に昇華するにも、好きな事の方が良いだろう。同じ趣味同士の間柄が、人脈になることだってある。僕はちょっとだけ音楽をやるのだけれど、その仲間が仕事を紹介してくれたこともあった。

それから、考えてみると時間がたっぷりある。例えばスターになるような子は20代にはスターになっている。ロックスター、アイドル、漫画家、スポーツ選手、色々なスターがいるが、彼らが何年時間を費やしただろうか。20歳でスターになった人が、仮に6歳で何らかのことを始めたとして14年。ならば、30歳の人が100歳になるまでは70年ある。時間的には圧倒的じゃないか。スターになれるかどうかではなくて、形には出来るんじゃないかと言う話だ。そして、なにより楽しい^^

100歳まで生きること。3つのことを書いてみた。健康、仕事、趣味。今は、どうやってバランスを取っていこうか、弥次郎兵衛になって試行錯誤をダラダラと続けいている。

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